のらにわ

気づいたら社会人になっていました。 旅行とカメラと準喫茶とカフェと読書と映画とエンタメ…

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気づいたら社会人になっていました。 旅行とカメラと準喫茶とカフェと読書と映画とエンタメと、ご飯とお酒とロックとジャズが好き。そう、ミーハーです。

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    2020/2/2~2020/3/23でドイツに留学していた時の日記を1年越しに投稿しています。

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意地をはって、よかった。

卒業間際の4年秋学期に留学行く人なんています?いません。 しかも大学生活2回目の。 消えてくれなかった心残り 2020年の3月末。抗うには重すぎた状況への悔しさと、それ以上に何も為せなかった自分への情けなさを握りしめて中断したドイツ留学。 この惨めさを見ない振りして、帰ってきてよかったのだと納得したくて、バイトにゼミに就活に、47都道府県写真撮って回るなんて決め打ちの遊びに躍起になって、気がついたら3年生の冬でした。 ままならない思いは何度もしたけれど、充実した大学生活

    • 全ジャンル箱推しオタクがようやく「ハイキュー!」で推しを決めた

      一人暮らししている家から1時間ほど離れた場所にある実家の父親に「家にあるハイキュー!の24巻から26巻を乗り換え駅まで持ってきてほしいです」とLINEをしてから3ヶ月。 推しが決まりません。 元々中学の頃にめちゃくちゃハマっていて、アニメ総集編の映画に何回も行った。 でも日向が強化合宿に乗り込むくだりが当時の私には耐えられなくて。実力不足の認知不足とか、それでもルールを破ってまでする行動力とか、それをしてしまうだけの自信とか信念とか。 安直な言葉にすると共感性羞恥だったの

      • どうやら、私『パンク・ロックが好きだ』

        どうやら私は、パンク・ロックが好きらしい。 年の瀬名物、音楽サブスクの「今年のまとめ」。 ストーリーズにスクショが並び始めたのを見て、自分のSpotifyを開いたら待ち構えていたように始まったそれ。 「お気に入りのジャンル」の一番上に堂々と鎮座していたのは「ジャパニーズ・パンク・ロック」の文字だった。 へぇ、私、パンク・ロックが好きなのか。 THE BLUE HEARTSのパンク・ロックが脳内再生されるのを、どこか他人事のように思ってしまった。 この「My Top

        • 懐かしむ場所|グランドシャトー 高殿円

          読みながら、笑みが溢れる本だった、泣きそうになる本だった。 ストーリーに感情移入するんじゃなくて、わたしの、物語として。 染まったなぁ。 前に誰もいないエスカレーターで、左に立った私をジグザグに追い抜いて行くおじさんを見送って、しみじみする。 過ごした時間はまだ関西の方が長いはずだけど、咄嗟に出るのは標準語になった。 それでも、こっちに来ることを「帰る」と言ってしまう。 大学入学で、家族ごと東京に越してはや5年。 もうこちらに家はない。 6年も単身赴任の父と、専業主

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          「リアルタイム名作」という初体験|『君たちはどう生きるか』を観た

          『君たちはどう生きるか』を観た。 面白そうだと思っていたわけではきっとなくて、ただ、「この時代に生きている以上、映画館で観るべきではなかろうか」という何とも言えない惰性で向かった渋谷。 仕事柄、流行りものを食わず嫌いするのは歓迎されないし。 観終わって端的な感想は、「普通に面白かったな」だった。 私の周りでは、わけわかんなかった・変な気持ちになる・つまらない、みたいな前評判が多かったけど、別に話としても面白かったと思っている。 眞人が自分の悪意の存在を受け入れたこと、そ

