見出し画像

エッセイ『お好み焼きはおかずか論争の、その先』

関西人は、お好み焼きやたこ焼きをおかずに白飯を食べるという。
あなたは、お好み焼きの立ち位置をどのように捉えているだろうか?

私はというと、お好み焼きのおともに白飯は不要だが、
お好み焼きだけで立派な夜ご飯として成立する。

一方で、「お好み焼きなんて、ごはんじゃない」という声がある。
ランチならまだしも、夜ご飯にお好み焼きは違うというのだ。
理由を聞いても、「なんとなく」と答えられてしまった。

うどんもラーメンもスパゲッティも、立派な夕飯として成り立つ。
どれも、原材料は小麦粉である。
お好み焼きやたこ焼はというと、こちらも原材料は同じ小麦粉。

百歩譲って、たこ焼きは量が少ないからおやつ感覚だという主張は理解できる。
もんじゃ焼きがおかずにならないのは、聞かなくてもなんとなく分かる。
しかしなぜ、お好み焼きはダメなのだろう。

主食同士だからだというならば、
ラーチャーセットやパスタピザセットはどうなのかと問いたい。
それぞれが相乗効果を発揮しているし、満足度はかなり高い。
(もちろんカロリーも。大体において、満足度=カロリーなのだ)

お好み焼き論争は、永遠の課題である。
この問題が解決するまで、私は夜ご飯にお好み焼きを食べようと友人に誘いをいれるのを躊躇してしまうし、心ゆくまで堪能できないだろう。

どなたか、教えてください。

この記事が参加している募集

スキしてみて

少しでもいいなと思ったら、サポートいただけると嬉しいです!いただいたサポートは、執筆活動のために使わせていただきます!