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ウクライナでの合法的・商業代理母出産”レンタル子宮ツーリズム”!?

ウクライナの代理母ビジネスの現状

新生児2人を連れ出そうとした中国人留学生、国境で逮捕

中国関連ニュースを見ていて、最近、気になった事件の1つに、”中国人留学生が新生児2人を連れ出そうとしてウクライナ国境で逮捕される”というものがありました。3月17日付・大紀元ニュースによると、中国人男性2人は、代理出産で生まれた新生児をチェルニウツィの国境検問所からルーマニアに連れ出そうとしていたところ、必要な書類を所持しなかったことで逮捕されたようです。

この記事ではじめて知ったのが、ウクライナでは商業的な代理母出産が合法となっていることです。OBCトランスヨーロッパ(南東ヨーロッパ、トルコ、コーカサスに焦点を当てたシンクタンク)によると、多くのウクライナ人女性は、お金のために代理出産を行っており、民間の代理店やクリニックが代理出産サービスを提供し、いわゆる "レンタル子宮ツーリズム "に拍車をかけていると言います。この表現はかなり衝撃的です。というのも、この団体は、ウクライナの代理母出産ビジネスの現状に懸念を持っているからです。こちらは後ほど、紹介します。

本題に戻り、逮捕された男2人は「中国の知り合いからの依頼を受け、ある”ボランティアグループ”から代理出産の赤ちゃんを受け取った」としています。ウクライナの代理母出産業の主要な顧客が中国人と言いますから、本当に、両親の代わりに迎えにきただけの可能性もあります。ただ、この2人があまりにもわかってないような状況から察するに、単純に運び屋とされてしまった留学生・・・というところではないかという気がします。

ウクライナで代理母ビジネスが盛んになった要因

OBCトランスヨーロッパによると、2015年にアジア諸国が商業的な代理母制度を禁止し、外国人カップルによる搾取や仲介業者による悪用が露呈して以来、ウクライナの代理母制度は盛んになっていると言います。ウクライナでは毎年、代理出産で2000人の赤ちゃんが産まれており、依頼主は主に西ヨーロッパと中国在住者であるそうです。
盛んになった要因の1つは、欧米に比べれば安い費用があります。代理出産費は2万~3万ポンド(約312万~469万円、エポックタイムズ)や、平均価格を3万ドル〜5万ドル(約300万円〜500万円、OBCトランスヨーロッパ)とも言われ、この価格はアメリカの5分の1とされています。ウクライナの唯一の競争相手はグルジアとカザフスタンと言われますが、シェンゲン協定加盟国のビザが簡単に取得できるため、ライバルは存在しないと言います。

その他、OBCトランスヨーロッパが指摘する要因をまとめました。

依頼主側の要因:

  • 商業的代理出産が合法な他国に比べ、比較的安い代理出産費

  • シェンゲン協定加盟国のビザ取得が(簡単)可能

  • 夫婦は子どものウクライナの出生証明書を取得し、配偶者が子供の正式な親として認定される(代理母は子供に対する親権を持たない)

  • 代理母が子どもの引き渡しを拒否することはできない(ロシアをはじめ、他の多くの国は、このオプションがある)

代理母側の要因:

  • 代理出産がウクライナの平均給与の3倍(月平均280ユーロ)であるため、貧困から抜け出す手段として。

ウクライナでの代理母ビジネスの懸念点

ウクライナの代理母出産は、依頼主には、既婚カップルであることや、自然出産が不可能である証明等の条件が要求されます。ですから、代理母出産自体を否定するつもりは全くありませんが、デリケートな問題や出産という命がけの行動が伴うため、”ビジネス”として取り組める類のものであるのかという点には疑問が残ります。それは代理母が対価を受け取るべきではないという意味ではなく、ここに代理店業者が絡むことが適切かどうか?という意味です。

また、代理母出産を引き受ける女性が同時に引き受けることになるリスクを考えると、代理母側の要因が経済的な理由一択であり、貧困から抜け出す手段となっているのであれば、それは悲しいことです。

さらに、生まれてきた子どもに対して、代理母が一切の権利を持っていないことで、確かにトラブルは防げるかもしれませんが、出産後に気持ちが変わる代理母がいることを考えると、それもまた、代理母にとってはリスクだと思います。さらに、子どもに障害や疾患があったときに、引取を拒否する両親もいるそうですが、この場合でも、代理母に親権がないことで、引き取り手のない子どもは、孤児院に行くしかないという問題も出ているそうです。

後ほど、紹介するBBCの記事で、引っかかったのは、代理母の次の発言です。

「がんはストレス、治療中の出産はストレス、体外受精を繰り返してもうまくいかないのはストレスです。でも、(ウクライナ危機は)それとは比べものにならないんです」。

がん治療中の、体外受精と出産?

