親子クラスへの思い
平日に学校以外で子どもたちが安心して過ごせる場所として、4月から週2回の予定で「自由学校 野の花」を開催します。
年明けにこの計画を発表したところ、宍粟市近辺で学校に行っていないお子さんのいるお母さん方や、不登校支援をされている方、子どもたちの遊び場などの事業をされている方など、多くの人からそれぞれの思いや意見、要望を聞く機会をいただくことが出来ました。
私自身は、これまで周りで見てきた「公立の学校に行かない選択をしている子たち」というのが、親も含めて積極的にその選択をしている子が多く、自由と自主性を尊重してみんなで楽しく過ごせる場所にしたい、という思いばかりが強かったのですが、現実にはお子さんが学校に行けないことで心身共に疲弊されてるお母さんが沢山いらっしゃいました。
そういった方々のお話を伺う中で、私も自分が出来ることと必要とされていること、子どもたちと創りたい世界と現状の課題を、あらためて考えました。
例えば、支援施設のような場所があったとしても、そこまで子どもが出ていけない、ましてや他の年齢の異なる子たちと一緒に過ごせるかというとハードルが高い、という問題。
自分が仕事に間に合うように、子どもを学校かそれに代わる場所に送り届けたいけれど、そんなにまでして仕事に行くのが本当に望んでいることなのか、というお母さんの切実な氣もち。
そんなことを色々思い巡らすなかで、やっぱりお母さんが安心した楽な状態で暮らせるようになることが先だ、と氣づきました。
私は数年前にグループでカウンセリングの勉強をしていました。
その時によく起こったのが、不登校の子を持つお母さん自身が、子どもではなく自分にしっかり意識を向け、自分の本当の望みに氣づいてその通りに動けるようになれば、子どもは勝手に元氣になって自分から動き出す、という現象です。
まさに子は親の鏡で、自分が泣いているのに鏡の中の姿だけを笑わせることは出来ないのです。
子どももしんどい、お母さんもしんどい、とい膠着状態では、いくら努力してもがいても、どうにも上手くいかないのですが、意識の方向が変わると、スッと何の苦もなくそこから抜けられるのです。
自分の心に背いて、不自然なことにこだわっているから苦しくて頑張っても上手くいかないだけで、自然なことは楽でスラスラ行くものです。
整体は交通整理のように、氣の流れを通りやすく整えるとともに、世間体などの頭でっかちな正しさや、根性、努力といった精神論でばかりどうにかしようという現代の風潮から離れ、「身体で心を支える」「身体が変われば心も変わる」(もちろん逆も然り)を体感できる機会でもあります。
そういうわけで、当初の予定を変更し、毎週火曜日は午前・午後各1組ずつの親子クラスとさせていただくことにしました。
ここでは、親子での氣を感じる遊びや体操を通じて、自分と世界との開かれた関係に安心感を取り戻します。
親子クラスですが、お母さんだけで参加されても構いません。ここで感じて、体験したことをお子さんとの触れ合いの中で使っていただいたら良いですし、何よりお母さんが楽に、自分の望むように生きられるようになれば、子どもの方もこの世界に対する意識が変わり、自然に元氣になるからです。
毎週水曜日は、当初の予定通り子どもたちだけで集まって自由に過ごす場としますので、ぜひ遊びに来てください。
一日の過ごし方など、詳しくはホームページをご覧ください。
お申し込みは公式LINE にメッセージをお送りください。
親子クラスは各回90分で何度でも無料です。
水曜日子どもクラスは昼食やおやつ、製作の実費が要るため1,000円とさせていただきます。
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