フリーランスたちと旅する #旅ときどき仕事 をやってみたらプチ移住者が生まれた話
こんにちは、のっちです。主催者なのに参加者の誰よりもレポートが遅い奇跡をおこしてます。ごめんなさい。ごめんなさい。
どんなに最高だったかはみんなのブログやTwitterを参考にしてください。うんうん。みんなが全部話してくれてます。(記事最後にリンクあり)
わたしはちょこっと自分の思った事を少しと、この旅で生まれた出来事についてお話させてください。
自由きままに過ごした1週間は、ひとり旅でもなく、友達旅でもなく、だけど仕事仲間でもなく。
「ねえねえ。フリーランスみんなで旅しよーよ!」そんなわたしの気軽な掛け声に集まってきてくれた、「はじめまして」の人たち。
今までのようなひとり旅でもなければ、友達との旅でもない。だけど、ゲストハウスでたまたま会った日本人たちとの旅とも違う。
この旅はまさしく「旅、ときどき仕事」。旅仲間でもあり、仕事仲間でもあって、だけどお互い「たまたま集まった仲間」だからこそ、ドライでいられる部分もあって。
フリーランスたちと集まってただ、一緒に過ごすだけの旅が、こんなに心地よい旅になるとは予想もしなかった。すごく生きやすくて、呼吸がしやすい場所だった。
( Photo by - @Tsuru1981)
行き先は沖縄の宮古島。オフィスに篭りがちだったわたしはどちらかというと「仕事、ときどき旅」だったんだけれど。
顔をあげたときに目に入るのが、PCとにらめっこするひとたちで混み合うカフェや、早口で電話をかける疲れ切ったサラリーマンの顔でもなくて。
( Photo by - @Tsuru1981)
溶けてしまいそうなくらいにトロトロな青い海だったりとか、風にそよぐふかふかの緑だったりとか、オフィスを優しいオレンジに染め上げていく、幻想的な夕日で。
(あと疲れ果てて寝ているまさきさんだったりとか)
そういう、自分でも気づかないくらいの、日々ふつふつと積み重なっていくちいさな「目にはいるストレス」が「癒されるもの」に変わっただけで、仕事はとてもはかどったし、何よりため息が減った。
いつもわたしを焦せらせる、何だか変な耳鳴りも、聞こえなくなった。
そして大好きでたまらなかった宮古島を「好きだ」と言ってくれる人が増えたこと。「また来たいな」と愛しそうにつぶやく人が生まれたこと。
それだけでこの企画は、わたしにとってとても価値のある時間になった。
でも、予期せぬ出来事が起こった。
この旅を通じて、宮古島にプチ移住者が生まれたのだ。
「僕、カフェに住み込みで、働くことになりました」
「えーたが、宮古島のカフェにプチ移住するらしい」
その言葉を聞いたのは東京に帰ってきて、参加メンバーと改めて後日集まったときだった。
「彼、宮古島が相当気に入ったみたいで」
えーたは、今回の参加者の中でいちばん若い、天然パーマがよく似合う男性で。実はあまりたくさん話す機会はなかったのだけれど、丁寧に紡ぐ言葉が印象的な、同業種のライターさんだった。
すぐさま「宮古島住むの!?」と聞いたら「あ、いえすw」とすっごい軽い返事が返ってきた。
彼が移住先と選んだ宮古島のカフェ「ヤッカヤッカ」は住み込みでアルバイトが可能な場所で。島でも人気のお洒落なカフェ。
そのカフェにたたずむ彼のゆるっとした姿が、すぐに目に浮かんだ。
この企画を「移住促進」だとか、そういった意味合いではじめたものではないからこそ(そして私自身、今のところ移住という考えを持ち合わせていないから)、こんな出来事がおこるなんて予想もしてなかった。
だけどそっか。世界を旅しているときも、「ここに住んじゃおうかな」と、滞在を伸ばす人がいた。住み込みで働き始める人もいた。
だからもしかしたらそんなに驚くことではないのかもしれないけれど
わたしはとにかく、「宮古島」と「それを求めている人」を、あるべきところに、あるべき形で繋げられたような気がして、本当に本当に、嬉しかったんだ。
* * *
「フリーランスが集まって、旅をする」
それだけの、シンプルな企画。だけれどわたしが思っている以上にもっともっとたくさんの意味や可能性が、この企画にはあるのかもしれない。
とりあえず、これで宮古島にいく理由がまたできた。
ふらり、足を運ぼう。彼の少し力の抜けた「いらっしゃいませ」を聞きに。
* * *
宮古島でお世話になったみなさま、ありがとうございました。
えーたをどうぞよろしくお願いします。
後日、一緒に行ったメンバーの「働き方インタビュー」みたいなのが出るよ。お楽しみにね。えーたのもでるからね。
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みんなのブログ ▼
・ぼっち好きで寂しがり屋なフリーランスが #旅ときどき仕事 に参加して良かったこと @真崎さん
- 人恋しいと嘆くわりにはぼっち好きで根暗で協調性がなく、現地の方も含めた全員集合飲み会にひとりだけ参加しない。そんなクソなわたしも温かく受け止めてもらい、ぬくぬくと良い時間を過ごすことができました。ありがとうありがとう。なお私だけ1秒も仕事していません。
・#旅ときどき仕事 で得たもの、気づいたこと @ルリ子さん
- 旅ときどき仕事。これっきりの出会いとならずに、もっと成長して、みんなと一緒に仕事ができるようになりたいし、これからも長く続く関係でありたい。そう願うことができる人たちと、出会い、話ができたこと、本当によかった。
・「旅、ときどき仕事vol.1 in 宮古島」に参加して感じたこと @ なかりほさん
- 私はさびしがり屋の一人好き、気分屋、一応薬も飲んでいる躁鬱人間という結構な共同生活苦手人間。繋がりたいときはつながって一人になりたいときは一人になってもいいよ、って感じのスタンス。とても心地よい距離感だった。
・宮古島の絶景写真スポット5選 #旅ときどき仕事 @つるたまさん
- 普段と違う環境に身を置くことでいろんな見え方が変わるし、なによりもライター・カメラマンなど他業種のクリエイター同士が集まってお互い自由に仕事して遊べる時間っていいなと。はじめてあったけど宮古島であった人、みんなあったかくて(・∀・)イイ!!
- ある日、気づいたのは、
「愚痴を言う時間のために人生を使いたくないな」と。なんで言うのかというと、それが他人のものだから。もし、それが自分のお店だったり自分のオフィスだったりすれば、文句とか愚痴とか言う必要もないんじゃないかな。
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