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5月の観劇日記-朗読劇「わたしの頭の中の消しゴム」、猿博打

誰も読んでないnoteです。お久しぶりです。
やはり更新が滞ってしまい月1ですら自分はできないのか……と悲しくなっています。
5月はあともう1本見ています。ただ書ける余裕がしばらくない、というより購入した脚本を読んでから感想を書きたい。はずなのにまだ脚本が読めていないという状況です。

このままでは延々に公開されないので、先に書いていた分だけ公開します。
5月初めに見た2本です。

1.朗読劇「わたしの頭の中の消しゴム」


5月5日12時公演、大手町よみうりホールにて観劇。
観に行ったきっかけは、塩野瑛久さんが出演されるから。わたしの世界では彼が1番美しい人です。

コロナ禍に入る直前に行われた舞台「エンドレスリピーターズ」のDVD発売イベントぶりの生での拝見でとても楽しみにしていました。
昨年の舞台は、チケットを取っていた回が中止になってしまったので本当に久しぶりでした。

久しぶりに見た塩野さんはもちろん美しくて、約3年前に見たときよりもより美しくなっていて、やっぱり好きだなあと再確認しました。
共演の高月彩良さんも綺麗で演技もよくて、正直、今回の公演で心が揺さぶられたのは高月さんのセリフのシーンばかりだった気がする。

そして肝心のストーリーは、途中から違うことが気になってしまってのめり込むことができなかった。
韓国の映画を昔見たことがあるので大筋は覚えていても、詳細は忘れていたのでほぼ前情報なしの状態での観劇。

2人が結婚してしばらくして、実は彼の母親が生きており借金で苦しんでることを彼女が知るシーン。
幼い彼を捨てたと知りながらも「家族だから借金を肩代わりしよう、それで新居が買えなくてもいい」と言い、それを拒否する彼に「心を広く持て(心の部屋を開け渡せ)」とせまる。

え?????正気か?????

だって、それって虐待だよね?自分を虐待した親を助ける必要性なんか一切ないよね?
「わたしなにか間違ったこと言ってる?!」とセリフがあったけど、間違ったこと言ってるよって言いたい。
韓国と日本では家族観も違うだろうけども、それでも虐待するような親を助けない子どもを責めるなんてお門違いもいいところでしょう。
結局、新居のお金で借金を返済してて本当に幸せなのか疑問になってしまった。

そして彼女が若年性アルツハイマーであることが発覚し症状が進むにつれて、彼の介護疲れが見え出してきてとても怖かった。
普通に働いて介護もする、しかも自分のことも忘れている人を介護するなんてまともな精神状態でいられるわけがない。
いつか介護疲れによる虐待及び殺人が起きてしまう……(そんなストーリーにはならない)

最後は、施設に入った彼女に会ったところで終わりますが、そこも引っかかってしまった。
会いに来た彼を見た彼女が笑いかけて「だれですか?」と問いかけるシーンで、照明などの演出含めて彼がひどくショックを受けたことが表現されてましたが、え…なんで…?いまさら…?
帰ってから改めて韓国の映画を見て、そこで彼は柔らかく笑うに留めていてそちらの方がよほど自然だなと思いました。

ここまでこんなに買いておいてだけど、たぶん私はこのストーリー自体がそこまで好きではないのかもしれない。
でも、彼女がいろんなことを忘れていくにつれ、壁に貼ってあったメモが床に落ちていく演出は感動しました。観に行ってよかったです。

2.「とりつくひま」猿博打


5月5日16時公演、スタジオ空洞にて観劇。
観に行ったきっかけは、3月に見た三匹と三羽(猿博打とかるがも団地の合同企画)でもらったフライヤーに入ってたから。
その日の公演も面白かったし、今回もテイストが違うけど面白そうだなと思ったのでわりとすぐに予約した気がする。

初めてのスタジオ空洞は本当にめちゃくちゃ迷った。
地図上だとここなのにそれらしき建物がなくて、開演時間もせまり本当に焦った。近くでスマホを凝視している女性も迷っているんだろうな、絶対にそうだろうなと確信しながら声を掛けることもなくうろうろしてようやく見つけられました。
普通のマンションの入り口みたいで、よくよくみるとアーチが掛かってた。上を見て歩く人生を送ってないから見つけるのに時間がかかったのかもしれない。かなしい。
なんとか席についたら、さきほど見かけた女性が遅れて入ってきて、やっぱりなとすこしだけ安心しました。

その日は雨の予報で蒸し暑く、迷ったせいで汗だくになりながら開演時間を迎えました。
そこからはもう本当に「楽しかった!」の気持ち!のみ!たのしい〜!!!
3人のワンシチュエーションでのホラーコメディという前触れからは想像できないパワフルさ。
これは1日に3ステやる方がホラーじゃない?(13時16時20時でその日はやっていました)

3人ともずっと振り切れていて、真面目にコメディをしてくれる人たちが1番おもしろい。
あとおそらく自分自身と同年代だと思うのでネタもわかりやすい。洋画はほぼ見ないから分からないところあったけど雰囲気で笑ってしまった。

猿博打って劇団が好きかもしれない、から完全に好きになりました。ありがとうございます。
また好きなことが増えるのは嬉しいです。
次回公演も行くので情報解禁たのしみにしています。でも次行ったらグッズとりあえず全種類くださいって言っちゃいそうでこわい。オタクはブロマイドがだいすき!(バカでか主語)

さいごに。

観劇前後のごはん。

・アマン東京(大手町)

大手町ならおいしいパン屋さんもあるだろうと踏んで行ってみた。なんか食べる前に注文のオペレーションがぐだぐだすぎて、テンション上がり切らずに食べてしまった。持ち帰って家で食べたときの方がなんとなく美味しく感じた。

・サンマルコ(池袋)

ずっと気になってたお店!めちゃくちゃおいしかった!食べるたびにおいしいって心の中で言ってた!おいしい!!

次回は劇団た組とシベリア少女鉄道の感想を書きます(決意)

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