メインテーマがウクライナ危機の中の代理母ということもあり、記事では、触れられていないのですが、この女性は、がん治療を受けている最中に代理出産を計画していたようです。経済的に、治療に専念できない状態だったのでしょうか。自由意志で引き受けた仕事とは言え、経済的に他の選択肢がないのだとすれば、それはある種の強制労働ではないかと思います。
BCトランスヨーロッパによると、多くの国で、商業的な代理出産が違法とされているのは、”子宮を貸し出す”という行為が人身売買と同様の行為とみなし、女性の尊厳の侵害とされるためです。
また、2015年にアジア各国が代理出産を禁止した背景には、外国人カップルによる制度の搾取や代理店による乱用もあったとされます。マリー・クレール)。

代理母の引き受け条件に、年齢の上限があったものの、下限がなかったことも気になります。一般的に成年よりも未成年の方(年齢が若くなる方)が仕事のスキルや経験が十分でない傾向にありますから、経済的に追い込まれた未成年の女性の唯一の選択肢となる懸念もあります。

IRTSA Ukraine (国際補助生殖技術支援機構)の法学者、セルヒイ・アントノフ
は、「ウクライナの代理出産市場の3分の2は違法業者。ソーシャルネットワーク、インスタントメッセージサービス(Viber, Telegram)、求人検索プラットフォーム、あるいは地下街の広告スペースで代理母を簡単に見つけることができる」ことを強調しており、これには、ほぼすべての専門家が同意していると言います。それは、ウクライナの多くのクリニックが未登録または偽名を使っており、外国人カップル、仲介業者、または”即席の代理母は”、税金を払わないために、水面下で物事を進めているためだと言います。

このような状況を受け、2019年、ウクライナ大統領府子どもの権利委員会のミコラ・クレバは、代理母出産を未成年者の人身売買と比較し、ウクライナでこのような行為を禁止するよう求めたと言います。社会政策省も、子どもたちの親権侵害につながっていると明言したそうです。

しかし、一方で、この慣習の合法性を支持する層もいると言います。
ウクライナで代理出産が禁止されても、違法な形となって残るだけです。このような状況で最も弱い立場にあるのは代理母でしょう」(人権担当委員のリュドミラ・デニソヴァ)。

以上の話はパンデミックが始まる前のこと。パンデミックが開始した2020年以降は、さらに問題が複雑化していたようです。ウクライナ商工会議所によると、コロナウイルスによる自宅待機が始まって以来、100万人以上のウクライナ人が職を失ったと言います。国境が閉ざされた中で、生まれた子どもを引き取りにいけない、もしくは、新生児と共に外国人両親がウクライナから出られなくなった等の問題が発生する中でも、代理出産を引き受けることが経済的に必要な家庭もあったようです。そして、今回のウクライナ危機へとつながります。

ウクライナ危機と同時に、追加された新たな問題

さらに・・・”ウクライナ危機”が始まってからは、新たな問題が追加されてしまいました。第1に代理母がウクライナ国外に避難できないこと、第2に外国人の両親がウクライナへ入国し、新生児の受け取ることが困難になっていることです。代理母がなぜ避難できないかと言えば、商業的代理母が合法でない国に行けば違法になってしまうからと言います。商業的な代理母が認められた国でも、親権が代理母にある場合、養子縁組等の手続きが複雑になるようです。

とは言え、業者によっては、妊婦の安全のため、モルドバ(ウクライナの隣国)の首都まで移動させたところもあったようです。ただし、他の代理母と一緒に、小さなアパートに押し込められ、ベッドがないという状況にあったことを考えれば、緊急時とはいえ、妊婦の安全確保というよりは、新生児の安全のための非難をさせられたということかと思います。お腹の大きな妊婦にとって(特に普段ベッドで生活している生活圏の人にとっては)ベッドなしで起き上がるのは、大変なことです。
また、子どもや夫と離れての生活になりますので、ホルモン・バランスの崩れから、精神が安定しにくい時期を、初対面の妊婦らと過ごすと言うのも、想像以上に大変なことだと思います。

一方、キエフ残留組も危険と隣り合わせの生活を送ることになります。BBCの報道によると、地下にある保育所で、両親の引取を待っている新生児は取材当時、41人いたようです。そのため新生児をケアする看護師は、帰宅することもなく、24時間体制で多くの新生児のケアに当たっているそう。侵攻以来、危険を冒してキエフまで子どもを引き取りにこられた親はわずか9組で、5組が遠隔地からの引き取りを手配していると頃だと言います。
ウクライナ最大の代理店は現在、500人の代理出産者を様々な妊娠の段階で抱えていると言い、この状況が続けば、100人以上の新生児のケアが必要になるかもしれないと言うことでした。

記事はBBCのものですので、締め括りは「この戦争(ロシア)が悪い」と言うことになります。それは疑うことのない事実なのですが、ほとんど同じ状態がパンデミックのときにも起こっており、代理店業者の対策はその時とほぼ変わっていないようです。

