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優作とデ・ニーロに憧れて20年間俳優修行。スタニスラフスキー、リー・ストラスバーグのメ…

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優作とデ・ニーロに憧れて20年間俳優修行。スタニスラフスキー、リー・ストラスバーグのメソッドを通じ独自の演技システムを確立したりしなかったり。立ち上げた劇団での脚本・演出を経て、現在は小説、詩、童話、ブログも書くが、その実体は孤高の禅者であり、子沢山の父でもあるので大変です。

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  • 週刊【演技note】マガジン

    「演技の秘密」を解き明かすマガジンです。 俳優の卵さんやこれから演技に挑戦してみたい人はもちろん、一般の方でも、学校や会社でなにかを発表したり人前で話す必要があって、「なかなかうまくいかないなー」とか「もっとうまくやりたいなー」とか感じている全ての人にとって有益な記事を集めています。 このマガジンで「演技の秘密」を解き明かして、もっと自然でもっと自由な「新しい自分」を発見して、もっと楽しくてもっと「自分らしい」毎日を手に入れちゃいましょう。

最近の記事

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週刊【演技note】 Lesson①演技の効能

こんにちは。 nora3と申します。 普段は書き溜めた詩や、思いついた事をエッセイにして投稿したりしているんですが、noteのある生活にもちょっと慣れてきたので、そろそろ「演技」のことについても書いていこうかなと思ってます。 演技は、僕が読者の皆さんに提供できるスキルの中でも、一番おすすめできるものです。 なので、初の有料記事に挑戦です。 有料でも皆さんに喜んでいただけるのか、ちょっとドキドキですね。 早速ですが、どうでしょう皆さん。 「演技」って興味ありますか? ほと

    • 週刊【演技note】 Lesson④ 準備するための準備?

      はい。 2週間のご無沙汰でしたー。 nora3です。 先週は別件の創作仕事を大急ぎで仕上げる必要に迫られて、連載4回目にして早くも奥の手である秘技「休載」に逃避してしまい、大変失礼いたしました(土下座して泣いております)。 今後は甘ったれた生ぬるい精神をドブに投げ捨て、鉄の意志を持った優秀な連載マシーンとして、規則正しい投稿活動に邁進していく所存であります。 ドゾヨロシクです。 というわけで、演技、ですね。 前回のLesson③では、「俳優の仕事=準備すること」と題して、

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      • 【詩】 ある日の独裁者(昼食後に白い城で)

        私のこの判断が 何人の人を殺すだろう 私のこの判断が どれほどの悪夢を産むだろう       しかし私は 心を鬼にして 決めねばならない それを決められるのは 私だけなのだから       私はこの国の希望 私は威厳を保たねば 私は尊厳をもって言い放つ 進め同志よ あの丘を越え あの河を越え あの空の下の 人民を解放せよ       私は嘘は言わない しかし全ては語らない 全てを語ることは なにも語らないのと同じなのだ       だから私の言葉を 疑うなか

        • 週刊【演技note】休載のお知らせ(汗)

          えー。 タイトルの通りでございます。 「毎週日曜日に記事を投稿します〜」とのたまっておいての、この体たらく。 日本海溝よりも深く深く反省しております。 週末に急ぎの新規創作案件が舞い込み、なんとか早めに片付けて【演技note】を!と思ったのですが、これがなかなかに手強くて、このようなお知らせをするに至っております。 決して忘れていたわけではありません(汗)。 連載4回目にして早々の休載。 楽しみに待っていたみなさん、ごめんなさい。 来週日曜日には必ずアップいたしますです

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        週刊【演技note】 Lesson①演技の効能

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        • 週刊【演技note】マガジン
          4本

