見出し画像

デザインを助けてくれるイラストのこと〜効果的に使うために〜

こんにちは、MOCHI designの安里です。長野県上田市でフリーランスデザイナーをしています。

今回は私が描くイラストについて、特徴や作例などをご紹介したいと思います。

なぜ紹介しようと思ったかというと、お客様とお話しているとデザイナーというより「イラストを描く人」として認識いただいているパターンがたまにあり、そういった方の何かしらの判断材料になるんじゃないかと思ったからです。

実際、MOCHI designはイラストをデザインの1要素として入れ込むことがとても多くて、ロゴだったり挿絵だったり様々な場面でイラストを描いてきました。

それを気に入ってもらい別のイラストのお仕事に繋がることもあります。なのでイラストの力ってすごいなと日々感じています。


MOCHI designのイラストの特徴

テイストや世界観を固定しているということは特に無く、バラバラです。なので特徴はあまり無いとも言えるかもしれません。さらに言えば飛び抜けた技術力もありません。

私の場合あくまでも「デザインを助ける」為のイラストなので、デザインの方向性・目的に応じてイラストの役割を明確にした上で描きます。

たとえば

  • 余計な情報を減らす

  • 特定のイメージを付加する

  • 統一感を出す

などの役割を設定し、そこにブランドのアイデンティティターゲットに応じたタッチ・色彩などを組み合わせていくようなイメージです。

鳥のイラストパターン例

設定した目的によっては描き手は私ではない方がいい場合もあります。

たとえば

  • 描き手さんの世界観とコラボレーションしたい

  • とにかくアート性やリアリティが欲しい

つまりはイラストを「主役」にしたいとき、この場合はイラストのプロであるイラストレーターさんに依頼するのがおすすめです。どんな描き手さんにお願いするのか、一緒に考えましょう。


イラストの使用例

では実際にどのようにイラストを使用しているのか作例を載せていきたいと思います。

|ロゴデザイン

台湾猿をモチーフとしたチー太くん。お子様に愛されるようなキャラクターをというご要望でした。ロゴですので視認性やツールへの展開を十分配慮し、ポップなタッチと台湾らしい配色になっています。
「1本の木から広がる物語」というコンセプトで、木と周りの生き物たちを描いています。「森には直線がない」というクライアント様の言葉から手書きの線を活かしたシンボルを採用しました。



|名刺

eyelist様の名刺、施術している様子を描きました。ささっとペンで描いたようなシンプルな線画は他の要素と調和しやすく統一感を出しながらもオリジナリティを付加することができます。
旧ユーゴスラビアを旅するスポメニックハンターという面白い肩書きのクライアント様。フラットデザインのイラストで旅の様子をゲームの世界に見立てています。


|メニュー

おすすめポップなどは楽しみ方を提案する目的が強いのでリアリティよりも世界観を優先し写真ではなくイラストにする場合がよくあります。
写真をふんだんに使用したデザインでも部分的にイラストを入れることで箸休め的な役割を果たします。


|冊子

花札のイメージでデザインしていて、存在感のあるイラストがポイントになっています。
クライアント様の理念である「よいめぐりを世の中へ」が実現されている街並みをイメージしたイラストを表紙裏に入れています。


|ポスター&ステッカー

啓蒙イラスト。クライアント様の社風をイメージして優しいタッチのイラストにしています。


|記事バナー&挿絵

シンプルな線画。特定の世界観が出過ぎないように線や配色を極力フラットにしています。
テキストだけでは解りづらい説明もイラストでぐっと解りやすくなります。
フラットデザインのインフォグラフィック。色数も少なくしています。環境問題という題目と絡めてあえてミニマルな印象を作っています。
女性向けの記事の挿絵イラスト。優しい手書きイラストに淡い着色。


|アニメーション

学生さんへ向けたアニメーションのイラスト。ゆるいタッチで教材っぽくない親しみやすい雰囲気にしています。



いかがでしたでしょうか。

イラストは適切に使うことができればブランドの個性・エンドユーザー様との繋がりを強めてくれるとっても強力な武器になります。

誰に何を届けたいのか?といった目的からデザインの方向性を決めて、ここぞの時に効果的に取り入れていきましょう。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!


▼MOCHI design ホームページ


▼MOCHI PHOTO message 出張撮影 ホームページ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?