コロナ禍でも起きていた”同じ問題”がそのままに

パンデミックが開始した2020年以降は、もともと複雑な代理出産の問題がさらに複雑化したーーと言っていたのは、マリ・クレール2020年5月17日の記事です。

”新型コロナにによって代理出産者が閉じ込められた代理母”や新生児のケアに当たる看護師の状況を紹介していますが、問題点は現在と変わらないようです。

  • 感染対策のため、出産まで家族から離れた土地で、共同生活を強いられる

  • 他の代理母と部屋をシェアし、共同生活をしている

  • ほぼ自宅に篭った生活

  • 外国人の両親の、新生児引取が難しい状況にあり、産んだ子どものことが気がかりになっている

  • 24時間体制で新生児のケアをする看護師は、保育所となっているホテルに缶詰

ウクライナ商工会議所によると、コロナウイルスによる自宅待機が始まって以来、100万人以上のウクライナ人が職を失ったと言います。コロナ禍であっても、代理出産を引き受けることが経済的に必要な家庭もあったようです。

ただし、代理店業者や病院等、代理母出産をビジネスとして営んでいる組織は、一時的に外国からの依頼を中止する等、両親が引き取りできないという問題にきちんと対応するべきだったのではないでしょうか。とはいえ、3分の2が違法業者ということであれば、リスクを最小限にしてくれるような緊急時対応は期待する方が無駄かもしれません。

違法業者が新生児を販売?

キエフの医療・生殖法センター所長兼設立者のセルギー・アントノフによると、この国では多くの代理出産業者が怪しげな評判を得ている」と言います
多くの代理店は母親と代理母の両方にとって公平な条件で運営されていますが、例えばBioTexComのように、多くのスキャンダルに巻き込まれている代理店もあると言います。
BioTexComは、最大手の代理出産業者の1つ。同社オーナーのアルベルト・トチロフスキーは、「何千人ものウクライナの新生児を海外に売ったことで告発されている 」ことを認めていますが、「子どもたちは外国人の親と遺伝的な親和性がある」とも言っているそうです。

「代理出産の権利を保護するウクライナの法律はなく、存在するのは契約だけですが、それは必ずしもすべての参加者の利益のバランスを保証するものではありません」(アントノフ)。特に、不確実性の高い状況下では、ただでさえ不安定なプロセスをさらに悪化させる懸念もあります。

ウクライナの現在の状態が長引けば、両親が引き取りにこられない新生児の数がますます増えていくことが考えられます。そのようなときに、保育所でケアしきれなくなった新生児の未来が心配されます。
そして、忘れてはならないのは、代理母に親権がないウクライナでは、引き取り手のない新生児を、代理母が育てるということです。お腹を痛めた子どもを他人の手に渡せるのは、その子どもが幸せになれると思える両親に引き取られるとわかってこそだと思います。

代理母も安心な妊娠生活が送れて、”両親”にしっかり引き渡しをできる環境を考えると、代理母が第三国か依頼主の国へ避難することが最も良いことかと思います。この場合、商業代理母を認めていないことや、親権の複雑化が問題視されているようですが、緊急時ということを考慮して、一時的な特例を認める等、妊産婦と新生児の心身の安全を第一にする配慮がされれば・・・と思います。

独り言

今回、”中国人留学生が代理母出産で誕生した新生児を連れ出そうとして国境付近で逮捕”という記事が心に引っ掛かったのは、北京オリンピックの直前に起こった”鎖に繋がれた8児の母親事件”があったからかもしれません。秩序のない社会では、弱い立場の人がより大きな犠牲が強いられることになります。本当に悲しいことです。

■中国・鎖に繋がれた8児の母親事件
女性や子どもの誘拐・売買と、中国の二元論社会ーー”8児の母親”事件
徐州・鎖で繋がれた女性を救え!:中国市民・ジャーナリストの調査力と勇気
中国国内で、オリンピックよりも関心を集めた、”人身売買の問題”

引用・参照記事

ウクライナ国境で見つかった新生児、代理出産の子=当局発表(2022年03月17日、エポックタイムズ)

ウクライナ国境で見つかった新生児、代理出産の子=当局発表(2022年03月17日、エポックタイムズ)
ウクライナ検察当局は、新生児2人を同国から連れ出そうとして逮捕した中国人男らは留学生であり、赤ちゃんは代理出産で生まれたと発表した。
中国人の男2人は14日、赤ちゃんをチェルニウツィ(Chernivtsi)の国境検問所からルーマニアに連れ出そうとしていた。赤ちゃんの身元を示す書類を所持していなっかたという。
検察当局の声明によると、赤ちゃんは昨年12月にキエフの病院で産まれた。逮捕された男の1人はキエフの大学に在籍する留学生だという。男2人は中国の知り合いからの依頼を受け、ある「ボランティアグループ」から代理出産の赤ちゃんを受け取った。
ウクライナは営利目的の代理出産を法律で禁じていない。毎年、代理出産で2000人の赤ちゃんが産まれているという。依頼主は主に西ヨーロッパと中国に在住している。代理出産費は2万~3万ポンド(約312万~469万円)と他国より安い。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、代理母に対してウクライナから離れるよう求める外国人の親が増えている。ただ、外国に避難した場合、代理出産は違法な行為として取り締まられる可能性がある。

