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耕耕

文化を耕すことは、暮らしを耕すことだ。

遡ること土曜日。
PARK GALLERY の加藤さんにつれだって、はるばる南足柄まで。
そう、そこには僕らの大豆の畑があるのです。
収穫ってことで意気込んでみたものの、結果は散々。
夏場の日照りの影響で僕らの大豆は瀕死寸前。
そのなかでも何割かはちいさな実を結実していて、生命力の高さを感じる。
どんな環境でさえ実を結ぶ植物の生命力に感動した。

その後、地元の農家さんのご厚意で枝豆の収穫に参加した。
これが想像以上に力仕事でえっちらおっちら。
何度も何度も力強く根を張る枝豆をうんとこしょと引っこ抜く。
まるで絵本の『おおきなかぶ』の世界だ。
無事に抜けた枝豆は実入りも多く、食べるには申し分ない。
地元の農家さんのご厚意で新鮮な枝豆と鹿肉のロースを堪能する。
枝豆は歯応えも良く濃厚で甘みがあってまさに栗みたいだ。
鹿肉は新鮮で臭みなんて一切ない。
僕らは一心不乱に枝豆と大豆を食べた。

その後はお馴染み PARK GALLERY へ。
収穫してきたばかりの枝豆をみんなで仕分ける。
枝になっている枝豆を人力でえっちらおっちら選別した。
作業はだいぶかかるかなと思っていたものの、幸いにも人で数多。
力技で小1時間。
一気に選別作業をした。

その後はお待ちかね。
パーティタイムである(加藤さん調理ありがとうございます)。
枝豆と鹿肉のフルコース。
枝豆についても言及したいけれど、なんと言っても鹿のお刺身がおいしかった。
口当たりなめらかで臭みもいやな脂っこさもない。
醤油と塩で堪能した。

それから展示を観つつ、閉店後にはみんなで中華へ。
食事がおいしいのはもちろんのことだが、ここで行われたイントロドンの印象が思い出深い。
往年のJ-popのイントロをヒントに曲名を答えるのだが、さっぱりわからない。
どんだけサブカルチャーばかりに目を向けていたのだか、身に染みる思いで痛感した。
ぐぬぬぬぬ。

すごく充実した1日だった。
さまざまな側面から文化を耕したように思う

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