才能の正体は“集中力の質”インプット編
◾️インプットにも集中力は要る
「才能の正体は集中力の質である。」
これは真城教授が提唱した「集中力の質」理論の中枢にあたる一文だが、実際には集中力ではどうにもならない壁に直面する事が多々ある。
例えば、料理が全くできない夫がいくら集中した所で、ピータールーガー顔負けのステーキを焼く事は不可能だ。当然の事ながら集中力は、その人の潜在能力以上のものは引き出せない。私の経験上、それも100%には程遠く、60%から70%程度をコンスタントに引き出す事ができれば十分に有能だ。
つまり、その人の有能さとは2つの要素から成り立つ。
実力 ✖️ 出力
それでは、真城教授が言った「才能🟰集中力の質」は誤りか?私が思うに、実力を養う過程においても集中力は必須なのだ。つまり下記の様に言い換える事ができる。
実力(インプット) ✖️ 出力(アウトプット)
インプットとアウトプット、このどちらにも集中力は要る。
◾️岸あかりのケース
岸あかりは2010年の園宮製薬の撮影時、自らの集中力の限界値<100%>に到達したと言われている。世界でもトップクラスの実力(インプット)を有していた彼女が、それの最大出力(アウトプット)を発揮したのだから、佐久間威風が言う通り世紀の一枚が撮れていたかも知れない。だが、それは果たされなかった。
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