エポックタイムズ(大紀元)

代理母出産の懸念点(2020年7月30日付け、OBCトランスヨーロッパ)

ウクライナは、代理母出産が合法かつ商業的に行われている数少ない国の一つです。民間の代理店やクリニックが代理出産サービスを提供し、いわゆる "レンタル子宮ツーリズム "に拍車をかけています。多くのウクライナ人女性がお金のために代理出産を行っているが、その対価は何なのだろうか。

2020年7月30日付け、OBCトランスヨーロッパ(南東ヨーロッパ、トルコ、コーカサスに焦点を当てたシンクタンク)

先日、キエフの医療・生殖法センターの代表が報告したように、2019年には数百人の子供が代理母出産で生まれた。公式な数字ではないが、今年も代理出産産業は止まらなかったと推測される。コロナウイルスの大流行や3月以降の制限措置にもかかわらず、フランス、オーストラリア、中国、スペイン、米国、イスラエルからのカップルがここ数ヶ月、あらゆる方法でこの国にたどり着こうとし、時には国境や首都で赤ちゃんと共に立ち往生することもあったという。
代理母出産とビジネス
2015年にアジア諸国が商業的な代理母制度を禁止し、外国人カップルによる搾取や仲介業者による悪用が露呈して以来、ウクライナの代理母制度は盛んになっています。ウクライナでは、合法・違法を問わず、生殖補助医療のための機関やクリニックの設立が急速に進んでいます。ヨーロッパのほとんどの国では商業的な代理出産を禁止していますが-法律は国によって異なりますが-、ウクライナではこの慣習は合法で、広く行われています。
現在、ウクライナは代理母出産が合法かつ安価である数少ない国の一つです。ウクライナの唯一の競争相手はグルジアとカザフスタンですが、シェンゲン協定加盟国のビザが簡単に取得できるため、ライバルは存在しません。
ウクライナの商業的な代理母制度は、家族法123条(2項)で規定されており、既婚の異性カップルのみが利用可能です。配偶者は自然妊娠が不可能であることを証明できなければならず、2人のうち少なくとも1人は新生児と遺伝的なつながりがなければならないこの法律は、実母の利益を保護するものではなく、主に代理母と夫婦の間の合意を規制するものである。夫婦は子供のウクライナの出生証明書を取得し、配偶者が子供の正式な親として認められ、代理母は子供に対する親権を持ちません。
この方法は非常に人気があり、多くのウクライナ人女性が代理母になることで貧困から抜け出そうとしています。しかし、その代償は?

代理母の選択
ウクライナでは、代理母出産サービスは、民間の代理店やクリニックによって提供されています。ウクライナ語、ロシア語、英語による数百のウェブサイトがあり、オンラインで簡単に見つけることができます。中には、優秀な医療スタッフや多言語サポートを誇るものもあります。しかし、多くのクリニック(未登録または偽名)、外国人カップル、仲介業者、または即席の代理母は、税金を払わないために、明らかに何か問題が発生した場合の影響を考慮することなく、水面下で物事を進めているのです。
IRTSA Ukraine (国際補助生殖技術支援機構)の法学者、セルヒイ・アントノフ
は、「ウクライナの代理出産市場の3分の2は違法業者。ソーシャルネットワーク、インスタントメッセージサービス(Viber, Telegram)、求人検索プラットフォーム、あるいは地下街の広告スペースで代理母を簡単に見つけることができる」と、強調している。これはほぼすべての専門家が同意している。
代理出産は、ウクライナの平均給与の3倍(月平均280ユーロ)であるため、ウクライナの女性は貧困から抜け出すために代理母になることが多い。しかし、平均的な報酬は、ヨーロッパの基準からするとかなり抑えられたものになっている(11,500から13,000ドル)。これは、外国人カップルにとって非常に利用しやすい要因になっている。なぜなら、すべてを含んだ平均価格は3万ドルから5万ドルと、アメリカやこの方法が認められている他の国の5分の1のコストです。

子宮を借りる”にはどんな条件があるのか?
まず、希望者はアンケート用紙に個人情報を記入し、手続きに完全な同意をする必要がある。基本的な条件は多少異なるが、一般的には35~37歳以下であること、すでに子供を1人以上出産していること、健康で冷静であること(禁酒・禁煙)などが挙げらる。法的な問題を弁護士がすべて処理した後、医療スタッフが標準的な診察を行う。将来の両親は、追加のサービス(例えば、出産の前後数週間、代理母と両親が宿泊施設に滞在することや、その他の特別な検査等)を追加することができます。他の多くの国とは異なり、ウクライナでは代理母が子どもの引き渡しを拒否することはできません(ロシアなどではこのオプションが提供されています)。

