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ドーハを一人で観光した話

ハマド国際空港 着陸。

3:30着陸。
荷物を取ったり、スペインに着くまで込みでも最大の難関かもしれない入国審査を突破しても4:30
ホテルに荷物を預けに行きたいけど、ホテルまで行くメトロの始発は5:46。

いや〜〜暇。

とりあえずプリペイドSIMを契約しに行って(コロナ関連で証明用のアプリ-EHTERAZ を起動させないといけないので必須、街中で提示を求められる)35QR<1,306円>の最弱SIMを獲得。
有名な黄色いクマのいる免税店エリアは、出国後じゃないと行けないところなので時間の潰し方がわからない。留学用の荷物が詰まったスーツケースから目を離せないし、身動きが取れない。
ガードのおじさんに説明して出発ロビーに上がらせてもらって、机を発見。することがなさすぎてひたすら文章を打ってメモを書いて遊んでいた。

4:30くらいから夜が明けはじめて、車が通り出す。早起きな国だな〜と思っていたけど、どうやら日中が暑すぎて朝イチと夕暮れ以降が活動時間帯になるらしい。9:00になったら人が外から消えます。割と効率的な国。

コーヒーを飲もうかと思ったけど、SIMカードと同じくらいの値段するのでやめた。空港価格です。

メトロ で移動する

ホテルまではメトロ+徒歩で40分ほど。
始発は5:46に動くけど、6時台に着かれてもホテルの人困るよな…、開いてなかったらやだし…
と思って空港をうろうろして追加で1時間ほど潰し、6:30に出発。

てくてく駅まで行くと、メトロのお姉さんが切符の買い方からEHTERAZ(コロナ対策済み証明書アプリ)の起動まで全部やってくれた。それもお姉さんの電話番号で。なんて親切なんだ。これならSIM契約しなくてもよかったのでは…?

ちなみに切符はこれ。

1日乗り放題券-24時間使える

1日乗り放題券がQR6(222円)。安すぎない?
そしてどういう仕組みかわからないけど、この改札にこの紙のカードをかざすとゲートが開く。(裏でも表でも通れるので、何かをかざせば通れるのでは?と若干思っている、切符チェックの駅員さん乗ってきた時もあったし)

乗り換え駅を丁寧に教えてくれるお姉さん。
みんな優しい。

路線はRed, Gold, Greenの3つ。名前がシンプルすぎていっそ清々しい。

車両にはStandard, Family, Goldの3種類があって、Goldは専用のカードを持っている人用らしい。
Standardに乗っていたけど、男の人しかいないなあと思っていたら、女の人はFamilyに乗るのが一般的なようだった。確かにStandardの横に書いてあるアイコンは全部男性。彼らの同伴なしで外を出歩くのが良しとされない文化の名残だろうか。

乗ってはだめ、というわけでもなさそう(間違えてGoldに乗ってしまった時、駅員さんにStandardかFamilyに移動してねと言われた)だが、目立つ上にやたら見られる。
咎めるようなものでも、敵意を感じるものでもなかった。私が物珍しく車内を見回すのと同じ、ただ文化の違いを観察するような視線だった。

宿(キングスゲートホテル) に荷物を預ける

乗り換えを間違えつつホテルに着。7:30
安めのホテルを取ったから、やっぱり場所はあまり良くない。
開発エリアとの境目に立つホテルのようで、工事のおじさんたちがたくさんいた。
荷物は預かってもらえるようで一安心。翌日のチェックイン後も預かってもらえることを確認して、ようやく身軽に。

ダウンタウン で朝食を

11:00からアーリーチェックインができるよと言われたので、11:00以降に戻るつもりで朝ごはんを食べに街へ。

一駅だし歩いてみるかと思って歩き出したのが間違いでした。この間違いは懲りずに2日間で無限に繰り返すのだけど、なんせ暑い。
そして窓からの遮光に余念がないから、外から中が全く見えない。ゆえに開いている店が分からない。
ドアを開けてみる勇気が湧かず、道中のカフェを見過ごし結局一駅分歩き切ってしまった、疲労が半端じゃない。
データ容量節約中なので、GoogleMapもあまり使えず。開いてる店はないのか…!?

