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年輪

昨日、予備校時代のお友だちと約1年ぶりに再会した。
ということに関しては X に書いたのだけれど、ぼくはこの日時の経過をいたく感じた。

冒頭の写真はふりかえれば12年前。
ぼくらは明るい未来に希望をもって、あーでもないこーでもないと酒を片手に唾を飛ばしあったものだ。
当時は現実なんて直視すらしていなかったし、それぞれに想い描いた理想が存在していた。

それがどうだろうか。
本日集まったぼくらはすっかり大人に社会に去勢されていた。
理想なんて描くだけムダ。
現実を直視して、生活のためイヤな仕事をして暮らす。
それが社会でいうところの大人であり、立派だとされる…らしい。

ぼくは彼らに頭があがらなかった。
だって、いまでも理想を描いて悪戦苦闘しているから。
まだまだ実現したい未来があるから。
いつまでもドキドキワクワクしていたいし、社会に心を売るなんてもってのほか。
あっかんべー。
なんて、考えているから。

正直、彼らがうらやましく感じた。
ねぇ、どうやったら社会にケリをつけて生活できるの。
教えて教えて。

最後に最高の写真を2枚。

ネズミの死骸とぼくら。
こういう瞬間を切りとれるのだから写真って素敵なのだと改めて感じた。

ワクワクドキドキする瞬間を切りとるのだ。
えっへん。

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