代理出産とパンデミック
商業的な代理出産は、女性の尊厳の侵害とされ、多くの国で違法とされています。女性の子宮を(安価な)レンタルサービスに変えることは、売春や、もっと過激に言えば、未成年者の人身売買に匹敵すると考えられているのです。

昨年5月、ウクライナ大統領府子どもの権利委員会のミコラ・クレバは、代理母出産を未成年者の人身売買と比較し、ウクライナでこのような行為を禁止するよう公然と要求しました。クレバによると、ここ数カ月で起こったように、外国人にこうしたサービスを提供することは、未成年者の権利侵害につながりかねない。コロナウイルスの流行に関連した制限措置のため、外国人の両親は、「何千人ものウクライナの子どもを海外に売買している」という疑惑など数々のスキャンダルに関与した大手生殖医療クリニック、バイオテクコムで自分の子どもの誕生を目撃することができないでいるのである。そのため、社会政策省は、このことがこれらの子どもたちの親権侵害につながっていると明言している。

しかし、人権担当委員のリュドミラ・デニソヴァは、この慣習の合法性を支持している。「ウクライナで代理出産が禁止されても、違法な形となって残るだけです。このような状況で最も弱い立場にあるのは代理母でしょう」。

代理母出産は、子どもはもちろん、代理母とその家族、夫婦にとっても大きなストレスであり、深いトラウマになる。このような身体性の重視は、女性をモノに還元し、妊娠・出産のリスクや健康被害(精神的、心理的なもの)を無視することになる。また、奇形や病気、障害を持って生まれた場合、赤ちゃんが孤児院に送られることも少なくない。カップルが子供を拒絶した場合、代理母は権利がないため、やりたくても何もできないのである。

https://www.balcanicaucaso.org/eng/Areas/Ukraine/Surrogate-motherhood-and-exploitation-in-Ukraine-203929

ウクライナ:代理母と両親にとって不可能な選択(BBC、2022年3月22日、ウクライナ危機に直面した代理母業)

(前略)スベトラーナさんと彼女の夫は、マットレスをアパートの廊下に引きずり出し、3人の子供と一緒にそこに身を寄せた。サイレンの音は絶えず、彼らは何日も眠れなかった。何千マイルも離れたオーストラリアで、エマ・ミカリフさんは必死にメッセージを送っていた。スベトラーナはエマの第2子を妊娠しているため、2人は親密な関係にある。ビラ・ツェルクヴァにロケット弾が落ちてくるとき、エマは怒りと無力感を覚えた。2人の母親は6カ月間、翻訳アプリを使ってチャットでやり取りしていました。子供の写真を共有したり、子供と一緒に焼くのが好きなものについて話し合ったり、パンデミックによる家庭教育のストレスに呻吟したりした。そして今、彼らは避難のコーディネートをしようとしていた。
「がんはストレス、治療中の出産はストレス、体外受精を繰り返してもうまくいかないのはストレスです。でも、(ウクライナ危機は)それとは比べものにならないんです」。
代理出産業者の助けで、エマはウクライナに代理出産をした他の2人の親と連絡を取りました。そして、3人の女性と10人の子どもを乗せたバスを見つけ、モルドバとの国境まで18時間の旅をすることになったのです。モルドバの首都に着いたとき、彼女たちは小さなアパートに押し込められた。ベッドが足りないと聞いて、エマさんは愕然とした。「妊娠中の可愛いスベトラーナが床で寝ていたんですよ」と彼女は言う。しかし、スベトラーナさんは、あまりにショックで、そんなことは気にも留めていなかった。彼女は夫をウクライナに残し、母親はドイツに逃げていた。母親から電話がかかってくると、彼女はただ泣き伏すだけだ。
「この戦争で家族がバラバラになるのはとても辛い。モルドバにいれば安心だけど、心はウクライナにある 」。
ウクライナでは毎年2,000人以上の子供が代理出産で生まれており、その大半は外国人カップル。ウクライナには約50の生殖医療クリニックがあり、多くの代理店や仲介業者が、”意図的な親”と呼ばれるカップルと代理出産を結びつけている。
ウクライナが人気なのは、代理出産に関する法律が整備されているため。英国を含む多くのヨーロッパ諸国では、代理出産をした場合、出生証明書に母親として記載され、代理母が結婚している場合は、夫が父親として記載される。しかし、ウクライナでは、代理母が母親と父親として記載されるため、赤ちゃんのパスポートを取得するのも、家に連れてくるのも容易だという。
エマとスベトラーナが利用している代理店は小規模で、現在9人の代理出産を管理しているが、ウクライナ最大の代理店は現在様々な妊娠ステージの代理500人を抱えている。
キエフにいる41人の新生児は、戦争によって世界中から集まった両親のもとへ行くことができないため、キエフに取り残されている。ロシア軍がキエフに砲撃する中、これらの子どもたちの多くはキエフの地下にある保育所で保護されている。
毎日多くの子どもが生まれているが、侵攻以来、危険を冒してキエフまで子どもを引き取りにこられた親はわずか9組しかいない。また、5組の親は遠隔地からの引き取りを手配しているという。
「このままでは100人の新生児を預かることになるかもしれない」。
キエフからウクライナ西部の安全な場所に移動させるかどうかで頭を悩ませているが、紛争地帯での移動にはリスクも伴う。
取り残された新生児が問題なのは、デニス・ハーマンさんだけではない。ナスティアは、2人の男の子と暮らすハリコフに家を買うために貯金をしていて、2度目の代理出産が終わろうとしていた。戦争が始まったとき、彼女は予定日まであと数週間というところで陣痛が始まり、数日後に双子を出産した。
「私たちはずっと防空壕の中の病院で過ごしていました。ハリコフは激しい砲撃を受けており、病院の地下はマットレスやベビーベッドで壁から壁までぎっしり埋まっていた。彼女は2人の子供と一緒に倉庫で野宿し、床に置いたソファーのクッションや、ファイルや書類で高く積まれた棚の下に寝た。
(中略)
一週間後、彼女は病院を出た。ハリコフはまだ攻撃を受けており、外国人の両親は双子を受け取りに行くことができなかった。そこで、ナスティアは代理店のスタッフ数人とともに、息子2人と生まれたばかりの双子を連れてウクライナ全土を回った。国境で両親のもとに双子を送り届けながら、ナスティアは双子の世話をした。それが1週間以上前のことで、それ以来、彼女は双子と連絡を取っていない。

