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足助のおばさんと教育 12

関数電卓

関数電卓というものをご存知でしょうか。娘も息子も物理のレポートに必要だといって、それぞれ買いました。Σとかlogとかの計算ができる電卓です。
実は私も一つ持ってるんですよね。液晶の代わりに緑色に光る表示の、少し計算に時間がかかるところがレトロですが、今でも十分使えます。価格は私のも子どもたちのも同様に5千円左右でした。
何で文系の私がそんなものを持っているかというと、学生時代「測定評価」という授業があったのです。この授業は、1000人以上いた愛教大の同学年生のうちでも、私たち教育学教室とお隣の心理学教室の学生のみに開かれていた講義でした。
何を勉強するのかというと、「子どもの能力を正しく評価するための統計の取り方」、要するに統計学の基礎を学ぶのでした。この授業で私は、質問をいくつか並べて百点満点にすることの無意味さを教えられました。くもんのCMでも少しやってましたが、海外ではテストの評価の仕方は様々です。私が得た一番最近の情報では、中国では「百点満点」もあれば「120点満点」「140点満点」の時もあって、「ワーイ100点だ」と思ってたら150点満点の時もあったりするそうです。
幸い我が家の子どもたちはこの厳しい受験戦線を勝ち抜いてきましたが、点数だけが人生じゃないよ、と常に鷹揚に構えていた母がいたればこそではなかったかとも自負しています。(;^_^ A(2007年5月11日 記)

雨の日曜

今日は朝から雨降りです。さすがに今日は草刈もやれず、夫は横になっていびきをかいて寝ています。
私も先週の鬱攻撃が嘘のように元気になりました。7年前に入院治療をしてからは、一日中寝込むような欝はなかったのですが、私が寝ていても子どもたちが何でもできるようになっているので、おばあさんに対するも申し訳ないという気持ちが弱くなりました。その分復帰が早かったのでしょうか。
思い返せば5年前、子どもが名古屋の高校に通うようになってからこっち、私はリラックスするということを忘れていました。子どもが二人とも名古屋へ行くようになった3年前からは、中国語のレッスンにかこつけて、毎週1回は私が実家(日進)まで迎えにいってましたが、本当にあわただしい生活を続けていました。
あわただしいのは夫も同じ、子どもたちは実家に着替えを持っていって、毎日着替えて父親が来るのを待っているのでしたが、「ネクタイを忘れた」「ベルトを忘れた」と、子どものケータイに連絡のあることもしばしばで、そんな時はまた日進まで引き返すのでした。帰り道で気が付けばまだしも、足助へ帰ってから忘れ物の連絡が(実家から)あって、翌朝早く学校の前まで実家の父に届けてもらったこともあります。(さすがにそれは1回きり)。
一方で、夫は仕事の方は至極順調で、業界内外で高い評価を受け、忙しくなる一方でした。しかも土日は赤旗の配達と草刈。こんな雨の休日でもなければ、休息する暇はありません。
さて、今夜は新鮮なささみがあるので、普段はあまりやらないフライを揚げようと思います。年寄りがいるとどうしても油の料理が少なくて、ヘルシーといえば言えますが、毎度毎度きゅうりとカボチャばかりじゃね。(2007年6月24日 記)

(元ブログ 関数電卓: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)雨の日曜: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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