積上げた2桁勝利!!最後まで徳島らしいサッカーを!!第37節1-0湘南ベルマーレ
norainuでございます🐶今回は色々思うところがありnoteを書きました。
トップ画は ランキンさん よりお借りしました。素敵な青空です。
2019年と同じ場所で観た景色はどんな感じだったのでしょう?最近サポになった私では想像できないほどの感情が溢れたのではないでしょうか?この地で勝利できたことは徳島ヴォルティスがまた一つ成長した証にもなったと思います。
今節は試合後に残念な事もありました。その事についても触れています。
取っ散らかった文章ですが、お時間がある時に覗いていただけると嬉しいです🐶
まえがき
今節のnoteは時間の都合(最終節ポカスタに行く為)により更新する予定はありませんでしたが、感じる事がありPCに向かっています。
試合の分析とか解説はいつも以上に簡略化しております。
私が今節感じた事も含めて書いていこうと思います。
はじめに
今節の前に非常にショックな事がありました。
湘南ベルマーレに所属するオリベイラ選手が急逝。
サッカーを愛する仲間が、そして日本でのプレーを希望してくれた若者が急逝された事に私も心を痛めました。
プレーを共にしていた湘南ベルマーレの選手・クラブスタッフ・サポーターの皆様、そしてご家族の心情を察すると心が苦しくなりました。
オリベイラ選手のご冥福を心よりお祈りいたします。
そんな中でもリーグ戦は無情にもやってくる。
今節のJ1リーグはすべて同時刻キックオフ。Jリーグの全てのチームが試合開始前に黙祷を行い、喪章をつけて試合を行った。
J1リーグも残り2節。残留争いをしている湘南ベルマーレと徳島ヴォルティス。両チーム負けられない試合。そして両チーム共にメンタル的にも難しい試合だったと思う。
今節のメンバーは以下の通り。
徳島は出場停止のジエゴに代えて田向。その他は前節と変わらず基本配置4-3-3で試合に臨んだ。
湘南は前節のベガルタ仙台戦での勝利の勢いを継続するかのようにスタメンの変更はなし。3-1-4-2の布陣でホームで徳島ヴォルティスを迎え撃つ。
今節勝つか引き分けるかで湘南は残留が実質確定する。徳島は引分け以下で今節降格が決まる可能性があった。両チームを共に負けられない試合となった。
結果から言えば、徳島が試合をコントロールし1-0で勝利。
今節のnoteは「スコアが動かなかった前半に徳島が何をしていたのか?」、「CKから何故得点が生まれたか?」を中心に試合を解説を交えながら振り返っていこうと思う。
動きが無かった前半
試合開始から驚いたのが、湘南のプレスの掛け方だった。私は、湘南はもう少し前からプレスを掛けて徳島にプレッシャーをかけるものだと思っていたので、湘南の試合の入り方には驚かされた。
湘南の2トップは岩尾のケアが中心で徳島のCBとGKにはほぼプレスを掛けていなかった。その為徳島はCBでボールを保持しながら湘南の守備を観察する事ができた。
徳島ボール保持時の両チームの基本配置
DAZN中継の映像では引いた画が少なく私の想像だが、湘南は守備時に5-3-2、攻撃時は3-1-4-2のような形だったように推察した。
それに対し、徳島はDFライン3枚(右の岸本上げ)プラス岩尾でボールを保持しながら、インサイドハーフの徳真とジョエルが湘南の2トップの脇もしくは、3センターの間に入りながら相手の守備の方法を探っていた。
前半はこの探り合いの応酬だったように感じた。
具体的に何を探っていたかというと①WBの裏のスペースをどのように守るのか。②徳島のSB(田向・岸本)に対してどのように対応するのか。の2点を確認しているように思えた。
GIF補足:湘南は32田中が中央のスペースを埋めるように振る舞っていた。これはおそらく、中央のスペースを岩尾に使わせないための決まり事だったのではないだろうか。32田中以外の湘南の選手はスペースを守るというよりも、人に対して守備を行う傾向が強かった。また、徳島は左は田向が低い位置で相手を引っ張り出してスペースを得ようとし、右は岸本・宮代が相手を下げさせてスペースを得ようとしていた。