エマは自分の望む家族を思い描くとき、キャンベラの自宅からシドニーの実家までのドライブを思い浮かべる。後部座席を覗き込むと、たくさんの子供たちがいるのを想像する。でも、今いるのは1人。「私の人生に穴が開いたような気分です」と彼女は言う。5年前、息子を妊娠中に子宮頸がんと診断された。(中略)息子が生後5週間のとき、彼女は強力な放射線と化学療法を開始し、生殖器にダメージを与えた。彼女は29歳で早期閉経した。
がんと診断されてからの5年間、エマは起きている間中、どうやって第2子を授かるか、そのことばかり考えていた。夫と一緒に13回の体外受精を行ったが、トラウマになるほどの高額な費用がかかり、最終的には妊娠できなかった。
「代理出産は、誰もが最初に選ぶものではありませんが、事前に深い喪失感を味わった結果なのです」。
エマと夫のアレックスは、利他的代理出産しか認められていないオーストラリアで代理出産を探すのに苦労していたとき、ウクライナの選択肢を聞いた。最初は躊躇したが、良い経験をした他のオーストラリア人に励まされ、決心した。
最初の代理出産では、2回の妊娠の試みがうまくいかず、さらに傷心したが、スベトラーナと出会い、彼女がすぐに妊娠したとき、ようやく戦いが終わったように感じた。
ウクライナ危機が始まる前の計画では、家族全員でウクライナに旅行する予定だった。エマさんは、スベトラーナさんと一緒に過ごして、生まれてくる子どもに生みの親のことを話してあげたいと考えていた。出産を1ヵ月後に控えた今、それは叶いそうにない。
しかし、戦争が代理母との関係をより親密にしている”両親”もいます。
クリスティン(本名ではない)は、侵攻の日に目が覚め、気分が悪くなった。彼女の代理母はウクライナ南東部のザポリジャーにおり、数日後、ヨーロッパ最大の原子力発電所がロシア軍に攻撃され、大きな話題となった。代理母のタチアナ(これも本名ではない)はその日、6歳の息子を連れてポーランドに発った。クリスティンは彼女の強さに驚嘆する。
タチアナに来英を提案した時、クリスティンは彼女がどう反応するか分からなかった。しかし、彼女は喜んだ。「来週にでも」。彼女は、内務省が代理母のために作った特注のビザを申請している4、5人の女性のうちの1人。
昨年1月、彼女と彼女の夫は、早産で生まれ、生後5週間で娘を亡くした。出産中、夫はクリスティンと新生児のどちらかという選択を迫られていた。再挑戦しないよう勧められた彼女だったが、再び妊娠し、流産してしまった。
今年1月、タチアナの妊娠が判明したが、それはあまりにも良いことだった 」と彼女は言う。日曜日にクリスティンはポーランドに飛び、タチアナに初めて会った。二人とも緊張していたが、ポーランドの医師が最初のスキャンの結果が良好であると言うと、リラックスした。今は、Google翻訳を駆使して、お互いを知ろうと頑張っている。
ビザは3年間有効で、クリスティン夫妻はタチアナが望む限り、子どもが生まれるまでずっと一緒にいるように勧めている。英国では代理出産は合法だが、英国の法律では代理出産者の名前がクリスティンの夫の名前と一緒に出生証明書に記載されることになる。その場合、法的な親権はタチアナからクリスティンに移さなければなりません。

