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【 詩 】 油性の日常から


走り終わって
その辺に座り
なにかの拍子に
ふっと顔を上げたりすると

油性の日常が
くるりとはがれて
つるつるとしたゆで卵のような
風景に囲まれていることに
気づく

一面雲に覆われた空の
ほんの一点に
わずかにのぞく
青空を見た

全てが雲に覆われても
厚い雲の向こうは
いつも必ず
青空で

僕は

ああいうところに
たどり着きたいんだな


わかった




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