彷徨い歩いて、メトロ乗り換え駅であるMsheirebまで。

お店をチラチラ見ながらうろうろすること30分、ヒジャブを被った女性が2人出てきたお店を発見。疲労と空腹がMAXで、とりあえず飛び込んでみた。

モッツァレラトマトサンドとチャイ。QR61(2,257円)。たっか。
でもめちゃくちゃ美味しかった。沁みる…。
母上に冷たい飲み物の氷は気をつけなさいって言われたのでホットにしたけど、冷房効きすぎててちょうど良かった。

ちなみにカタールではセントラルヒーティングならぬセントラルコールドらしい。パイプで冷気を通して全館冷房体制だそう。
後に乗ることになるタクシーの運ちゃんが教えてくれました。
ホテルの冷房も19℃固定で凍え死ぬかと思った、温度変更できないし。

その後駅まで歩いている道でoak berryっていうアサイーボウルのキッチンカーを発見。これはもう1回食べようか悩むくらい美味しかった。
QR28(1,036円)。高いなぁ!

国立博物館-National Museum of Qatar に行く

ここは是非行ってください。
朝ご飯にありつけてから11時までまだ時間があったので、チャイをのんびり飲みながらチケットを予約。QR25(925円、学生料金)。このチャイと同じ値段か…。

意味があるかは置いといてアートな建物

建物が超かっこいいし展示もすごい、国の威信がかかってる。新しくてスタイリッシュな感じ。でもって子供が飽きずに勉強できそうな工夫もあって、観ていて面白かった。
入口がすごく分かりづらくて迷子になりながら到着、警備のお兄さんに手招きされたところでチケット購入画面を見せると、シールを渡された。服でもスマホでもいいからどこかに貼っとくらしい。これ再入場無限だしなんなら明日も来れるのでは…?
WEBで買ったチケットのPDFにはQRコードもついているのに一切使われなかった。

ハイテクなのにちょっと適当でいい国だな。
ここもメトロで行けます。メトロほんとすごい。

イスラム美術館-Islamic Art Museum を見る

さてホテルに戻って荷物を広げて、小休止。動く気がなくなる前にさあ第2の目的地へ!
Googleマップに臨時休業って出てたから嫌な予感はしてたんだけど、外観だけでも見られればいいやと思って突撃。どう足掻いても徒歩が近いので歩きチャレンジ。これが失敗。

なんでこんなに徒歩を推奨しないかと言うと、
①歩く文化が無さすぎて歩道も横断歩道も整備されていない。
②11:00-15:00はお店が閉まるくらい誰も外に出ない。暑すぎて。

①開発地区と隣り合わせのホテルなだけあって、歩道が道無き道すぎる。
めちゃくちゃ穴掘ってあるしDangerって張り紙と絶対危なそうな電気線があちこちに。途中で歩道が途切れても、後ろに戻るのも違う気がしてそーっと通る。
信号は押しボタン式だけどいまいち機能してなくて、車の信号を見ながら安全そうなタイミングでダッシュする。

②本当に誰も歩いていない。観光客向けタクシーが軽くクラクションを鳴らしてくるのは学んだけど、そんなことは関係なさそうなドライバーもこっちをガン見してるのを感じる。
すっごい見られてる。
最初は服のせいかな、女ひとりだからかな、って思ってたけど、途中で悟る。
この時間に出歩くバカがいるぞ、の視線だ。

この辺りで気付き始める、歩くもんじゃないんだな。
暑すぎるし早急に解決しないと異国の路上で脱水症状になる。倒れてもスルーされそう。とりあえずカフェかどっかで涼みたい、いやカフェは美術館までたどり着かないと無い。引き返そうにも道無き道を突き進んだせいで戻る道がない。
プッって鳴らしてくるタクシーに乗るか…?いやでもなんかどっか連れてかれたら嫌だしなぁ〜...。
その危機管理はできるのに歩いてみようと思うなよ、ほんとね。

命からがら見えてきた目的地はやっぱり閉まってるようで、とりあえず奥のカフェだけ目指してみようかな…と思ったところでUターンしてきたタクシーが窓を開けて「美術館は閉まってるよ!!」と教えてくれた。

あ、やっぱり?