もし、新生児が第三国で生まれたら、さらに複雑な法律上の問題が発生する。そして、スヴェトラーナ、エマ、アレックスはジレンマに陥った。モルドバでは代理出産は認められていない。もし、モルドバで子供が生まれたら、スベトラーナ(代理母)が法的な保護者になる。養子に出すこともできるが、そうするとエマとアレックスが子供を家に連れて帰ることができるようになるまで何年もかかるかもしれない。そこで二人は、スベトラーナが国境近くの街で出産する計画を立てた。
スベトラーナはウクライナに戻ることに複雑な思いを抱いています。「いたるところで銃撃があり、家は瓦礫と化し、ロシア軍は産院や幼稚園、学校を砲撃しています」。一方で、ウクライナの戒厳令で国外に出られない夫にどうしても会いたいという気持ちもある。
エマにとって、スヴェトラーナが戦地に戻るというのは受け入れがたいことなのだ。1年前の私だったら、「そんなことはしない 」と言っていたでしょう。なぜなら、それは私たちがやるべきことではないし、起こるべきことではないからです」。ひとつ問題があるとすれば、赤ちゃんの出生証明書が発行されるまでに数週間かかる可能性があることだ。もしそうなったら、エマとアレックスはどうすればいいかわからない。この戦争で、何千人もの代理出産者や妊娠を希望する親が、同じようにひどい立場に立たされている。

https://www.bbc.com/news/world-europe-60824936

代理出産は複雑だ-世界的なパンデミックも加わって(マリ・クレール、2020年5月17日パンデミック、BioTexCom問題)

代理出産は複雑だ-世界的なパンデミックも加わって
ウクライナでは、新型コロナにによって代理出産者が閉じ込められ、新生児が見捨てられた。妊娠37週目のアリーナは、キエフのアパートからあまり出ません。世界中で流行しているパンデミックにより、28歳の代理出産者は、現在閉鎖されている地下鉄やトラムに乗って市の中心部に行くことができない。時間をつぶすために、彼女は他の2人の代理母と共有している3つの寝室のアパートで、朝の体操、お粥、テレビという日課をこなしている。白い壁紙のアパートの25階で、灰色のアパートの列に面している。アリーナは、近所を少し散歩するか、近所のスーパーにアイスクリームを買いに行くときだけ、外出する。

ウクライナ人の2児の母は、3月上旬以来、自分の子供たちに会っていない。アリーナと外国人夫婦をマッチングさせたイスラエル登録の代理出産会社ロータスは、出産予定日の2カ月前に、アリーナが指名した医師に会わせ、2回目の代理出産の赤ちゃんを注意深く観察するようにと言ったのだ。コロナウイルスがヨーロッパ全土に広がる中、アリーナは4歳と7歳の娘を首都から南東に400マイル離れたメリトポリにいるパートナーの家に残し、12時間の夜行列車でドニエプル川沿いにあるポズニアキ地区に向かった。(中略)
新型コロナ関連の規制が3カ月目に入り、鎖国状態が続く今年も、数百人の赤ちゃんが代理出産で生まれているようだ。フランス、オーストラリア、中国、スペイン、アメリカ、イスラエルから来た親たちは、ウクライナに行こうとしているか、新生児を連れて国内に取り残されている。
外国人カップルによる制度の搾取や代理店による乱用を理由に、アジア各国の国が2015年に代理出産を禁止して以来、ウクライナの業界は繁栄している。
(中略)
アリーナさんは、タクシーの呼び込みやネット通販で月に300ドルほど稼いでいた。赤ちゃんが生まれれば、両親から1万5千ドルの支払いを受けることになるが、この金額は家族を養うために今まで以上に必要なものだ。ウクライナ商工会議所によると、コロナウイルスによる自宅待機が始まって以来、100万人以上のウクライナ人が職を失ったという。このお金で、彼女は家族のために家を買い、経済的な安定感を得ることができるのです。
アリーナさんがキエフに一時的に移住した12日後、ウクライナは外国人に対する国境を閉鎖した。赤ちゃんのフランス人の母親は、今月生まれてくる我が子に会えるかどうか、自信がないようだ。アリーナが所属する代理出産機関ロータスは、両親が出産時に会えない赤ちゃんのための手続きについてコメントを求める再三の要請に応じなかった。
一方、ウクライナに拠点を置く別の代理出産業者BioTexComは、国内最大手の1つで、キエフ郊外にあるホテル・ベニスで現在62人の赤ちゃん(を数える)の世話をしている乳母とマリ・クレールをつないだ。BioTexComは2016年からこのホテルを所有・運営している。そこでは、オルハ・クツのようなBioTexComが雇用した乳母が両親と赤ちゃんを見守り、家族に新生児の沐浴、食事、着替えの方法を教えている。パンデミック以前は、両親は新生児とホテルで過ごし、時には短い休憩時間でも乳母に預けていた。しかし、ウクライナでコロナウイルスが蔓延した今、クツの仕事は新たな局面を迎え、疲弊している。彼女はホテルから出ず、食事も睡眠もホテルでとり、親が外国にいる赤ちゃんの世話を長時間する。
フランス、ドイツ、中国、スペイン、ルーマニアなど世界各国から来た親から生まれた20数人の子供たちを見守る看護師チームの一員であるクツさん(34)は、「赤ちゃんは24時間ここにいるんですよ」と言う。フランス、ドイツ、中国、スペイン、ルーマニアなど世界各国から来た親から生まれた12人の子供たちを見ている看護師チームの一員である。入社2年半のクッツは、夜勤の後、3時間の仮眠をとることができる。そして、仕事に戻らなければならない。上司は「仕事が多すぎる」と言う。マリクレールの取材に応じるとき、彼女が会社のエージェントに監視されていたのかどうかは不明である。

