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祝!今シーズン初ゴール! 積上げられた連携 と もう一つのスタイル J2第2節ファジアーノ岡山1-1徳島ヴォルティス

 シーズン序盤の連戦で絶え間なく試合が観れる喜びと、noteを書く時間を上手く作れないジレンマに悩まされているnorainuでございます🐶

 2022シーズン開幕戦のnoteも多くの人に覗いていただきました。本当にありがとうございます<m(__)m>

 まさかここまで反響をいただけるとは思ってもいませんでしたので、めちゃくちゃ驚きました。そして嬉しかったです(*´ω`*)

 今シーズンもできる限りnoteを投稿していこうという気持ちになりました(`・ω・´)

 マイペースにやっていきますので、のんびりとお待ちいただければ幸いです。

今回のトップ画は私の急なお願いにも関わらず、twitterにてご協力をお願いさせていただいて快く提供いただいたtamuさんの画像を使わせていただきました。ヴォルティスのフラッグ好きです(*´▽`*)

その他にも多くの方から、リプをいただきありがとうございました。

norainuのnoteは皆さんに支えられて成り立っていると改めて実感致しました。本当に皆様ありがとうございました<m(__)m>

 さて、今回はAwayファジアーノ岡山戦で観られた、連携面についてと、もうひとつの今シーズンの特徴について試合を振り返りながら書いていこうと思います。

 今回も取っ散らかってますが最後まで覗いていただけると嬉しいです🐶

3人目って何よ?

はじめに

 開幕戦をHomeでスコアレスドローで勝点1を得た徳島ヴォルティスは岡山シティライトスタジアムでファジアーノ岡山との対戦。前節勝ち切れなかった分、今シーズン初勝利を目指す。

 対するファジアーノ岡山は開幕戦でヴァンフォーレ甲府をHomeで4-1の快勝。前節の勢いそのままにHome2連戦で2連勝を目指す。

両チームのスターティングメンバーは以下の通り

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 徳島は前節から1枚入れ替え右SBに川上エドが入った。これは、ルヴァン杯で素晴らしいパフォーマンスを示した為だと思われる。

 川上エドは今節PKを与えるプレーに関与していまったが、それ以外のプレーではしっかりと力を示した。

 対して岡山も前節から1枚の入れ替え。前節1トップを務めた川本に代えてM・デュークを起用した。

 結果から言えば、岡山が開始2分で徳島の後方でのビルドアップのミスをしっかり得点に繋げ先制。そして徳島が前半の内に1点を返し、1-1の引き分け。勝点1を分け合った。

 今節のnoteでは、『積み上げられた連携』『もう一つのスタイル』を中心に試合の解説を踏まえながら振り返っていこうと思う。

ミスから許した失点 と ミスから与えたPK

 嫌な事から済ませたい性格なものでまずはここから。

残念ながら徳島は今シーズン初の失点を喫した。それも、徳島サポであれば

『あぁ、またか。。。』

という、ある意味お約束のような形からの失点。このパターンは見飽きたと思うサポーターも多いだろう。こうゆうパターンは無くしてほしいものである。

では、何故このミス(失点)が起こってしまったのか?と、どうゆう選択をすればミスを防げたのか?をGIFを使って簡単にだが解説してみたいと思う。

『はぁ?単なる安部ちゃんのミスだろ!!』

という声が聞こえてきそうだが、ちょっとだけお付き合いいただきたい。

 実はこのようにいくつかのミス(準備・選択・技術)が重なっていた事がわかる。

 つまり、この現象(失点)が起こった原因は、『準備のミス(身体の向き・アングル)』、『選択のミス(パスの選択肢)』、『技術のミス(パスの強さ・方向性)』であったと私は考えている。

 直接的には安部のミスだが、チーム全体で防げたミスであったとも言える。

 とは言え、岡山のチアゴのシュートには賞賛を送りたい。決して簡単ではないシュートをしっかりと決め切る力は流石である。

 続いて、PKを与えてしまったシーン

このシーンも安部のミス(技術・判断)が大きなウェイトを占めるが、GIFのように他のミス(判断のミス)があったからこそPKを与えてしまったと考える。

 DF、特に最終ラインの選手が一番ケアしなければいけない場所は自身の背後のスペースを取られる事である。ボールにチャレンジ(奪いに行く・クリアに行く)時は必ず背後のスペースをカバーの選手が居なければならない。このシーンでは、安部がチャレンジを行ったのであれば、背後のスペースを誰か(この場合だと新井or内田)がカバーしなければならなかった。もしくは、新井がチャレンジして安部がカバーをする。

