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【140字小説】明日の天気

「明日は雨」
彼女は言った。
「アプリもそうなってる」
僕は関心もせず返事すると彼女は不機嫌そうにそっぽを向いた。
 彼女の天気予報は当たる。なんとなくわかるらしい。
予報の精度が低い時代はよく頼った。

 念願の旅行だった。
月が僕らを照らす。流れ着いた浜辺で僕は彼女に尋ねた。


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