このような駆け引きがDAZN中継の画角外で行われていたのではないかと想像する。湘南はどちらかと言えば、人に対して守備を行う傾向が強かった。
この駆け引きがあった事で、徳島は後半開始から攻勢に出る事ができたと感じている。
その兆しは前半の30分以降に複数回観る事ができた。
負けたくない(負けなければいい)湘南は試合の入りが消極的だったように感じ、勝たなければならない徳島は慌てることなく虎視眈々と機会を伺う。そのような形で前半の45分が終了した。
交代策とセットプレー
後半開始から前半の観察を経て攻勢に動いた徳島は前半と比べるとプレーエリアが明らかに変化していた。前半は徳島陣内でのプレーが多かったの対し、後半は相手陣内でのプレー時間を増やした。これにより、徳島のDFラインが上がった事で湘南の攻撃の機会も増えた。前半は止まっていた試合が後半一気に動き出した。
60分最初の交代策に出たのは徳島だった。徳真に代えて杉森、垣田に代えてバケンガを投入しシステム変更(4-3-3⇒4-2-3-1)を行った。
この交代は、両サイドの選手に幅を取らせる為、両サイドにアタッカーを配置する為、中央に宮代を配置し広いスペースを与え、リンクマン(繋ぎ役)として自由に動けるようにする為に行ったと考えている。
守備的な采配ではなく攻撃的な采配であった。
この選手交代、及びフォーメーションの変更後すぐに先制点に繋がるCKを獲得した。(前述したSBに対する守備の確認を行っていた事がこのシーンでも観られた)
このCKから先制点が生まれたわけだが、何故CKから得点する事ができたのだろうか?
デザインされたCK
先制点が生まれたシーンでいくつかの疑問点がある。①誰がサインを出したのか?②何故宮代がフリーの状態になったのか?
①誰がサインを出したのか?
CKは明らかに狙った形(デザインされた形)から得点が生まれた。デザインされたセットプレーを行う際に必要な事は、選手全員が準備した(デザインした)プレーを行う事を共通認識していなければできない。それにはサイン(号令)が必要である。このサインは誰が出していたのか?
あくまでも私の考察だが、
CKが始まる時のベンチからの指示ではない。(相手に気づかれる)
キッカー(岩尾)の指示でもない。キックまでの間隔が短かったのでおそらく違う。(岩尾がセットした後にゴール前の準備を始めると警戒される。)
ゴール前の選手が配置につく事でキッカー(岩尾)に知らせ行ったと思われる。
では、誰がゴール前の選手とキッカー(岩尾)にサイン(号令)を行ったのか?
おそらくだが、交代で入ったバケンガが行ったと思われる。(岩尾がCKに向かう途中でバケンガが左手を上げ何やら指示を行った際に宮代が下がっている事が映像で確認できた。岩尾も頷いているように見えた。)
これによりデザインされたプレーを行う事ができた。
なぜこのデザインされたプレーで宮代がフリーになったのか?これは、湘南のCKの守備の仕方を観て準備したものだった事が大きな要因である。湘南のCKの守備は基本的にマンツーマン(相手選手に対して決められた選手がマークに付く)だった。簡単にだがGIFで解説をする。
チーム全体で準備してきた形がゴールに繋がった。
【閑話】言葉の影響力
ここで、少し余談。
言葉には大きな力がある。我々指導者はライセンス受講時に「コミュニケーションスキル」というものを学ぶ。その中の一つに「言語教育」を学ぶ事になる。
例えば『敵』という言葉がある。皆さんはこれをどう読みましたか?『テキ』または『カタキ』と読む漢字です。
指導現場で『敵』という言葉は決して使いません。使ってはならない言葉です。
おそらく私と同世代以上の方は、スポーツ(部活動)をする時に『敵』という言葉で指導を受けていた方も多いと思います。(例えば『敵に勝つ為には敵より練習しなければならない』とか、サッカーで言えば『敵の位置を見ろ』『敵より走れ』『敵にパスを出すな』とか。)
今は必ず『相手』と伝えます。
何故だと思いますか?
