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第99回全国高校サッカー選手権大会でみたいテクニカルなチーム3選
こんにちは。すけ~りょ★です。
サッカー選手権大会が各県で予選を繰り広げております。
昨年度の第98回全国高校サッカー選手権大会は静岡県代表「静岡学園」が優勝しました。
今年度はどのようなチームが出場し、優勝するのでしょうか?
個人的に全国大会で見たいチームを3チーム上げてみたいと思います。
〈第99回全国高校サッカー選手権大会でみたいテクニカルなチーム3選〉
1.静岡学園
2.昌平
3.興国
番外編 帝京長岡
【1.静岡学園】
おそらく、日本で一番テクニカルなチームだと思います。
技術に優れており、判断も早い。
ドリブルばかりと思われがちですが、ドリブルで仕掛けてくるポイントは大体決まっています。
ポイントとしてはサイドハーフの仕掛け、バイタルエリアでのキープ力です。
特にサイドハーフが強力で、サイドから仕掛けて崩すパターンが多いです。
もちろん、全員技術があるのでどこからでも点が取れる事は間違いないです。
近年の静岡学園でピックアップする事は技術ではなく、攻守の切り替えです。
技術に関しては今に始まったことではなく、昔からの伝統で、むしろ最近はこの技術を支えるための守備が強化されています。
ボールを自陣からつないでいくチームで大切な事はリスクを管理する事です。
ビルドアップの最中でボールを失ってしまった場合は確実にカウンターの餌食に会います。
この弱点を克服する為に徹底的に刷り込まれているのがこの攻守の切り替えであることに間違いはありません。
もし観戦する機会があればこのポイントを押さえてみてみると非常に面白いと思います。
【2.昌平】
近年の高校サッカーにおいて絶対に外すことのできないマストなチームは昌平高校でしょう。
第98回全国高校サッカー選手権大会では全国大会ベスト8と躍進しました。
そして、驚くことにこのチームの主力7人は2年生でした。
このような選手を擁する事ができる最大の理由は育成組織です。
昌平高校の下部組織であるFC LAVIDAです。
この組織の詳しい説明はまたいつかするとして、ここの育成は素晴らしいです。
※リンクだけ貼っときますね。
このラヴィ-ダと昌平高校の6ヵ年で育成された選手は素晴らしいです。
Jの下部組織を含めて考えてみても全国で最高クラスの育成をうけられると個人的に思っております。
鹿島内定 MF須藤直輝
鹿島内定 MF小川優介
新潟内定 FW小見洋太
福島内定 MF柴圭汰
2020年度のチームもすでにJ加盟選手が4名決定しており、選手層的には申し分ありません。確実に埼玉県予選は突破してくるでしょう。
【3.興国】
関西のバルセロナと言われているだけあってそのサッカーの源流はスペインにあるようなチームです。
戦術的に優れており、最先端のサッカーをしているチームという印象です。
プロ選手を数多く輩出(ヴィッセル神戸 古橋選手など)し、育成に定評のあるチームでありましたが、2019年まで無冠でした。
しかし、第98回全国高校サッカー選手権大会で悲願の全国大会に出場し、昌平高校に敗れましたが非常に大きなインパクトを残したと思います。
興国高校もJ内定選手が4名います。しかも3人が横浜Fマリノス!
マリノス内定 DF平井駿助
マリノス内定 MF樺山諒乃介
マリノス内定 GK田川知樹
金沢内定 FW杉浦力斗
マリノス内定の3人は来期加入の高卒ルーキーの中でも圧倒的スピードで内定を勝ち取った選手3名ですね。
これを含めて考えても興国の育成の素晴らしさがわかると思います。
ちなみに興国高校VS昌平高校のアルティマリーグを観戦させてもらったのですが、昌平高校に対する戦術が完璧で、昌平高校を圧倒していました。
多分、選手権で昌平高校に負けてしまったので徹底的に分析し、この戦術なら昌平に勝てる!というところまで落とし込んできたのだと思います。
この試合から見えた戦術で際立っていたのが高いDFラインです。
はじめはこんなにラインが高くて大丈夫か?と思っていたのですが、GKの田川選手の守備範囲がすごく広いので裏のスペースをすべて処理することができます。
このように、ラインの裏に出たボールをすべて処理できるGK田川選手がいることがこの戦術が成り立つ大きな理由です。
昌平は自分たちのサッカーを貫いてくるという予測の元、このようなハイラインかつショートカウンターを今回の基本的な戦術に当てはめたのでしょう。また、興国がこのサッカーを得意としていたいう事も大きな理由だと思います。
昌平は基本的にボールを丁寧に運ぶチームなので、パスやドリブルのスペースが消えてしまってすべてコンパクトな守備網に引っかかってしまいました。
加えて、樺山選手を起点とした攻撃から開始早々得点をします。これは本当にラッキーだったと思います。
昌平高校のGKがファンブルしてしまい、そのボールを9番竹森選手(この選手もプロの練習に参加しています)がボールを押し込んで得点に成功しました。
この後、昌平GKはイップスになってしまい、キックの精度も格段に落ちてしまった事から完全に興国ペースになったと思います。
後半は昌平高校も興国の高いDFラインの背後を狙ってボールを入れてきましたが、GKの守備範囲の広さとDFの守備の強さを崩せずに逆転することなく試合は終了しました。
この試合で思ったことは、興国高校と昌平高校の両チームは、現代の高校サッカーで一番最先端のサッカーであるという事。
そして、興国高校の3バックのシステムは国内屈指ではないかと思いました。
強豪ぞろいの大阪府大会を勝ち抜いて是非今年度も全国の舞台で興国高校が観たいですね。
【番外編 帝京長岡】
番外編で帝京長岡高校を入れておきます。近年、帝京長岡高校もテクニック重視の高校で、このチームのサッカーも非常に魅力的です。すべての選手に技術が備わっており、パワーもあります。いろいろな面でバランスがいいなと個人的に思っており、今年度の選手権でみたいなと思っています。
【まとめ】
ちなみに、今日あげたチームは、アルティマリーグという2020年に発足した新しいリーグ
で技術に定評のある日本の高校サッカーチームを集めたリーグ戦でしのぎを削って
います。ここのリーグはもしかしたら一番最先端のサッカーかもしれません。これから要チェックしてみてください!
現場からは以上でーす。
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