漫画家やクリエイターが、SNSをやらなきゃいけない理由。

漫画家のかっぴーです。ジャンプラで「左ききのエレン」、スピリッツで「15分の少女たち」原作やっています。

私は以前noteで「クリエイターはSNSをやる必要はないと思う」と書いた事があるのですが、最近になって「やっぱりクリエイターこそSNSをやったほうがいい」と考えを改めました。自分はSNSが流行る度に「一回やってみよう」と思う人間なので、最初からSNSに力を入れていたんですが、特に新人漫画家さんとかがSNSをやった方がいいとは思いませんでした。

私がやっているSNSを貼っておくので、良かったらフォローお願いします。

インスタ→ @kappy_japan

「SNSをどう使うか」の話は一旦しないでおきます。話始めると、それだけでビジネス書が書けるくらい長文になってしまうので。「どう使うか」うんぬんは置いておいたとしても「SNSに読者を集めておいた方が良い」と強く思うんです。「フォロワー」ではなく「読者」と書いた理由は、過去記事にあるのでよろしければ。

まずクリエイターには2種類いると思っていて、音楽アーティストなど演者が表に立つタイプ。そして、多くの漫画家のように作り手が表に出ないタイプ。ハードウェアとソフトウェアに例えると「ハード型クリエイター」「ソフト型クリエイター」と分けられると思います。

ソフト型の場合、ぶっちゃけ「顔を見せない方が本物感がある」と感じる人も多いかと思います。自分もそう思っていたので、なんやかんや宣伝などでいちいち表に出ていく自分がイヤだなぁと思っていました。

ただ、クリエイターが生み出す作品って、一生にひとつとはいかないじゃないですか。一生にひとつで豪邸が建てられる人もいらっしゃいますが、裏を返せばそういう人クラスじゃないと「顔を見せない方が本物感がある」なんて言ってられないと思う。どういう事かと言うと「既存ファンを、次の作品に連れてゆくには、ソフトだけでは足りない」と思ったんです。

PS5を持ってるから、PS5の新しいソフトを買う訳じゃないですか。クリエイターがハード側になれれば、そのハードの次回作を楽しみにしてもらえるはず。こう言うと「ジャンプで昔連載してた人が久々に新連載しても、気が付いて追うよ」と思うかも知れませんが、それは少年ジャンプという馬鹿強いハードに頼っている事なので、ほとんどの場合は難しいと思います。

本業じゃないと、結構「ジャンプ」とか「任天堂」とか、そういうビッグネームをイメージして考えがちですけど、漫画家の99%はジャンプ作家じゃないので、そうすると「あれ、昔好きだった漫画の作者、新連載してたんだ。気づいた時には打ち切りになってたわ。」というのが、めちゃくちゃあるんです。連載する媒体が変わったりもしますしね。そうなってくると、もう追える訳がない。

そんな時にSNSにフォロワーがいると、次回作の告知ができるじゃないですか。私は漫画家なので漫画を例に話していますが、モノづくりしている人全般に置き換えられる事かと思います。洋服だって、ビームスでポップアップできたら売れるでしょうけど、その後にECサイトで売っても来ないじゃ無いですか。ポップアップしてる時にインスタとかフォローしてもらわないと、覚えてもらえない。

この辺の話は、前々から思ってはいたのですが、もうひとつ重要な事に最近気がつきました。これが、数年前と今で一番変化したことかも知れない。

ここから先は

781字

¥ 390

サポートも嬉しいですが、よかったら単行本を買ってください!