 そして、このシーンはもう一つの要因がある。それは、

『〇〇だろう』

『安部がクリアするだろう。』『ボールが外に出るだろう。』で、プレーを止めてしまった。(浜下がプレスバックが遅れてしまった原因)

 守備において、特にゴール前の守備においては『〇〇だろう』はしてはならない。常に『アラートな状態(警戒態勢)』でなければならない。気を抜いてしまえばこのような被決定機を迎えてしまう。

 私がこのような事を書いているのは、何も粗探しをしたいからでもなく、安部を擁護する為でもない。

 失点というのは、だれか一人の責任(原因)ではなく、フィールドに出ている選手全員の責任(原因)であるという事を再確認する為である。

 兎にも角にも、失点を少なくしていかなければ勝利を積み重ねる事はできないので、全員でゴールを守るという意識を常に持ってプレーしてもらいたい。

 与えてしまったPKはGK長谷川が見事にストップして失点を防ぐことができた。長谷川が全員のミスを全てチャラにしたシーンでもあった。

ありがとう徹!!

(PKについては閑話にて)

祝!!今シーズン初ゴール!!

 さて、どこぞのお局さんのように失点についてグダグダと書いてしまったが、ここからは楽しい時間の始まりです!!(*´▽`*)

 ついに、今シーズン初ゴール!!藤尾ありがとう!!

それではゴールシーンをGIFでどうぞ!!

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と言いたいところだが、ゴールシーンが生まれる少し前のシーンからご紹介したいと思う。これからご紹介するシーンはゴールシーンとほぼ同じシチュエーションであるが、決定的に違う部分がある。間違い探しの感覚で見てもらえれば面白いかもしれない。

では、まず32分のシーン

 中盤3枚(インテリオール・ピボーテ)の連携から、浜下がゴール前にクロスを上げたシーンである。素晴らしい連携からクロスを上げるに至ったが、相手DFにクロスを先に触られて藤尾までボールが届かなかった。

 そして、40分のゴールシーン

ナイスゴール!!(´ω`*)

いかがでしたでしょうか?上に挙げた2つのシーン。後方からの攻撃の作り方は違えど、浜下がクロスを上げる直前のプレーはほぼ同じ。クロスを上げる位置も、クロスボールの軌道もほぼ同じ。エドが外を回る事で相手SBが浜下に前からプレスに行けない状態を作っていた。

 では、何故32分のシーンでは藤尾にクロスボールが渡らなかったのか?40分のゴールシーンでは何故藤尾にクロスが渡ったのか?

 おわかりいただけただろうか?

クロスを上げる直前を示すと分かりやすいかもしれない。

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違いは、ペナルティエリアに進入している選手の数。

 32分のシーンは藤尾しかペナルティエリア内に居ないので、相手DFは藤尾のみを注意すればよかった。

 40分のシーンでは、白井がペナルティエリア内に進入しており、相手CBは白井と藤尾の両方を注意しなければならなくなった為、藤尾がフリーになった。

 逆に言えば、32分のシーンも渡井がペナルティエリア内に進入していれば、藤尾にクロスが渡ったかもしれない。ただ、渡井が悪いわけではなく、白井が凄すぎるという事も付け加えておく必要がある。

 GIF(もしくは映像)を見返していただければわかるのだが、右サイド(浜下)にボールが渡る直前の32分の渡井の位置と、40分の白井の位置は共にセンターサークル付近だった。白井はそこから猛スプリントでペナルティエリア内まで進入していたのである。

『白井永地は二人います(確信)』(`・ω・´)

そう言えるほど、この試合でも白井の運動量と運動の質が素晴らしかった。

積上げられた連携

 ゴールシーンを簡単に解説させていただいたが、ゴールシーン以外でも有効にボールを運べていた。前節のnoteに課題として挙げさせていただいた『アタッキングサードまでボールが有効に運べていない』を見事に克服していた。

 それどころか、相手ゴール前までの崩しまで行えるようになっていた。

いくつかのシーンを例に挙げる。

まずは54分のシーン このシーンは2つに分けて示す。

54分 後方ビルドアップからアタッキングサードへの進入

このシーンのキープレイヤーは渡井と藤尾である。渡井が空けたスペースに藤尾が降りてボールを受ける事で、左サイドで数的優位を作る事ができた。イメージを共有できていた素晴らしいビルドアップだった。

