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足助のおばさん 田舎暮らし 186

わざわざ「朝食に」と書いたのは、過去に「茶碗蒸し」というタイトルが存在していたからです。思いがけず、10年前の娘の誕生日の記述があって、感慨に浸ってました。

茶碗蒸しは、私の十八番メニューだったのですが、今食べているのは市販品のプラスチックの容器に入ったものです。退院後の食事をいろいろ試行錯誤して、仕事に復帰したころから私の定番メニューになりました。茶碗蒸しと納豆のミニカップというのが、私の基本的な朝食です。

ところで、うちのおばあさんは茶碗蒸しが大好物です。退院後、私が自分で作った記憶がないので、おそらく1年以上おばあさんは茶碗蒸しを口にしていなかったのでしょう。私が毎日食べる茶碗蒸しがとてもうらやましかったと見えて、2週間くらい前ついに、「お金を払うから、わしの分も買って来ておくれん」と私に訴えました。

まあ、それほど高価なものでもないし、そうするつもりではいたのですが、一応夫に(主夫は向こうですので)伝えました。律義な夫は、足助のスーパー・パレットで、似た商品を買ってきました。私は私で二人分買ってきましたので、冷蔵庫にはSo many茶碗蒸しが存在することとなりました。

ところで、今は3人きりの我が家の夕食ですので、おかずが残ると翌朝にそれを食べるということもあります。今朝は、昨夜夫が作った肉じゃががあったので、私は朝食に肉じゃがを食べ、1個だけ残った茶碗蒸しは明日食べようと思っていたました。雨降りに買い物に行くのが面倒でしたので。

すると、おばあさんが「お母さん(私のこと)、冷蔵庫にある茶碗蒸し、食べてもいいぞん」と、親切そうに言うのです。それはもともと所有権は私にあるのじゃないか、と、ちょっとイラっとした朝でした。

先週、映画「妻よ薔薇のように」について書きかけましたが、映画の中のお姑さんが、あまりにも長男のお嫁さんの味方のように描かれていて、そこだけ納得のいかなかった私です。(2018年5月31日 記)

(元ブログ 朝食に茶碗蒸し: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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