          「リアルタイム名作」という初体験|『君たちはどう生きるか』を観た

          コロナ禍で切り上げになった、ドイツ留学の話をする

          日本に帰ってきてから2週間、帰国を決めてからは半月が経つのに、なんとなく消化しきれていなくて、書き終わって長すぎて引いています。 2/2に日本を出発して、ドイツで留学をしていました。半年の予定を切り上げて、2ヶ月足らずでの帰国です。 送られてきた資料も碌に読み込まないまま、期末テスト終了2日後に飛び乗った飛行機。 不十分すぎる準備と無に等しい英語力のせいであちこち無駄な動きをしながら手続きを済ませ、生活を整え、授業に出て、真面目に復習をしたり。 ようやく生活のリズムを掴

          コロナ禍で切り上げになった、ドイツ留学の話をする

          何がちがうんだろう、を考えた。|女子大生2人、ツアーなしインド旅

          インドに着いて、ニューデリー駅に降り立って真っ先に思ったのは、「ああ、舐めてたな」でした。 本当に深く考えずにインドに来てみた自分を一旦反省。 卒業する前に旅行したいねって話になって、どこ行く?ってなった時、小さい頃に行ったきりのアジアに行ってみたくて。 アジアといえば。有名な国だし。 彼女くらいしか一緒に行ってくれる人いなさそうだったから、「普通にインド行ってみたいな」って送ってみたら「いいよ」ってテンポよく決まったインド行き。 「人生変わるらしいよ」「今更そんな驚か

          何がちがうんだろう、を考えた。|女子大生2人、ツアーなしインド旅

          空港にて。|スペインに留学する 0日目

          いつを1日目とカウントするのかわからない問題。 なんとなくついた日が1日目な気がして、でも今回はあちこち行ってから大学のある街に行くつもりだから……。 まあいいか。今21時だし。1日目という感覚でもない。 夜出発の便は、そわそわする時間が長過ぎてそわそわ疲れする。 早すぎる出国手続きが幸いして大変手持ち無沙汰なゲート前での待ち時間。 気疲れ度合い的にはお酒とおつまみで締めたいところだけど、着いて入国するまでは。横のおじさんみたいに缶の角ハイとcheezaで、という気分でも

          空港にて。|スペインに留学する 0日目

          ドーハを一人で観光した話

          ハマド国際空港 着陸。3:30着陸。 荷物を取ったり、スペインに着くまで込みでも最大の難関かもしれない入国審査を突破しても4:30。 ホテルに荷物を預けに行きたいけど、ホテルまで行くメトロの始発は5:46。 いや〜〜暇。 とりあえずプリペイドSIMを契約しに行って(コロナ関連で証明用のアプリ-EHTERAZ を起動させないといけないので必須、街中で提示を求められる)35QR<1,306円>の最弱SIMを獲得。 有名な黄色いクマのいる免税店エリアは、出国後じゃないと行けない

          ドーハを一人で観光した話

          3.神奈川県|フィルムで47都道府県一本ずつ撮る旅

          これも紅葉だ。 なんで行ったんだっけなあ、確か4人で行ったうちの1人が免許をようやく取ってドライブにすごく行きたがっていたような気がする。 曇り空+ライトアップが有名な紅葉スポットということで、フィルムカメラに全く向かない回だったのを覚えている。現像上がってきたの全部暗い。 案外紅葉は12月近くても行けるということを前回の日光で学んだ私。 神奈川住みの二人に紅葉スポットをお任せすると、選ばれたのは大山でした。 集合は本厚木。全員小田急線だからね! 小田急線って本当に偉い

          3.神奈川県|フィルムで47都道府県一本ずつ撮る旅

          2.栃木県|フィルムで47都道府県一本ずつ撮る旅

          なかなか休みの取れないバイト、束の間の荒れていない勤務中。 10月も末に差し掛かった頃、ようやくバイト先で受け持つ春秋恒例の大きなプロジェクトが終了。 ふと気づいたら冬がそこまで迫っていて、秋らしいこと何もしてない!と横にいた先輩に駄々をこねてみた。 じゃあ紅葉見にいくか。あ、お前も行く?(私)ちゃん〇〇に声かけておいで、とスムーズに人を集め、目の前のPCで「紅葉 10月末」で検索をかける(勤務中ですよ!とつっこむ権利は言い出しっぺの私にはない。でもせめてスマホにしようよ

