論語/金谷 治 訳注

高校時代、古文・漢文が大嫌いだった。
授業は退屈すぎて寝てるか、無視して小説を読んだ。
そんな私が歳を重ね論語を手にしたが、正直ほとんど意味はわからない。
しかし真理だからこそ、古代から消えずに伝わっていることは理解できる。
耳にしたことのある古人の哲学と言葉のリズムが心地よい。

◎MEMO
学びて思わざれば則ち罔(くら)し。 思うて学ばざれば則ち殆(あやう)し。
利に放(よ)りて行えば、怨み多し。
三年、父の道を改むること無きを、孝と謂ふべし。
父母の年は知らざるべからず。一は則ち以て喜び、一は則ち以て懼(おそ)れる。
約を以てこれを失する者は鮮(すく)なし。
言(げん)に訥(とつ)にして、行(こう)に敏(びん)ならんと欲す。
詩に興(おこ)り、礼に立ち、楽に成る。
其の位に在らざれば、其の政(まつりごと)を謀(はか)らず。
四を絶つ。意なく、必なく、固なく、我なし。
剛毅木訥(ごうきぼくとつ)、仁に近し。
人にして遠き慮(おもんぱか)り無ければ、必らず近き憂い有り。
恵(けい)して費(つい)えず、労して怨みず、欲して貪らず、泰(ゆたか)にして驕らず、威(い)にして猛(たけ)からず。

2021.11.30


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