本来スポーツには『敵』という概念が無いからです。競い合う『相手』は存在しますが『敵』ではありません。
そして、『敵』という言葉が持つ影響力を懸念しているからです。
どうしても『敵』という言葉には『恨み・憎しみ・怒り』のような感情が付いて回るように私は思います。
なので、『敵』ではなく『相手』という言葉を選択し伝えるようにしています。
は?何言ってんの?と思われるかもしれませんが、英語に置き換えると少しスッキリするかもしれません。英語で『敵』は『enemy(エネミー)』ですが、『対戦相手』は『Opponent(オポーネント)』となります。どうでしょう?印象が変わりませんか?
今回試合後に非常に残念な出来事がありました。内容は皆さんご存じかと思います。敬意を欠いた言動であり、到底考えられない愚かな行為でした。何故こんな事ができるのだろう?と考えた時に、
試合を行ったのが『敵』という認識があったからではないだろうか?
試合を行ったのが『相手』という認識であればこのような愚行は起きなかったのではないか?
私はそんなことを思いました。
この行為自体を擁護するつもりは毛頭ないが、このような愚かな行為を今後起こさない為にも、私が関わった選手達が同じような行動を行わない為にも、言葉はしっかりと選んで伝えていかなければならないと改めて感じた出来事でもありました。
それほど、『言葉』には影響力があります。
スポーツに関わる全ての人が、試合を行うのは『敵』ではなく、『相手』であり、同じスポーツを行う『仲間』であるという事を今一度認識し直さなければならない。今後このような愚行が無くなる事を切に願っています。
まとめ
今節も徳島は地に足をつけた徳島らしいサッカーを展開してくれた。
徳島は得点を挙げた後も慌てることなくボールを保持しゲームをコントロールしていた。湘南は試合終了間際に前線に人数をかけて多くのチャンスを作ったが、徳島は選手交代を上手く使い内田の投入で3CBにして対応した。
徳島はAwayで貴重な勝点3を手にして最終節まで残留の望みを繋ぐことができた。
厳しい状況に変わりはないが、最終節勝利して残留をつかみ取りたい。
あとがき
最後の方が走り書きのようになってしまい、すいません。得点後の事ももっと細かく書きたかったのですが、時間が足りずこのような文章になってしまいました。
冒頭にも書いたように、今節はnoteを書く予定ではありませんでした。理由は前回のnoteでも書いたように、ホーム最終節ポカスタに行くのでその準備の為(4日間ほど離れるのでその前にやっておかなければならない事もあったりと)、時間が作れない可能性があったからです。実際時間はなかなか作れませんでした。まだまだ未熟です。。
それと、もう一つ。湘南ベルマーレの選手が急逝されたからです。
本文でも書きましたが、非常にショックでした。
そんな事があった後の試合のnoteをどんな言葉で書けばいいかがわからなかったというのもありました。
ただ、試合を観終えた時に『書きたいな』と思ったので書きました。
そう思ったのは両チームの選手が悲しみに引っ張られる事無く素晴らしい試合を行ってくれたからです。
なので、【閑話】でも書いたあの件は非常に残念でした。
私はこの試合での徳島ヴォルティスの選手の振る舞いが誇らしかったです。
田向選手は交代時に一番近くのラインからフィールドの外に出ました。その他の選手交代の時も主審に促されるような事は無かった。相手からファールを受けても過剰に痛がる素振りを見せてピッチに倒れこんだりもしなかった。上福元選手もゴールキックをゆっくり行ったり、ボールの保持を7秒以上行ったりもしていませんでした。スムーズに試合を行っていました。
残留争いの直接対決で1点リードしているのに、時間稼ぎを行いませんでした。追いつかれたら降格が決まってしまう状況でです。
自分達の未来が掛かっている試合で普通こんな事できますか?