        記事

          【 詩 】 油性の日常から

          走り終わって その辺に座り なにかの拍子に ふっと顔を上げたりすると 油性の日常が くるりとはがれて つるつるとしたゆで卵のような 風景に囲まれていることに 気づく 一面雲に覆われた空の ほんの一点に わずかにのぞく 青空を見た 全てが雲に覆われても 厚い雲の向こうは いつも必ず 青空で 僕は ああいうところに たどり着きたいんだな と わかった

          【 詩 】 油性の日常から

          【 エッセイ 】 アタラシイオレ

          なかなかこまったことになった なにがそんなにこまったか 顔のこと である 本当に 昨日も今日も 俺は俺で 同じ顔なのだが しかしそれがどうも 同じじゃなくなってきたらしい 造形の話ではない と思うのだ しかし 造形自体違うんじゃないかと思うくらいに 日々 受ける印象が違うのだ 自分の顔を見たときに これはどういうことか考えた 考えたがわからなかった しかし毎日自分の顔を見つづけて だんだんわかってきた気がする ようするに こういうことなのだ 俺は なにかを一生懸命

          【 エッセイ 】 アタラシイオレ

          週刊【演技note】 Lesson③ 俳優の仕事=準備すること

          はいー。 一週間のご無沙汰でしたー。 nora3です。 この間の記事で、演技に向いているのは「環境の影響を受けやすい心身を持っている人」で、逆に人前で全然緊張しない人や、いつも自信満々な人はあんまり演技に向いていないんです、という話をしたんですが。 で、それでも僕らはみんな「自分以外」には成れない(演技は自分以外になることではないのです‥‥)のだから、向き不向きは実はどーでもよくって、向いてたり向いてなかったりする自分自身をコントロールして、うまく付き合ってやってくしかな

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          週刊【演技note】 Lesson③ 俳優の仕事=準備すること

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          【ひとりごと】 切る!絶対!

          ワタシの家はねえ。 ベランダからアレが見えるんですよー。 アレですよアレ。 夏の風物詩の。 みんなありたがって出かけていき 人混みに揉まれて ギュウギュウ詰めになっても でもどうしても見たいと切望して止まない あの花火ってやつが。 ワタシの住んでる街の夏祭りで 毎年上がるんですがね。 ワタシは出かけなくていいんです。 だってベランダから見えるんだから。 ええ、自宅のね。 風呂上がりの良い気分で 缶ビール片手に二階への階段をトントンと登り サッシと網戸を開けてベ

          【ひとりごと】 切る!絶対!

          週刊【演技note】 Lesson② 演技に向いてるのはこんな人!

          こんにちは。 nora3です。 一週間ぶりのご無沙汰ですね。 まあ週刊にしたので当たり前ですが。 さて。 一週間経ってみて、どうでしょうか? 前回は「演技の効能」と題して、「演技は俳優さん達だけのものじゃないよー」とか「演技は人生に直接作用する素晴らしいメソッドだよー」とか「学生や会社員のあなたも、演技でもっと自由になれますよー」とかいったお話をさせてもらったんですが。 どうでしょう? 観るだけでなく、「自分が演技する」ことに興味が出てきたでしょうか? 別に俳優を目指さな

          週刊【演技note】 Lesson② 演技に向いてるのはこんな人!

          【 本日の学び 】 亀

          洗足池で亀を見ていた 亀は亀らしくのんびりと 甲羅干しなどしていた 空気のにおいを吸うように 鼻を上空につき出し たまに首をかしげたりして そうしてじっとそこにいた そうして僕もじっとそこにいたから 僕は終日その亀の様子を見守ることとなった 日没までの間に彼がとった唯一の行動といえば 一度近所に住んでいるであろうおじいさんが 水面に浮かぶビニール袋を回収しようとしたのに驚き 思いがけない素早さで池に飛び込んで そうして3メートルくらい向こうまで えっちらおっちら泳いで

          【 本日の学び 】 亀

          【思考実験】 俺ってツイテる!