観光タクシー に捕まる(拾ってもらう)

「イスラム美術館は閉まってるよ、奥の公演も閉まってるよ、車なら行けるよ!10QR!」
うーん微妙。正直暑いし疲れちゃってもう休みたい。とりあえず乗るか…。
判断が緩くなっているのは承知の上で、いざとなったらSOSボタンを押すぞの気持ちでスマホを握りしめる。
とりあえずスムーズにイスラム美術館の入口まで連れてってくれた、歩くとあんなに遠かったのに……。

遠い……


そこからは案の定観光プランのご案内。QR200で2時間のドーハツアーをしてくれるらしい。QR200=€50か。

嫌だな。

高い、いらない!と抵抗するもさすがにおじさんもめげない。QR140でいいと言われたけどいくらでもあんまり乗り気にはならない。メトロ使えば行けるもん(懲りてない)。
しばらくの攻防の末、わかった、この半分の島まででいい。€20しか今持ってないの。了解それで行こう。

正直€20でも高い、勉強料込みだなあ。
と全然乗り気じゃなかったツアーだったけど、なんだかんだ楽しかった。

なんせ自分じゃ絶対行かないようなスポットもいくつか回って写真も撮れたので満足。

ワールドカップのカウントダウン
謎のオブジェ
後ろに急にビルあるのちょっと日本っぽいね
おじさん

ありがとうおじさん。

カタールエネルギー社やら、1980年にはシェラトンホテルしかビルがなかっただとか、豆知識も貰いながらちょろちょろ観光できたのは楽しかったです。
でもずっと気を張っていたので疲れた。

スーク・ワキーフ-Souq Waqif を散策する

ここが1番行きたかったところ。
16:00からしか開かないというので、15:00に一度ホテルに戻って休憩。
17:00にもう一度出発。日が傾いて随分過ごしやすくなった、人も増えてる。

まずはAl AkerでKunāfah(クナーフェ)。
チーズの上にナッツやら甘いものやらを重ねたアラブの伝統的なスイーツ。

めちゃでかいところからヘラで切って2切れくれる。


2切れでQR15(555円)でした。多かったので、半分持って帰りたいって言ったら包んでくれた。次の日の朝ごはん。

散策してたら見つけた香水屋さんで可愛い瓶を発見。好きな香水を入れてくれるらしい。
嗅がせてもらったMoonの香りがすっごく好みで思わず買ってしまった。QR30(1110円)。

高さ5センチくらい、ちび瓶。


現金は€10札しか無かったので、ユーロで払ってQRのお釣りを貰う荒業に。レートが€1=QR3.65だったけど、.5は存在しない国なので、QR6をお釣りに貰った。0.5ちょろまかされたがこればっかりはしょうがない。

日が落ちてきたらご飯の屋台が出始める。
続いてはこちら、伝統的なクレープ。

広場に露店が出る

粘性がすごい生地を金属べらで鉄板に塗り広げていく。ヌテラ味かチーズ味が選べた。さっきのが結構甘かったので、チーズ味+卵+チリソースを。ヘラ1つで焼き上げていく様はまさに職人技!QR5(185円)。
さっきのお店で簡易両替をしておいてよかった!
紙皿に乗せて提供が作法のようだけど、私がカメラやらスマホやらで手が塞がっていたので、お皿を上手いこと折りたたんでくれた。クレープだ。

本当は他にも食べたいものがあったんだけど、現地通貨の残りはQR1。泣く泣く諦め、カードが使えたtea timeというチェーン店でスムージー的なものをゲット。1日目の〆です。

Souq Waqifキャッシュオンリーのところが多いので、現金をは持っておいた方が良い。
QRじゃなくても、少額のユーロがドルのお札があれば 、Souq Waqif内の両替センターで替えてもらえる!手数料も込みでレートも悪くない、しかも21:00まで開いてる。(円は取り扱いがなかったのでユーロかせめてドル。)

Imam Mosque を見る

ドーハで1番大きなモスク。
これまた電車→歩きorバスなのだけど、さすがに昨日の反省を活かしてバスを選択。
そしてバス停行った時点で確信する。Googleマップでは巡回バスのような顔をしているが、多分巡回してないな…要望があれば乗せてるだけだな…。
バス停の表示がある訳でもなく、7人乗りの大きめのバンが止まっているだけ。
行きは無事送って貰えたのだけど、これじゃ帰りは期待できない。

おわ〜大っきい。さすが国内最大のモスク。

写真を撮ってたら警備員さんにちょいちょいって手招きされて、「どっかの組織の許可がいる」と言われた。ちょっとあんまり細かいことは聞き取れなかったけど、どうやら一般開放という訳では無いらしい。送って貰った段階で、「なんでそこ行くの?」みたいな顔をされたのでちょっと嫌な予感はしていたけど、案の定入れなかった。
せっかく来たので外観の写真をいくつか撮って、さて。
時刻は12時。元の駅まで戻るのに20分。

