余白の人

「白いね」

っていわれた。

話せば話すほど、白い印象が増していくって。

印象が薄いってことかしら?当たり障りない人って思われているのかしら?
ってちょっと困ってしまったときもあった。

でも、

今は、それでいいと思っている。

むしろ、それがいいと思っている。

重ねた白さになりたい。

色の三原色 ではなくて 光の三原色

まざっていくほどに、白く透明になっていく。

いろんな色を吸収するほどに、確かな白さを生み出していく。

大丈夫だよって何でもつつみこめる、そんな人。

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