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【50代の大学生日記 第18話】朝ドラと味噌とセメダインと

 今回はまとまりのない小ネタ集です。
 昨年1月末に会社を辞めて以来、失業保険生活者になった私ですが、先週いっぱいでとうとう失業保険の支給が終わってしまいました。「45歳以上60歳未満」で「勤続20年以上」で「倒産、解雇、一定の要件を満たす雇止めで離職された方」という条件を満たす私は「所定給付日数」が330日という最高待遇であるうえに、退職日がコロナによる「緊急事態宣言発令中」だったので支給日数のオプションまでつくという「上級失業者」待遇だったのですが今週から無収入。ということで明日からパートのおっさんとして働きに出ます。お仕事については、辞めずに続きそうなら、そのうち書きます。お楽しみに。
あっ、失業保険受給が終わったからnoteで有料記事を販売して収入を得ても誰からも咎められない。まあ売れないだろうから、今後も無料だな(笑)

 普通にサラリーマンしかも朝8時始業の工場勤めをしていると、NHKの朝ドラには縁がないのですが、私は単身赴任をしたときから、帰宅後に夕飯を食べながら録画しておいた朝ドラを見ることがルーティンになっており、『カムカムエブリバディ』も毎日欠かさず見ています。ルイの娘のひなたちゃんは私と同じ昭和40年生まれ京都市に住んでいる設定で、先週あたりは私が幼い頃の「関西の子ども」がリアルに再現されておりとても面白く楽しく見ました。先週の放送は高校3年生のひなたが太秦映画村のミスコンのポスターを見て「私の生きる道はこれだ!!」と応募を決意するところで終わりました。そこで思い出したのですが、私が高校を卒業した直後の「ミス映画村」は私の高校の同級生が受賞したらしく、それをきっかけに女優になり活躍していたことを最近Wikipediaで知りました。(現在はもう引退している模様) というのも、彼女は高校卒業後の春休みに「ミス映画村」に選出され、進学予定だった大学に入らず女優になったのだそうで、高校でウワサになったわけでもなく、芸名を聞いても誰だかわからず、まして私は男ばっかりの理系クラスだったので、たぶん喋ったこともない人だし、あまり興味がなかったのですが、まさか朝ドラで思い出すとは・・・・・・

 さて、私は下の13話や11話のように米麹を自家製し、その麹で白味噌を自家製するようになりました。で、今ある味噌は、まあ冬だから冷蔵しなくてもいいかと台所の室温で放置してあったのですが・・・・・・

だんだんと異臭がするようになり、かなりの刺激臭が・・・ゲホゲホッ・・・するように・・・ゲホゲホッ・・・どこかで嗅いだようなあの臭い、そうセメダインの臭いがするのです。こんなことってあるんかいな?と思い、ネットで「味噌 セメダイン臭」で検索してみると・・・・・・
おおっ! けっこう載ってる!
味噌のかきまぜ不足水分が多すぎることにより嫌気性の(酸素がなくなると活躍し始める)酵母である「産膜酵母」が増殖し、こいつが酢酸エチルという物質を作り出すからだとあります。酢酸エチル沸点77.1℃非水溶性揮発性低毒性の液体でシンナーや塗料やセメダインの溶剤として使われるそうです。なるほど溶剤だったら、この味噌を食べても口がセメダインを食べたようにネチャネチャにはならない。 (そういう問題じゃないだろう?)
どうも、味噌はまだ麹が活動中の「いきもの」なのに、タッパーに入れたままでしばらくフタを開けてかきまぜなかったため、酸欠になったのが原因のようです。
それはそうとして、この味噌は食べられるんかいな? といういちばんの問題について、いろんな記事を読んでみると、
対策1:フタを開けてそのまま放置する。酢酸エチル揮発性だから放っておくだけで揮発してなくなる。
対策2:そのまま味噌汁を作る。酢酸エチル沸点は77.1℃なので味噌汁にしたら蒸発してなくなる。
なんだ、そうだったのか。そのまま味噌汁にしてみたら普通に食べられました。きゅうりに味噌をつけて食べるには刺激臭が強すぎるけどね。まずはめでたしめでたし。
 この件を調べていて知ったのですが、いまや化学業界では史上空前の「酢酸エチル供給不足&価格高騰問題」にみまわれているそうです。日本は90%を中国からの輸入に頼っているのに対し、中国の電力制限&石炭不足により供給量が足りない状況のようです。しかも酢酸エチルに代わる非水溶性で低毒性で沸点が手頃な物質はなく、いろいろな産業に影響が及んでいるようです。そりゃたいへんだ!
おぉぉ、うちで生産した酢酸エチルを何とか使えないものか? まあ、高価な大豆を何時間も煮込んで、てまひまをかけて自家製造した米麹を原料にしてわずかばかりの酢酸エチルを作っても採算が取れるわけもないのですが、その気になればこんな化学物質まで自宅で作ってしまえるとは、バイオの力ってスゴい!! 
最初から最後までまとまりのない文章ですみません。次回をお楽しみに。



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