          突然ですが。 実際、毎日身の回りで起こる森羅万象というものは、自分の考え方一つで、いい事にも悪い事にもなるわけで。 なぜなら、全ての出来事には二面性があるからであって、なにが起ころうが、自分がラッキー!と思えばそれはラッキーであり、自分がヤベー!と思えばそれはヤベーのであり、ヤっちまったー!と思えば、ヤっちまっているわけである。 なるほど。 全ては自分のとらえ方次第ということか。 ならば、なにが起ころうが「俺ってツイテる!」と思えばいいわけだ。 ふむ。 やってみよう

          【思考実験】 俺ってツイテる!

          【 エッセイ 】 鳥たちの時代

          たまに行くスーパーがあるのだが この店はやはりたまに行くというだけあって 我が家から少し離れているわけなのだが それでもたまに行くからには そこにはそれ相応の理由もあるわけであって ようするに行ったら行ったで やはりそれはちょっとびっくりするくらいに 安かったりするのであった そういう店に今日も出かけていったわけであり 本日の特売品は数々あれど 鳥の大きな胸肉が二枚入って百円 という生肉売り場一押しの品には さすがに私もクラクラときて フラフラと2パックレジへと運び 二百円

          【 エッセイ 】 鳥たちの時代

          【 詩 】 石打つ親父

          夕焼けに向かって 石打つ親父 彼の金属バットが 金色にきらめいて 夕焼けに向かって 石打つ親父 バット振り回す彼の 3メートル横に建っている ビニールシートの家に 彼は住んでいる 夕焼けに向かって 石打つ親父 キンと鋭い音を残して 飛び去った石が はるか向こうの川面に 無数の同心円を描くのだ がんばれ石打つ親父 夕餉のしたくは済んだか がんばれ石打つ親父 親は子はつれあいは元気か がんばれ石打つ親父 突っ張る頭皮を夕焼けに染めて がんばれ石打つ親父 大事な手紙がそ

          【 詩 】 石打つ親父

          【 ひとりごと 】ゼロサムゲーム

          まず前提として。 地球には引力というものがあるから 地球上の物質は 勝手に地球の外へは出ていけない。 空気でさえも大気圏で留まっている。 ですよね? ロケットとか衛星とか たまに出て行く物もあるけど 基本的には出ていけない。 あってます? あってるとして ということは 太古の昔から この地球上で繰り広げられてきた 全ての生産活動 全ての作用応用化学反応 全ての質的外型的変化は 膨大な量ではあるが しかし実は同一の 物質群の使い回しによる リサイクルであった とい

          【 ひとりごと 】ゼロサムゲーム

          【 ひとりごと 】あなたそれレンタル品ですよ。

          あたりまえの事を書きます。 ハダカで生まれて ハダカで死んでいく なにも持っていけない ということは 全部借り物なんだなぁ ということ。 毎日あくせく働いて お金を貯めて ずっと欲しかったナニカを 手に入れて これでコレはワタシのモノ コレは私の宝物 大事に大事に抱え込んで 誰かに奪われないように 固く鍵をかけても 全部返却するんだなぁ ようするに この世のモノは 全部レンタル品なわけで まぁあたりまえか。 このカラダだって 返却するんだし

          【 ひとりごと 】あなたそれレンタル品ですよ。

          【 エッセイ 】 ギザ10がやって来た!

          やってきた やってきた ギザギザシブい ギザ10が 僕の所へやってきた。 コンビニでおにぎりを買ったら 千円札が小銭になって 昭和二十六年の「ギザ10」が 僕の所へやって来た。 ピカピカキレイめの硬貨たちの中に 一枚だけシブいギザ10。 久しぶりに見たギザ10。 縁の所にギザギザ付いてる 古い10円玉ですけど。 黒くくすんで、まぁまぁ汚いんだけど 手の平に乗っけて なんだかまじまじ見入ってしまった。 だって。 昭和二十六年といえば1951年だから、今が2024年で、え

          【 エッセイ 】 ギザ10がやって来た!