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足助のおばさん in 土佐 5

夫の友人の皆さんはこの日曜日ですでにお帰りになりました。同宿の方もいて、朝ごはん(ビュッフェスタイル)でご挨拶したりもしましたが、夫は夕飯に出かけるまで部屋にこもっていたのですれ違いです。
月曜日は、すばらしいお天気になりました。夫がホテルで買った傘と「卓」で貸して頂いた傘は二本ともホテルに置いてきました。「貸傘」として使っていただければ本望です。
月曜日はお休みの観光施設もたくさんあります。私は夫が行きたそうで月曜日も営業している「牧野富太郎植物園」と「高知城」をこの日のために残してありました。カーナビを「牧野富太郎植物園」と入れると東京にある小石川植物園も一緒に表示されました。練馬区立の植物園も今、観光で賑わっているようです。夫が「竹林寺」で検索して、と言うので従うと「目的地を高速道路上に設定します」と甲高い声で答えます。いや、そうじゃない、と再検索したところ、トンネルの中へ連れて行かれました。いやいやここも違う、と次は「五台山」で検索。旅慣れぬ二人連れがようやくたどり着いたのは広大な植物園でした。入り口近くに熱帯植物の温室があり、そこを通っただけで夫はもう帰ろうとしたのでした。いやいや、せっかく来たのだからと夫を連れて、牧野博士の銅像の前で記念撮影をしました。
飲食スペースが月曜のため一か所しか開いてなくて、そこも11時になると大勢の人で込み合ってきたため、高知城まで移動して昼食をとることにしました。さすがになじみの高知城では迷うことなく駐車場にたどり着きました。後払い式の受付をくぐってお城に入るとちょうどお役所関係の皆さんがお昼休憩に出てきていました。広いお庭にベンチと日よけが設置されていたので、セブンイレブンでお弁当を買って二人で食べました。昨夜豪勢に飲み食いしたので節約モードです。
高知城内に新設された「高知 近代文学館」では「誕生50周年 ベルサイユのばら展」として、生原稿が展示されていました。6月18日までの特別展です。
https://www.kochi-bungaku.com/exhibition/8389/
私も中学生の時友人から借りて徹夜で読んだものです。
そうこうしているうちに「満タン返し」をしなければいけない時間になりました。カーナビに頼っていると自分のいる場所が地図上のどの辺かがわかりません。高知市内から空港までの途中に指定されたガソリンスタンドがなかなか見えてこないので少し焦りましたが、夫は「旅慣れたツマ」に安心しているようなので不安なことは口にせず「バジェットレンタカー」で返却を終え、空港まで送ってもらいました。
翌日は朝一番で仕事に行くため、たまった洗濯物をかごに放り込み、安穏とした旅は終わりました。(終わり)(2023年5月23日 
 記)

(元ブログ 私的土佐日記 5: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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