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今日はぼくにとって人生の新たな1日だ。
というのも、フリー(実質無職)になったから。
書けば長くなるので割愛するけど、ざっくり言えば長らくお世話になっていたクライアントとの契約を打ち切ったから。
打ち切る理由はいくつもあった。

まず24時間常に仕事に追われる日々。
休日と思ってうかうかしていると急に連絡が入って、瞬く間に仕事に手をつけることになる。
こんな生活をかれこれ4年間続けてきて、しだいに心が疲弊していった。
と、ともに仕事に対して真摯に向き合えなくなったきた。

ここでいう「真摯」とはワクワクできなくなってきた、ということ。
仕事をするうちに環境が変化、狭まれ、ルーティンワークに変わっていったのだ。
これって耐性がついているひととついていないひとがいる。
残念ながらぼくは後者のほうだ。

もう続けられない。
そう感じたのは去年の秋。
常にいっしょに仕事をしてきたパートナーにもうムリだと打ち明けた。
何度か相談ののち、今年の1月いっぱいでぼくはクライアントとの契約終了が決まった。
それからは忙しかったのもあるけれど、まるで走馬灯のように時間だけが過ぎていった。
気づけば、1月31日。
ちょっとした引き継ぎを終え、ぼくはフリー(実質無職)になった。

そいで2/1日。
だらだら過ごすのだ、なんて意気込んでいたけれど、実際は想像とはちがった。
まだまだ仕事の引き継ぎは残っているし、タイミング的にぼくがディレクターとして関わっている『ラジオ耕耕』の収録日。
だもんで、準備に対応したりして、瞬く間に時間だけが過ぎていった。

夜になりあわててシャワーを浴びてお家を飛び出す。
向かう先は湯島にある PARK GALLERY だ。
この日は ハンドメイドブランド『kinchaku to inu』による展示『ほっとするね、ゆるまるね』をやっていて、店内は巾着が持つゆるやかな雰囲気につつまれていた。
それくらいあみちゃんの作る巾着はかわいいんだ(気になる方はぜひチェックを)。
店内にいたギャラリースタッフのつぐみさん、あみちゃん、耕耕でアシスタントをしている空くんと軽く談笑。
なにげないおしゃべりが心地よく、ぼくにとっての「サードプレイス」だなと実感。

20時の閉店を迎えたらゆるやかに準備しつつ、『ラジオ耕耕』の公開収録(2月にアップされるよ)。
今回は『※カルチベイト・ジェネレーション』の第2回は黒柳徹子さんの自伝『窓ぎわのトットちゃん』。
※世代を超えて伝えていきたい、耕したい作品を紹介するという企画だ。

収録の内容はここでは触れないけど、とてもたのしかった。
みんなで作品について深掘りするのって新鮮でドキドキワクワクする。
ぼくはこのドキドキワクワクをずっと渇望していたのだ。
あーたのしい。
1周年も控えてますし、『ラジオ耕耕』をもっと盛り上げられたらいいな。
気になる方、というかこの日記を読まれた方は絶対に聞いてください。

ではでは。

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