【旅行記】年末年始の静岡でのサウナと公共空間で感じた心地良い「匿名性」
こんにちは😃
あけましておめでとうございます。
今年も、人が自分らしくあれる空間や、居心地の良い場作りをしつつ、楽しく発信していけたらと思います。
さて、年末年始に静岡に行ってきました。
まとまった休みに、普段の生活から少し離れた地方の都市に行ってゆっくりしたいと考えたところ、東京から新幹線に乗って約1時間くらいの静岡が距離感としても、街の規模としてもちょうどよいと思い行くことにしました。
また、静岡にはサウナ好きの間で有名な「サウナしきじ」があったので、こちらも行ってみたいと思ったのも理由の一つです。
年末の東京駅の東海道新幹線の改札はご覧の通りの混雑具合。けれど、発車20分前に行ったところ新幹線こだま自由席は比較的空いてました。
東京駅から新幹線に揺られること1時間20分、右手に富士山を見ながら静岡駅に到着しました。
帰省客で賑わう改札口を通り抜けて、サウナしきじに向かうべく、バス乗り場に一直線。
バスに揺られること15分ほどで、最寄りバス停に到着。ここからサウナしきじまでは徒歩10分ほどの距離。
サウナしきじは、年末で多少混雑していたものの、まだ午前中だったせいかそんなに待たずに10分ほどで中に入れて、無事にドライサウナを堪能。
サウナしきじは、お風呂内に椅子(通称「整い椅子」)が多数用意してあって、サウナを出た直後に、火照った身体を落ち着かせることが出来ました。
そして、換気のためのお風呂の窓と入り口が常にオープンになっているので、お風呂の中でも気持ち良い外の空気が入ってきて外気浴に近い状態になっています。
つまり、サウナ→水風呂→整い椅子での外気浴、と整い易い状態を作れる感じになっていました。
知り合いが誰もいない地方都市のサウナにて、完全に裸でリラックスしている状況は、「匿名な自分」として心地良さを感じることが出来てとても良かったです。しかも、共同浴場なので極端な孤独も感じない居心地良さを感じました。
その後、静岡駅の方に戻り、周辺の商店街を散策。静岡駅北口には静岡屈指の大きな商店街「静岡呉服町名店街」がありますが、年末の買い物客で大変な賑わいをみせていました。
まずは、通りを歩行者天国にして歩行者が歩き易い空間を確保しつつ、ところどころにベンチが置かれていて座るスペースも用意されています。
そして、こちらの商店街では面白いことに社会実験として、路上駐車スペースを無くして、人が寛げる「パークレット(フランス語で『小さな公園』)」を設置してきました。
静岡市によれば、「静岡市内すべての路上駐車スペースが廃止」して、「歩行者の皆さまに提供する社会実験を実施」しているとのこと。
人が回遊して、商店街に留まる工夫を市全体で取り組んでいて非常に面白い試みだと思いました。
また、静岡市のホームページでは、昨年10月に関わらせてもらった屋外公共空間活動団体「ソトノバ」によるパークレット解説がついており、偶然が重なって嬉しかったです。
※10月に屋外の路上駐車スペースを活用したプロジェクトParkingDay2021のレポートはこちら。
そんな賑やかな商店街をブラブラしてたら、オシャレなセレクトショップや素敵な古本屋さんを発見したので物色。
古本屋さんで、静岡の中心市街地の活性化も解説されているまちづくり本が売っていたので購入しました。
従来の住み心地の指標として子育てや駅からの距離などではなく、五感でいかに街を感じられるかという「官能都市」というキーワードが面白そうです。(しかも、その中に、都市の評価指標として「匿名性」が入っていました)
その後、静岡の地元カフェ(hugg coffeeという素敵なお店でした)の珈琲を買って、商店街のパークレットで座って読書しました。
こちらも、先ほどのサウナ同様に、誰も知り合いがいない賑やかでオシャレな公共空間で珈琲飲みながら読書している感じは、いわゆる「匿名性」を感じつつ、極端な孤独も感じない感覚として、とても心地良かったです(でも屋外は、ちょっと寒かった😅)。
地方都市の空洞化が叫ばれる昨今ですが、静岡市のように空きスペースを駐車場や駐輪場にせずに、人が心地良く居られる空間を作り、人を回遊させる工夫を凝らすことで、中心市街地に若い人が集まり、街も活性化するのかもしれませんね。
以上、取り留めない旅行記となりますが、「静岡でのサウナと公共空間で感じた心地良い匿名性」の話でした。
最後に、年始に静岡の富士川沿いで拝んだ富士山の写真。
今年も楽しく発信していこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします😊
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