後悔と未練と自分で舞台に立つ
二度目まして。中村野々花です☺︎
中村野々花だと自己紹介をしているけれど、
「あれ?柴田ののかなの?中村野々花なの?」と疑問に感じられそうな気がしてきました。
今、私が中村として記事を書いていることには自分なりの理由があるのです。
自分のけじめとして柴田を名乗る前に一旦ある程度中村としての話をしておきたいのです。
自分語りは中村で終えて、自分の身の周りの素敵な話は柴田にとっておきたくて。
自分の中で中村としての記事を5つ書いたら柴田を名乗ることにしました。だから今回とあと3つはこれまでの"役者中村野々花の話"をさせてください。
後悔と未練と自分で舞台に立つ
そもそも自分は後悔や未練を残して死にたくないなと思いながら生きていて。
人生の中で自分にとって大きな決断をする時にそれをして・しないで後悔しないかを自問自答してから選択をしたり、
やりたいことや継続してきたことをやめる時にそこに未練はないか・未練が残らないようにやめられるかを試行錯誤してから次に移ったりするように心掛けていて。
でも数年前に舞台に立つのを諦めました。
後悔を残して。
そして2年前お芝居の道も諦めました。
未練を残して。
舞台に立つのを諦めたのは高校3年生の時の進路選択。
お芝居の道を諦めたのは大学4年生の時の適応障害。
どちらも人生に関わる大きな選択と決断になるから、普通に生きていても考えすぎるのにいつも以上に自分の頭を使って考えに考え抜いて。
その上で自分のためにはこれが正解なんだろうなとふと湧き上がる感情に蓋をしながら目を背けながら突っ走って。
「やりたいことから逃げたのは自分が未熟な人間だからだと思い込んで自分を停滞させる悔しさ」
「やりたかったことを本当はこの先も続けたかったと自分を過去に縛り付ける諦めの悪さ」でもってここ数年くらいは鬱々とした後悔と未練とともに自分は生きてきました。
でも今年の春に舞台に立つことにしました。
また後悔を残して。
そして今年の夏に一つの公演を終えました。
また未練を残して。
もう一度舞台に立つと決めたのは社会人1年目の会社都合による失職とそれに伴う就活期間。
そして公演を終えたのは社会人2年目の求職期間とそれによって次の就職先・生き方が決まった時。
どちらも人生に関わる大きな選択と決断になることはわかっていたのに、いつもと違ったのはよく考えもせずに衝動的に動いたこと。そして誰かの言葉や考えも頼ったこと。
その上で自分のためにこれはよいことなんだろうと自分の弱さと不甲斐なさに蓋をしながら傷つきながら"後悔と未練を晴らすための一度きりの舞台"のために突っ走って。
「やりたいことと向き合ったからこそ、もっとああすればいいものができたんじゃないかと思って自分を成長させる悔しさ」
「やりたいことに再挑戦したからこそ、これを一時的にとせずもっともっと続けていきたいと自分を未来へ連れていく諦めの悪さ」でもってこれからは清々しい後悔と未練とともに自分は生きていくことにしました。
本当は夏の公演で後悔と未練とはさよならをして、舞台から下りて、自分は綺麗さっぱり新しく生きていくつもりだったんです。
でも夏の公演を経て新たな後悔と未練とはじめましてをして、舞台に立って、自分はまた違うカタチで綺麗さっぱり新しく生きていくことを決めました。
"後悔と未練と自分で舞台に立つ"
それが役者としての中村野々花の決意であり、
今後柴田ののかに託したい気持ちでもあります。
それじゃあ
夏の公演前後や稽古・本番でなにがあったのか、
何が起きて自分の心にそんな変化があったのか、それはまた次の機会です☺︎
役者 中村野々花
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