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就活で起こる心理:逃避行動

「就職」って基本不安です。

今の生活や環境やプライベートにも影響が出ます。
ある意味 就職で人生が変わる というのは過言ではありません。

私も転職経験はあります。

そして毎回不安です。

おそらくフリーターからの就職の方
初めての就職の方
は、さらに不安が付きまとうでしょう。

そこで今回は特に「フリーターの就職」起こりがちな心理変化と
注意点、対処法を伝授いたします。

注:中には以下の心理に当てはまらない人もいます。
ご了承ください。

なぜ不安になるのか


上述したように、環境が変わる からです。

人間は「コンフォートゾーン(現状の慣れた安全な場所)」にとどまりたい習性があります。

元々、変化が苦手な生き物と言えるでしょう。

人によっては行きつけのランチのお店を変えるだけで不安になる人もいます。
人間はコンフォートゾーンを乗り越えなければ成長はありません。

不安を乗り越えて成長していくのです。


人生には変化がつきものです。

就職以外には、仕事での異動、出世、結婚、引っ越し、出産、、、と
仕事でもライフイベントでも変化は私たちを襲ってきます。

就職を避けたしても、人生の変化の波には逆らえないのです。

就職は「コンフォートゾーン」を脱する経験をするよい機会と
思って乗り越えていきましょう。

就活で起こりうる心理


では、就活で不安になると 心理 にどんな影響を与えるのか?

人間は不安になると気分が沈みます。
また正常な判断ができなくなることもあります。

私は就職で起こるこの現象を「就活ブルー」とか「内定ブルー」と言っています。

似ている言葉で「マリッジブルー」がありますよね。

好きな人と望んで結婚するはずなのに、ものすごく不安になる。

「結婚生活をうまくやれるのか」
「この人に自分の人生を任せていいのか」
「もし結婚生活うまくいかなかったらどうしよう」
「もっといい人いるんじゃないか」(←勝手ですね^^)

と。

結婚は人生の大きなイベントで生活スタイルも変えてしまうので、
特に不安になります。

就職活動も一緒です。

ただ人によって心理変化のタイミングが違います。


例えば・・・

就活し始めたとき
→「どんな仕事が自分に向いてるんだろう」「面接上手くいかないかも」「いい会社入れるかな」

面接をいくつか受けているとき
→「ちゃんと内定とれるかな」「本当に今 就活すべきなんだろうか」「ブラック企業だったら嫌だな」

内定もらった時
→「この企業は自分を幸せにしてくれるのだろうか」「もっといい企業あるんじゃないのか」

入社が決まっているとき
→「この企業は自分に向いているのか」「他をうけたらもっといい会社入れるんじゃないか」「そもそも今正社員になる必要はあるのか」

と、、悩むわけです。

不安はつきもので、上記のような心理になることそのものは正常ですし
悪い事ではありません。

ただ不安をこじらせすぎてうまくいかないケースもあるので、
注意しましょう。

就活でこの心理になったらちょっと危ない


特に未経験のフリーターの場合以下のような心理になったら黄信号です。

・企業を目先だけで判断する
→人間不安になると、目先の情報、わかりやすい情報だけで判断することがあります。
就活の企業選びで言うと「給与」「場所」「ネームバリュー」「響き」
※響き は、企画職とかIT 、広告代理店 等 聞き心地がよさそうなものです。中には 響き と実際の仕事のGAPが激しい場合があります。注意です。

これも結婚で考えると分かりやすいですね。

相手の貯金だけで判断して結婚する。
相手の見た目・容姿だけで結婚する。

これだと長続きしなさそうですよね。

長続きさせるためには、相手の中身を知らないとうまくいかないですよね。

これは会社も一緒です。
見えやすい企業の「外見」だけで判断すると早期退職につながるのでとても危険です。
(外見が大事じゃないということではないです。しっかりと中身を見る努力をしましょうということです。)