54分 アタッキングサードの崩し(3人目の動き出し)

際程のビルドアップで相手ゴール前まで迫ったシーンでの崩しの形である。ここでのキープレイヤーは浜下、白井、そして西谷である。惜しくも、シュートまで繋がらなかったが、このシーンも崩しのイメージを共有できていた素晴らしいプレーだった。

次に60分のシーン

 このシーンでも、イメージの共有(スペースの共有)と3人目の動きが見られた。最後の白井のシュートは枠を捉える事ができなかったが、そこに至るまでの見事な崩しの形だった。

 ここまで崩し切ってから初めて『シュートの質(決定力)』というモノに言及できる。シュートの質さえ良ければ、得点を奪えたとも言えるシーンだった。

 このようなシーンを沢山見る事ができた。GIFで示さなかったが、67分のエドのシュートに至るまでの左サイドでの作りと崩し、87分の杉森⇒櫻井⇒児玉のクロス⇒杉森(3人目の動き)も素晴らしかった。

 すべてGIFにするには時間が無く割愛させていただいたが、どのシーンもイメージの共有(連携)が進んだ事を示してくれた。

 このようなボールの運び方の質をもっと高めていけば自然とゴールを奪えるようになるはずである。今後のさらなる進化に期待!!

【閑話】PK(ペナルティキック)

 ちょっとGIFが濃くなってしまったので、今節のトピックスとしてPKについて少しお話したいと思います。

 今節岡山のPKをGK長谷川がストップしたわけだが、何故PKストップできたのかを私の経験を踏まえて私なりに説明したいと思う。

 ちなみに私は、今までにPKを外したことがない。(ドヤ)

まぁ、蹴った事も数えるほどしかないんですけどねw(*ノωノ)

PKが決まるシュートというのは、大きく分けて2つある。

①GKが届かない場所に、届かないスピードのボールを蹴る。

②相手GKと駆け引きをして、相手のタイミングをズラす、相手が動いた逆に蹴る。

②については、ルヴァン杯清水戦でPKを決めたムシャもコメントで言ってましたよね。(ムシャのPKは本当にお上手、しっかり相手を見てから逆に蹴り込んでます。)

①は、そこに蹴れればほぼ間違いなくゴールが決まる。逆に言えばGKはノーチャンスとも言える。ただし、そこに蹴る為には、かなりの技術と強い心が必要です。

つまり、GKからすれば①をされたら「仕方がない」と割り切れます。(だって届かないんですもの。。。)

なので、GKは②について気をつけるわけです。

具体的には、相手より先に動かない、相手が蹴ってから動く。

なぜなら、先に動いてしまって相手に逆に蹴り込まれたらノーチャンスだが、相手が蹴ってから反応すれば、相手のシュートのコースと、ボールスピードによっては止める事が可能だからです。

ズバリ!!今回GK長谷川がPKをストップできたのは、相手が蹴るまで動かなかったからです!!(`・ω・´)

え?そんなの見ればわかるって??

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まぁそうなんですが、そこに至るまでの駆け引きというか考え方が分かっていただけたらと思いまして。。。。

 ちなみに、私がPKを蹴る場合はタイミングをズラしたりなんて面倒くさい事はしません(`・ω・´)・・・・ムズイんですよ、タイミングズラすために蹴るの。。。

私の場合は、蹴る前に駆け引きするだけです(*´▽`*)  3分間クッキングより、簡単です。

まず、ボールをセットして助走距離を取ったら、ずっと右を見ます。あからさまに視線を右にしているのがわかる位わざとらしく振る舞います。そして、主審が笛を吹いたら、次は左を一度だけ見ます。

で、何も考えずに正面に思いっきり蹴り込みます(`・ω・´)←

GKが勝手に動いてくれます。もし、動かなくても、GKの頭の上を抜けますので必ず入ります。(どちらかに飛ぼうと重心を低くするのでGKの頭の上は反応し辛い)

とまぁこんな感じでPKの蹴り方や、考え方は人それぞれです。PKを見る時は色々な駆け引きに注目して見てみると面白いかもしれません。PKの蹴り方でその選手の性格なんかも感じ取れるので面白いですよ(*´▽`*)

なにはともあれ、徹は凄かった!!

あ、そういえばこの試合もう一つPKがありましたね。

うちのたぬきがやってくれました👏👏👏てか、すごない??

