子供の可能性を最大化する要素① 親からの無償の愛 / 親子の信頼関係 / 子供の心理的安全性(8)「叱る」ということ

子供を叱る場面ってありますよね。

今回は「「叱る」ということ」について、⭕️ と ❌ と その他 に分けて書きました。


⭕️
・叱る前に「その叱り方って、自分がされたらどう思う?」を考えて、「自分が最も考え方や行動を変えそうなアプローチ」を取る
・怒るのは自己満足のため、叱るのは子供の思考・行動の改善のため
・親がすべき行動は「叱ること自体」ではなく「課題解決」と考える
・子供自身ではなく、行動を指摘することに留意する
・「叱るライン」を予め決めておく
・イラッとした時は6秒間我慢して(その場から離れて)冷静になる(アンガーマネジメント)
・「親は子供を支配したがる傾向がある」ことを理解した上で、「感情を持った1人の人、大人」として扱う意識を持つ
・自分や他人の心身を傷つける、後遺症を残す、法律を破る等の「越えてはいけない一線」とは何かをあらかじめ厳しく教えておき、一線を越えたときは厳しく叱る
・具体的に叱る
・論理的に叱る
・誠実さを持って叱る
・グダグダせずに、簡潔に叱る
・子供の話をよく聞き、共感する
・本人の納得が重要なので、双方向で話し合い、子供自身に考えさせ、出来るだけ自分で解決策を出せるようにする
・親の体験談・失敗談も話す
・親の片方が叱ったらもう片方がフォロー
・言い過ぎたら謝る
・叱った後は優しく、甘やかす
・「I」メッセージの活用:「あなたが〇〇したこと、私は悲しかった」


・暴力(最低です)
・問い詰める(親の快感行為です)
・罰を与える(親の快感行為です)
・意見がブレる(信用を失います)
・恐怖による支配(親の快感行為です)
・ひたすら小言を言う(ネチネチして最悪です)
・物を壊す(親のストレス発散です)
・人格否定(一生の傷跡として残ります)
・親の機嫌・勢いに任せてしまう(親の快感行為です)
・関係の無い別件を持ち出す(とにかく責めたいだけです)
・原因を責める(親の快感行為です)
・きょうだいや友達と比較する(コンプレックスの原因になります)
・一方的な決めつけ(親の盲目です)
・両親が一緒に叱る(子供の逃げ場がありません)
・「どうしてできないの」(子供の方が知りたいです)
・「何で宿題をしないの」(やらなきゃいけないのはわかってます)
・「いつも言っているよね」(わかってます)
・「バカじゃないの」(親にそれ言われたら終わりです)


【その他】

・大人同士でも話題に挙がるアプローチは「褒め→注意→期待」ですね。
叱られて終わりの場合、子供は恐怖心や反発心を抱き、結果として叱った効果も減るでしょう。

まずは子供を認め、良いところを褒める。親の言うことが響くように心を開かせる。

次に、直した方がいいところを具体的に、冷静に伝える。必ず「理由」も添える。

最後に、「〜ならできるよ」と、子供がその能力を持っていることを伝えてあげる。これにより、子供は自信を持って、自分を変えられる。

・子供が親を信頼していないと、響きづらいです。つまり、親から子への「無償の愛」の蓄積がないと、何をしても響きません。

・「叱らないこと」は愛情ではない。大事なところで甘やかすと、子供はずっと甘え続けだらしない大人になっていく。



親が子供を叱る行為というのは、上司から部下への叱り方と同じで、パートナーや友人に対して意見を言うのとも同じですね。

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