同社はウェブサイトに宣伝写真を掲載し、託児料金を50ユーロから25ユーロに引き下げたとまで宣伝している。ある写真では、ライムグリーン、ブルー、ピンクの毛布に包まれた赤ん坊が3列に並んだ14台の透明なプラスチック製ベビーベッドの後ろで、7人の看護師がポーズを取っている。また別の写真では、幸せそうな看護師が2人の赤ちゃんを抱いてカメラに向かってポーズをとっています。どの写真でも、看護師は水色のマスクと濃紺の手袋をしている。
(中略)
オーストラリアのブリスベンから家族のいるフランスに飛び、キエフに間に合わせようとした。しかし、すべてがあまりにも早く起こった。ウクライナは国境を閉ざしたのだ。なんとか出産に間に合わせるために、電話やメールなどで作戦を練る日々。「キエフに行くための認可を得るために、フランス大使館、在フランス・ウクライナ大使館、フランス政府、他のフランス人両親予定者に連絡を取り、私たちが何をしなければならないかを確認しています」。

NGA Lawの不妊治療専門弁護士ナタリー・ギャンブルは、「コロナ禍で、多くの家族が同じような苦境に立たされています」と言う。コロナウイルスが蔓延し始めたとき、彼女はマリ・クレールに「数週間後には、渡航制限のために両親がウクライナに行けない子供が生まれるかもしれません」と話していた。

アリーナはパーキンソンと連絡を取り合い、出産には助けが必要で、一人ではできないことを伝えている。二人はViberで毎日メールをしている。ロータスは代理母と両親の連絡を認めているが、多くの代理店はそうではない
「みんなとても怖がっています。不安は私たちの精神状態にとダメージを与えています」とパーキンソンは言う。「赤ちゃんが数週間または数ヶ月間乳母によって世話をされることは避けたいと思っています」。

BioTexComはバラ色の絵を描いているが、「この国では多くの代理出産業者が怪しげな評判を得ている」と、キエフの医療・生殖法センター所長兼設立者のセルギー・アントノフは言う
「多くの代理店は母親と代理母の両方にとって公平な条件で運営されていますが、例えばBioTexComのように、多くのスキャンダルに巻き込まれている代理店もあります」と彼は付け加えます。最も悪名高い代理出産機関の一つです

BioTexComのウェブサイトに掲載されたインタビューで、オーナーのアルベルト・トチロフスキーは、「何千人ものウクライナの赤ちゃんを海外に売ったことで告発されている 」とまで認めている。(トチロフスキー氏は "子どもたちは外国人の親と遺伝的な親和性がある "と言っている)。

「世界的なパンデミックのような不確実性の高い状況下では、ただでさえ不安定なプロセスをさらに悪化させることになる。さらに、代理出産の権利を保護するウクライナの法律はなく、契約だけが存在するとアントノフは言う。「契約は、必ずしもすべての参加者の利益のバランスを保証するものではありません」。

アリーナと同じように、オレナは姓を明かさず、BioTexComの勧めに従って出産予定日の2カ月前にキエフに来た。3月に出産した。4月の取材時点で、彼女が身ごもったスペイン人夫婦は、まだ子どもに会えていない。両親の到着が不明なため、BioTexComのベビーシッターが赤ちゃんの世話をしている。
オレナに最後に話を聞いたとき、まだ給料は支払われていなかった。34歳の彼女は、家族から100マイル以上離れたキエフに滞在し、自費でアパートを借りて、支払いを待ち、手続きの終了を示す書類にサインすることを選択しました
(後略)

https://www.marieclaire.com/health-fitness/a32433196/surrogacy-covid-19-ukraine/

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