この振る舞いが、喪章をつけて試合を行った選手達が相手へ示した敬意だったと思います。
本当に誇らしかったです。
んーーーー。
なんだか全体的に湿っぽい文章になってしまって私らしくないので、最後はポジティブに(`・ω・´)
【閑話】でも書きましたが、言葉には大きな影響力があります。それは悪い事だけではなく、もちろん良い方向にも働きます。
沢山ポジティブな言葉を使いましょう!!
『勝ちます!!』ツイートの文化をもっと広げていきましょう!!
言葉と言えば、我らがキャプテンの憲さんは相変わらずキレッキレッです(`・ω・´)
見るがいい!!この圧倒的な文字数!!(公式コメントの引用です)
--特に前半の駆け引きは見ごたえがありました。どんな展開に優先順位を置きながらプレーしていましたか?
相手のプレスを見て、ある程度ボールを持てることはすぐに分かりました。ただ、ボールを持てたとしてもどこに穴があり、相手の守備の受け渡しを含めてどこに歪があるのかはポジションチェンジしながら試行錯誤しましたが、相手もかなり整理されていて効果的なボールの動かし方はあまりできなかった前半だったと思います。とはいえ、サッカーは90分です。相手が良いオーガナイズをする中でギャンブルのようなプレーを選択するのではなく、焦れずにプレーすればどこかでチャンスが来ると思いながら前半は様子も見ていました。それは、決して無駄ではありませんでした。後半、すぐ良い形で崩せる場面が出てきたので、前半のジャブが効いたところもあったと思います。
--CKから得点に至ったデザインプレーは完璧でした。練習でもゴールは決まっていましたか?
練習でゴール自体は決まっていませんでしたが、セットプレーに関しては前迫(雅人)という優秀なアナリストが徳島にはいます。常に相手の穴というかウィークポイントを研究し、僕たちにセットプレーの練習で提示してくれます。僕らはそれを体現できるかどうかが重要ですが、今日はそれがうまくいきました。また、前日のCK練習はもう少しセットした状態で行っていました。ただ、セットする時間を待つと湘南さんはセットプレーに対してアラートかつタフなので、気づきにつながる時間を与えてしまって狙いがバレてしまうかもしれないという話が前迫コーチからありました。なので、前日練習と今日で変わった点として、僕らは早くオーガナイズを作って少しクイックにボールを入れるという修正が今日入りました。そういったところでも前迫コーチのアラートさが得点につながったと思います。
--残留の可能性をつなげましたが、おそらく最終節は勝利前提で他会場の結果待ちという脚本しかないと思います。意気込みを聞かせてください。
今日は(ホームスタジアムの)ポカスタでパブリックビューイングをしてくれているという話も聞いていますし、現地に来てくださったサポーターさんも当然そうですし、DAZNを通して応援いただいた皆さんもそうですし、そういった皆さんに対して勝点3を取れたことは一定の満足があります。ただ、一方では何も得ていないという現状もあります。次は今年最後のゲームになるので、しっかりと勝点3を、ホームで、全員でつかみ取り、あとは天命を待つというところを目指して、再び1週間良い準備をしたいと思っています。
自分達を客観的に捉え言葉にする。凄すぎます。
これ読んだ後に私が試合を解説する必要ありますか?ってくらいの文字数ですw
というのは冗談で、憲さんは常に言葉を選んで発言しているのが分かります。
時には
『ん??憲さんどうゆう事??例えが高度過ぎて、なんのこっちゃわからん。(´・ω・`)』
という事もありますが・・・(笑)
なんか文章が取っ散らかってきたので、まとめると
って事です(`・ω・´)(無理やり終わらせた感。。。)
最終節みんなで徳島のサッカーを魅せましょう!!
それでは、今回はこの辺で。。。🐶
(なんか、憲さんをオチみたいに使ってしまったような気が・・・)
P.S.
12月4日は、『笑顔』でスタジアム行って、『笑顔』で帰路につきましょう!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?