バスを待つのは無謀っぽかったので、歩くしかない。タクシー拾ってもいいけど、観光客があまりいないエリアをうろうろしているタクシーはあんまり良くなさそうなので、徒歩を決意。(また??)外気温40℃、ほぼ無風。
幸か不幸か身体は頑丈なので、何とかそのまま歩けそうだけど、またしてもGoogleマップの選ぶ道がなんとも言えない。

絶対通り抜けちゃだめだよねこの施設…?スポーツ選手強化施設みたいなエリアのど真ん中の道を、あたかも関係者で住みたい顔して堂々と歩く。
声をかけられたらめいいっぱいきょとんとした顔をして謝るんだ…!!Googleマップの道通りに来ましたって言うんだ…!
何とか誰にも咎められなかったけど、すれ違う人全員に怪訝な顔をされた。そりゃそう。

Poop karakでお昼ご飯

半分くらいまで行ったところで運動パーク周辺のお店に到達。10分も歩いてないけどそこまでの攻防と道順に緊張しすぎてとりあえず休憩。お店の人にも店内のお客さんにも「どうして観光客の女の子が1人でここに…?」的に首を傾げられたけど、もう気にしたら負けの域まで来てる。
歩かないと帰れないんだこっちはよぉ!!

カタールでは有名な飲み物。強めのチャイ的な。

エネルギーチャージが済んだらあとひと踏ん張り。全然歩きたくなけど歩かないと死ぬ。仕方ない。
6車線の大通りを渡る最終難関に横断歩道があることを祈りつつ、途切れた歩道をダッシュで抜ける。こんなとこで轢かれたくない。
幸い整備されかけている道だったようで、割と歩きやすかった。
6車線を横切る最終チャレンジ。横断歩道は…ある。
押しボタンを押して5分ほど待ってみたが、反応する気配がない。
はい、多分歩行者が渡る用じゃないですね…。
こうなったら仕方がないので、車の信号の変わり方を一通り確認して、直進も右折車もいない瞬間にダッシュ!!!!

もうやめようこんなことって何回やるんだろうな……
5分以上歩きそうなところには歩いて行かないのが夏のカタールの攻略方法です。

カタラ文化村-Katara Cultural Village に行く

このまま一日を終わらせてたまるかの気持ちで、予定を組む時にまあいっかとスルーしたカタラ文化村へ。
結構楽しかった。暑いけど。
駅を出ると信じられないくらい豪華絢爛な百貨店が。怖すぎて一回スルー。
ぐるっと回るとプレゼント箱みたいな建物が。改修中。
何となくそんな気はしていたけど割とあちこち閉まっている。多分ワールドカップめがけて綺麗にしてるんだろうな。

奥の方のビーチ目掛けて移動。ゴルフ用の車みたいなので送ってくれる。

ビーチはこんな感じ。時間がもう少し遅いとアイス屋さんも開いてるみたい。

しかし遮るものが無さすぎて暑すぎる。最近死ぬほど聞いてる某グループの「見渡す限り灼熱の世界ohohoh~~~ 気分はどうだい?  常識そんなもん通じないぜ ここは ohohoh~~~ 愛の地獄だ🎶」が無限ループする。(Jr.あるある「よく聞いたら全く分からない歌詞」がこんなぴったりくることある???)

本当に観光地か疑うくらい人がいないので写真撮り放題。
私があまりに長々と撮ってるもんだから、写りこまないようにしてくれていた警備員のお兄さんをぴょこぴょこ出たり入ったりさせてしまった。

かっこいい

ところでカタールの人は写真に写りそうになるとさっと避ける。ヨーロッパの人は割とピースとか入れてこようとするので、ちょっと意外だった。

個人的ハイライトはこの豪華すぎるスーパー。マジでセレブの使用人みたいな人が買い出し来ててすげぇな…ってなった。私はQR1.75(65円)で水を2L分買いました。

すごすぎない?
ポテチを普通に売ってるの込みで面白かった。

今日の残りの目標はスーク・ワキーフでビリヤニを買って帰ることなんだけど、まだ15時。今行っても空いてないので、カフェで時間調節を。

もう1回! Souq Waqif

昨日買えなかったビリヤニを買いに。
一旦ホテルに戻って財布を回収、5ユーロを19QRに変えてもらって、いざ。
広場みたいなところでお惣菜を売ってる。

スプーンもくれる

せっかくなので、隣にあるいももちみたいなのも買ってみる。多すぎなので1/4量だけ売ってもらった。この融通が効くのがいいな。
ちなみにこのいももちは、シロップがけ揚げドーナツです。ギルティ。