          2.栃木県|フィルムで47都道府県一本ずつ撮る旅

          1.東京都|フィルムで47都道府県一本ずつ撮る旅

          1県目は東京都になるよね。住んでるんだもん。 思い立ってから機材を集めて、友達と遊ぶ約束があったから、スタート。 待ち合わせは確かお昼過ぎだったのだけど、ワクワク待ちきれず、 朝から日比谷駅に繰り出してみました。 当時は確か日比谷駅で降りるのも初めてで、東京駅を散策することもあまりなかったから、盛大に遠い出口から出て、迷子になってこの看板にもう一度帰ってきたのを覚えている。 この喫茶店はほんと、尋常じゃないくらいメニューがある。 よくぞこれだけ提供できるなあとシンプル

          1.東京都|フィルムで47都道府県一本ずつ撮る旅

          はじまり |フィルムで47都道府県一本ずつ撮る旅

          コロナ真っ只中の2020年10月に思い立った遊び。 なんだかんだ、ドライブの目的地に推したり、旅行で付き合わせたり、一人で行ってみたり、残すところあと98県になった。 9県あるから九州なんだよなあ、って当たり前のことを再確認しながら、(あとから友達に言われて確認したら8県でした!何もかも違う。)九州北部の旅に出発する荷物を抱えて行ったお気に入りのカフェで、お姉さんにこの遊びの話をしたら「ブログ書きなよそれ」と言ってもらった。から、一年半前に書いた下書きを引っ張り出してみまし

          はじまり |フィルムで47都道府県一本ずつ撮る旅

          愛をちゃんとは才能だ 「ひきこもりの弟だった」を読んで

          「この本を読んで何も感じなかったとしたら、 それはある意味で、とても幸せなことだと思う。」 そんな推薦文を読んで手に取った。 自分の感情豊かさに自信のない私はこの本を読んで何かを感じ取れるだろうか。そして、私が何も感じなかったとして、その理由はこの人が「幸せだ」という理屈に該当するのだろうか。そんな不安と共に。 読み終わって湧いたのは、少しのいたたまれなさとぼんやりとした安堵だった。 ああハッピーエンドか、まあ妥当で現実味のある落とし所だな、なんていつもはすっと引いた第三

          愛をちゃんとは才能だ 「ひきこもりの弟だった」を読んで

          ドイツに葉書を送れない。|戦争が、廊下の奥に立っていた

          この間、旅行先の高知県からハガキを出そうとしたら、郵便局のおばちゃんにごめんねえ、と謝られてしまった。 「今エアメールが届かへんのよ」あれドイツもやったやんね〜、と奥にいたお兄さんに確認したおばちゃん。咄嗟に理解できず、困惑が顔に出た私に「ほら、ロシアの上飛ばれへんでしょ」と続けた。 衝撃だった。 戦争が、廊下の奥に立っていたのだ。 葉書に言葉を添えて、アルファベットで住所を書いて、「Germany,」と「AIR MAIL」を目立つように。70円切手を貼って出せば、一週

          ドイツに葉書を送れない。|戦争が、廊下の奥に立っていた

          スペインに留学する。0日目-1

          もう昇華したと思っていた。 「ドイツ留学をコロナの影響で中断したことです」なんて就活の動画選考で挫折経験を要求された時のダシにできるほど。 向こうでリピートしていたbacknumberもaikoも怖がらずに聴けるようになったのに、乃木坂46のTender Daysを反射で飛ばす分だけ引っかかっていたことから目を逸らしていたかもしれない。奇しくも明日でドイツを発って2年になる。 早めに本格化した就活と、4年勤めるつもりだったバイトを辞めるという体力と精神力をすり減らした覚悟と

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