・逃避行為
→就活で不安になると、逃避行動をとってしまうことがあります。
しかも本人は逃避を合理化するための理由を探します。

主に2つのパターンがあります。

◎過去への逃避
就職活動がリアルになると過去への逃避をする人がいます。
例えば、過去に芸人を目指していた、薬剤師を目指していた、公務員をめざしていた。整体師を目指していた。等。
その過去の目標から切り替えて就活をしていた人が、
就活が進んで「やっぱりよく考えましたが芸人に戻ります」というケースです。

そもそも気持ちを切り替えて就活に踏み切ったのに、現実が迫って不安になって逃げだしたくなる。
しかし<目標を追う>という理由を作れば <逃げた>ことにはならないので、自分自身を説得できるのです。
ただ、このパターンはお勧めしません。ほとんどが自分の<逃避>をごまかしているケースが多いからです。
私の経験上、この逃避をした95%以上は「やっぱ就職助けてください」と戻ってくることがほとんどです。

このように「正当化された逃避」は危険です。

しかし、人間心理として逃げ出してたくなってしまうことは仕方ないです。
一人で処理しないで周囲に相談することをお勧めします。

◎身内への逃避
これも「正当化の逃避です」
就活がリアルに進んでくると、「やっぱり親の会社で働きます」や「友達に誘われている会社があるのでそちらに行きます」
というケースが出てきます。

そもそも親の会社で働くことを避けて、就活しているのに、
現実が迫ってくると「やっぱり親の会社で働きます」というのは自分の意思を曲げていることになります。
「現実からの逃げ」であることが多いのです。
知り合いがいる会社とか紹介の会社の方が安心できる、のはわかります。
ですが、そもそも自分で決めた意志を不安という理由で変えてしまうところに弱さを感じてしまいます。

ただし、就活が進んでいく途中で「知り合いから紹介された会社にいきます」のように選択肢が増えた場合は、
上記に当てはまりません。

以上のように、
人間は不安になると自分を正当化して逃避行動に走ることがあります。

この不安を乗り越えて就職していくからこそ人間は成長するのです。
不安だった心理状態も就職後2,3か月すれば仕事に集中して忘れてしまうことがほとんどです。

ある意味、不安を感じ乗り越えることも「就職活動」の一部ですし、成長過程とも言えます。



余談


余談ですが、フリーターの方の場合以下のような言い訳で逃避行為に走ることがあります。(表現悪くてすみません)

・親は焦らなくていいと言っている

・就活しなくても死なない

・バイトは歴も長いので居心地がいい

・実家で不満足なく暮らしている

というように、別に就活しなくても困らないし、死なないのです。

ただ、このままフリーターを10年20年続けると取り返しのつかないケースも出てくるので、今のうちに自分に鞭を売って行動する必要があるのです。

もちろん、実家が資産家でずっと生きていける人もいますし、
悠々自適に生きていくのも人生です。

ただそれが叶うのもあくまで一部の人だけです。

長い人生を不安という「今の感情」だけで不利にしてしまうのは非常にもったいないことなのです。

では、この「逃避」はどのように解決すればよいのでしょうか??


対処法


実は根本的な対処法は無いです。

不安はつきものですし、乗り越えていくものです。

ただ以下の方法で緩和出来たり、自分自身の安らげてくれることがあります。

・日記を書く(不安を吐き出す)

・相談をする(カッコつけない)
→できれば身内以外が良いです。冷静な意見をもらえないこともあるので。


以上のように、

不安を吐き出すだけですっきりすることがあるのでお勧めです。

まとめ


・「就職」って基本不安

・人間は「コンフォートゾーン(現状の慣れた安全な場所)」にとどまりたい習性がある

・就活の不安で 目先で企業を判断するようになる

・就活の不安で 逃避行動に走ることがある

・逃避行動=過去への逃避 身内逃避

・不安を感じ乗り越えることも「就職活動」の一部。「成長過程」の一部

・就活不安への対処法:日記を書く(不安を吐き出す) 相談をする(一人で処理しない)

以上です。

具体的な対処法は少ないですが、
「就活で不安になると逃避行動をとるかも」と自分で思っておくだけで予防にもなります。

今回の記事で少しでも就活に向けて前向きに前進してくれる方が増えることを願っています。

以上です。

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