美味しいんだけどね

ハマド国際空港 空港泊チャレンジ

さて、明日のフライトが8:15。チェックインが5:15だとすると、ホテルからメトロは無理。
じゃあもう空港行っとくか、と空港泊を決意。ホテルに荷物を取りに行って、このために手に入れたビリヤニを持って、メトロにオン!
何事もなくスムーズに空港につき、ダメもとで荷物を預かってくれるか聞いてみる。だめでした。

とりあえず机を確保してビリヤニを食べる。
めちゃくちゃ美味しい。スパイスがすごくて実質スパイスカレー。しかもお肉もガッツリ入ってる。これでQR10?やっぱり観光客向けのところだけ物価が違う。地元民が利用するところはめちゃくちゃ良心的な値段設定だ。

空港でビリヤニ。
お肉もゴロゴロ入ってて美味しかった!

かなり長い時間することがないけど、荷物があるから寝る訳にもいかない。
一眼で撮った写真を整理して、日記ノートを付ける。終わる。暇。
ド深夜まで起きてる友達とLINEをする。友達が寝る。暇。
WiFiを設定するついでにQatar Airwayのサイトに登録してみたり、色々こねくり回してみると、WEBチェックインができた。
届いたメールを読むとFast Baggage Dropなるものがあるらしい。カウンターに行ってみると、早いけどいいよと預かって貰えた。ありがたい。
外にいてもすることがないので、さっさと出国して免税店エリアに。

電球がめり込んでる熊

23:00くらいから1時間ほどうろうろして眠気が限界。奥の方のベンチで、リュックを枕にボディバッグを抱きしめて、念の為目覚ましをかけて仮眠。
決して危なくないとは言いきれないが、全員旅行者のこの空間で、荷物を身体から離さなければ基本的には大丈夫。
Sleep loungeなるものもあったけど、2時間で7000円以上取っていくスタイルだったので諦めた。
0時に寝てちょこちょこ起きて体勢を変えながら3時くらいまで寝られた。何とか回復。

ゲートは6:15まで出ないらしい。PC作業が出来そうな机を見つけたので、コーヒーを買ってこのnoteを打ち始めた。
6:20にゲートが表示されたので、指定のゲートに向かう。ちなみに徒歩15分かかった。広すぎ遠すぎゲートありすぎ。

ここまで来ればもうさすがに大丈夫かな。

8:15、無事テイクオフ。ようやく留学先に到達します。


まとめ

スペインへの直行便が高すぎるから、ドーハを経由する便取ったついでに「ドーハで一回降りたら料金変わる?」なんて思いついてしまったのが運の尽きでした。

取る前にちゃんと調べてないのが悪いんだけど、カタールに入国するのはスペインにトランジットするより面倒です。
カタールに「入国」さえしなければ、コロナ的には直行便と同じ扱いなので、スペインの入国要件さえ満たせば飛行機に乗れます。ワクチン接種証明書だけでクリア・PCR検査の陰性証明書を用意する必要なかったのに、、、
何事も事前調査はきちんとするべきだという当たり前の教訓が今更身に滲みています。

ガイドブックも買わずネットの情報だけで練り上げた杜撰な旅行プランと、値段優先で取ったホテル、重量ギリギリ(アウト)で計量されたら終わりの手荷物を抱えて、何も安心要素のないテイクオフ。

でもこんな機会でもないと中東に来ることなんてなかっただろうから、後悔はしてません。

生まれた時から空白の10年が終わらない私の世代は、発展していく過程を直に見たことがなくて。
今まさに何もかもが整備され始めた国の、その境目を(あくまで安全な都市の中ではあるけれど)歩いたこと。
日本とは時間軸も空間軸も、常識も違う国で、外国人をやったこと。

このあまりにも違う国と「地球」という括りでは一緒になる。
なんらかの共通項を見出すことが正解なのか、違いを違いのまま違うルールで生きていくのか。
難しいなあ、歩み寄り話し合いをする土俵にも上がらないんじゃないかと思うほど、異なる基準がそこにあるのに。

ただ、他の国に行けば行くほど、日本の均一性に感動するのは確かで。地方だろうが都会だろうが、水準が大きく変わることはなく、場所によって物価が違うなんてこともあまりない。せいぜい東京の家賃が高すぎるくらいで、でもそれだけ。
きっと今一番豊かな国の一つを訪れてなお、日本の豊かさが身に染みる。

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