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足助のおばさんと介護 119

今日、おばあさんの米寿の宴の写真の見本ができてきました。ちゃんと写真屋さんに頼んで撮影したものです。

夫は、こう言うイエのイベント写真を撮ることが好きで、おじいさんが生きていた頃の金婚の写真とか、自分の還暦の祝いとか、全部写真屋さんにうちまで来てもらって記念撮影をしています。

おじいさんの遺影は、この金婚の時の写真を使いましたので、今回の写真はおばあさんの遺影に使われるのかもしれません。

葬儀場でお見かけする遺影は、普段着の方が多いですが、私の祖母は80歳を超えたある日、黒紋付で自ら写真屋さんに出向き、遺影にする写真を撮ってきました。凛としたいい写真が実家に飾ってあります。(2016年9月27日 記)

私は手を出しませんが、おばあさんの作る野菜は出来がいいです。

それは、いい苗を手に入れることで、大方の出来が予想できるようです。

素人の観察ですが、いい苗を育てることはそれだけで職業になるようで、隣の字にあるある農家では、苗を作ることを専業にしていました。おばあさんは「苗屋さんへ行く」と言ってはそのお家へ、キュウリやナスの苗を買いに行くのでした。もちろん運転していくのは私です。

野菜の種類によっては種から作るものもあるようですが、発芽からいい苗を育てるにはかなり専門的な知識と技術がいるようです。そのお家は、インテリの家系だったようで、ご子息は名古屋大学の教授でした。

教授だろうが何だろうが、苗を育てるのは畑ですので、定年を迎えた教授は、名古屋に本宅を構える傍ら、実家で苗の栽培を手伝っておいででした。

その教授が高齢の母上を残して急死なさいました。教授と苗屋の二足のわらじがたたったのではないかと憶測しています。(2016年10月22日 記)

(元ブログ 記念写真: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)苗屋さん: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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