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子どもは褒めるべき?褒めないべき?



先生をしていて、色々な研修や教育書を見て、様々な指導法を勉強する機会があります。

子どもは褒めて育てるべし!!

という考えと

子どもは褒めないで育てるべし!!
(アドラーとかはこっちかな?)

という2パターンの考え方があると思います。大人のみなさん、特に先生方はどう考えますか?


今回は、褒めるべき?褒めないべき?について私の考えを書いていきます。


授業アンケートで見えてきた生徒の気持ち


毎学期生徒に授業のアンケートをとっています。その中で「先生はあなたのことを褒めてくれていますか?」という質問の数値が低い傾向にありました。


先生たちはその結果に
「いやーー。割と褒めてるつもりなんだけどなーーー」
「あんだけ褒めてるのに!!」と話していました。
確かに私も割と口に出して褒めているつもりだったのに、数値は低かったんです。


生徒はもっと褒めて欲しいらしい。


どうも、生徒が100褒めて欲しい気持ちに対して、先生が褒めていると思っているのは30ぐらいらしいです。笑


私たちが、褒めている。と思っていることも、意外に子どもには伝わっていないんですよね。

子どもたちは、もっと褒めて欲しい。認めて欲しい。という声がアンケートには書かれていました。


褒めることはいいことなのか?


はい。ここで繰り広げられる論争が、果たして褒めることは子どものためになるのか
?という話です。

昔は、子どもは褒めて、認めて育てるもの!という考えが主流だったように思いますが、最近はアドラー心理学などの影響からか、褒めない。そして叱らない。という考えも出てきています。


私もたくさんの教育書を読んだりして、混乱MAX!!(;д;)

褒めると、褒められないとやらない。褒められるから頑張る子になってしまうという考えがあるんです。
た・・・・確かに・・・・そうなのかな。

でも先輩の先生方や、他の教育書では、子どもは認められたがっている。褒め方さえ気をつければ、子どもは自己肯定感を高められる。

うーーーーーーーん(;д;)

もうパニック。笑



結果ではなく、過程や努力を褒める。


色々な情報でごちゃごちゃになって、自分はどういう指導をするべきなのか。を考えたのですが、私個人の考えとしては、やはり褒める。ということに落ち着きました。

なぜって、やっぱり、褒められるって嬉しい。

褒められた時の生徒の笑顔。

その後の頑張りを見ていると、シンプルに褒められて嫌な気持ちになる人はいないなーと。笑

ただ気をつけることは、結果を褒めるのではなく

「今回のこういう頑張りが良かったよね。こういうところを工夫したんだね。いい考えだったね。」

「ずっと見てたけど、すごく丁寧にノート書けるようになったよね。1学期に比べるとすごく文字は見やすくなってきてるよ。頑張ってるね。」

などのように、結果ではなく、過程や努力を具体的に褒めるようにしています。

そして、担任を持っている自分の学級であれば、全員を褒めるように気をつけるようにしていて、全員の前で褒めたたえる。というよりは、さりげなく近づいてその子だけに伝わるように褒めるようにします。


生徒の笑顔、全員の授業参加

 成果としては、気をつけて褒めるようにしてから、もちろんですが、生徒が嬉しそうに反応してくれることと、今までやる気がなかった生徒も、「次も頑張りたい。」「この授業は得意かも知れない!」と取り組んでくれるようになりました。(特にやんちゃな生徒や、学習に苦手を感じている生徒ほど効果が感じられるように思います。)


私も、「いいところ」を毎日探そうとするので、いい気持ちですし、所見も書きやすくなりました。




終わりに

 この考えは私の個人的な考えなので、やっぱり褒めるのは良くない。褒めすぎるのは悪影響だ。という考えを持たれている方もいると思いますし、私も指導をしていく中でどこかで変わるかも知れませんが、今のところこの方法に落ち着いています。

大人でも褒められるとやっぱり嬉しくないですか?
なんだかんだ言っても。笑

褒められるためにやっているわけではないんです。ないんですけど!!笑
やっぱり、頑張ってるね。とか、すごいね。って言われると嬉しい気持ちになるように思います。
結局このシンプルな考えに行き着いた今日この頃でした・・・。笑


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