ヴォルタくんは①のタイプですね。強心臓で物怖じせず、自分に自信があるたぬきと見ましたw

流石うちのたぬき(*´▽`*)

もう一つのスタイル

 さて、誰も興味ないであろう私のPKの蹴り方なんかで文字数が増えておりますが、ここで今節の話に戻そう。

 徳島のスタイルは『ボールを握り、ゲームをコントロールする』というのが主である。開幕戦でも今節でもそれはブレることなく示してくれた。

 ただ、今シーズンはもう一つスタイルが見えてきた。

それは、相手を圧倒する『連続する攻撃』である。

攻撃の手を緩めることなく連続した攻撃を行うシーンが今節多く観られた。

それを行えた要因は『キリカエ!!』である。

『ボールを奪われても直ぐに奪い返す』だけではなく、『すぐに攻撃に移す。』というキリカエの早さがあった。

ここで少しキリカエについて説明しておきたい。

ダニ監督も頻繁に使う『キリカエ』という言葉だが、これには2つの局面がある。『攻撃から守備へ』『守備から攻撃へ』の2つの局面ともキリカエである。

以前から攻撃から守備へのキリカエは意識して行われていたように感じていたが、今は『守備から攻撃へ』のキリカエまで意識して行われているように感じた。

『ボールを奪ってからの速い(早い)攻撃』

これがもう一つのスタイルになるつつあるように思う。

それを感じたシーンを一つGIFで示す。

このシーンではボールを失ってからグループでボールを奪い取り、すぐさま櫻井のシュートに繋げたシーンである。このシーンの他にもボールを奪ってから早く攻撃に移る事が今節多く観られた。

ただ、勘違いしていただきたくないのが、ただ早く攻めるわけではなく、早い攻撃を選択肢に持つようになったという事である。無理に攻め急いでいるわけはなく、早い攻撃を選択肢に入れながら攻撃を組み立てている。

これまでは、ボール保持時の選択肢が

ボールを失わない > ゴールを目指す

だった判断基準が

ボールを失わない < ゴールを目指す

に変化してきたと考えてもらえば差し支えないと思う。

この判断基準がもっと正確性(早い攻撃を行うという判断をするのが間違いではないかどうか)が高められれば、

常に試合をコントロールし、よりアグレッシブで、より攻撃的なサッカーを体現する事ができるようになると私は考えている。

どうですか?

ワクワクしませんか?

私は今からワクワクしてます。

どんどん進化を続ける徳島ヴォルティスが、どこまで目指すサッカーを体現できるのか?今シーズンも楽しみです。

あとがき

 徳島ヴォルティスのサッカーはやっぱり面白い(*´▽`*)

もちろん勝てなかったのは悔しい。ただ、一戦一戦成長が目に見えてわかるのがそれ以上に楽しい!!

私と同じ様に感じている方も少なくないのではないだろうか?

ただ、そればかりを楽しんでいられないのもリーグ戦である。岡山戦後のダニ監督のコメントには気を引き締められた。

--引き分けに終わったことについて。
率直に悔しい試合だったと思います。なぜなら徳島ヴォルティスというチームは常に勝利を目指す、確実に勝っていくというチームであるので。前節に比べれば自分たちが支配して良い形で押し込めたので、こういう試合を必ず勝たないといけないなと思います。悔しい気持ちでいっぱいです。

そう。勝たなければならない試合だった。

開幕から2試合終えて、負けてはいないが、勝ててもいない。

『常に勝利を目指す、確実に勝っていくというチーム(`・ω・´)』

カッコイイ(*´▽`*)ダニ惚れてまうぞ。。。

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いかん。いかん。ホケーっとしとる場合ではなかった。

次節Home東京ヴェルディ戦。

勝ちましょう!!勝ち取りましょう!!

『何故なら私たちは常に勝利を目指す、確実に勝っていくというチームだからです(`・ω・´)!!』←言いたかっただけw

(やっぱ、カッコイイ。)

それでは、少し短いですが今回はこの辺で🐶

あ、3人目の動き出しの説明し忘れた。。。。まぁ次の試合も観られると思うのでその時でいっか(´・ω・)(すいません。時間が取れませんでした。反省)

今回も散っ散らかった文章を最後まで覗いていただきありがとうございました<m(__)m>また覗いていただけると嬉しいです。

P.S.

 DAZNの画角では観れない場所(エリア)が多くて、スタジアムに観戦に行きたい衝動が抑えられなくなってきました。今月中のどこかの試合に観戦に行けないかと画策中です🐶

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