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いぬ検定の勉強法


はじめに

いぬ検定を受験いたしました
いぬ検定とは、『犬を深く理解し、またよりよい関係を築くために必要な知識を検定を通じて体系的に学ぶことで、人と犬とのよりよい社会を実現していく』ことを目的とした検定です。
申込みは公式サイトから行えます
公式サイト: https://www.kentei-uketsuke.com/dogtest/ 

これまでに第4回までが開催されており、始まって間もない検定であることからどのような対策が必要なのか説明している人が少ないと感じたので、私が実際に試験を受けて必要だと感じた対策をまとめておこうと思います
合格までの道筋が分からず受験を迷っている方は、ぜひ私の情報を参考にチャレンジしていただけると幸いです

級と出題範囲

★ この章についてご存知の方は読み飛ばして構いません

いぬ検定には初級・中級・上級があります
私が今回受けたのは初級中級併願です

初級

初級は『犬にストレスを与えることなく、一緒に暮らす知識を有し、犬とのより良い関係を築ける犬のパートナーレベル』とされており、出題範囲は『犬の進化の歴史や生態、暮らし方、しつけ方から気持ちの理解、食育、介護、防災や住環境に関する基礎知識をオンラインテキスト掲載内容を中心に出題します』とのことです

正答率80%以上で合格
合格すると合格認定証が受け取れ、合格認定カード(有料)を作成してもらうことができます

中級

中級は『犬に関する法律面も含む社会的な専門知識を持ち、周囲に的確なアドバイスが出来る犬のスペシャリストレベル』とされており、出題範囲は『犬の生態から住環境、防災に至る暮らし方全般に加え、犬に関する法律知識等を出題します。全体の約7割をオンラインテキストから出題する他、時事問題や、飼い主にとって社会的に必要不可欠な知識について、テキスト外からも出題します』とのことです

正答率70%以上で合格
合格すると合格認定証が受け取れ、合格認定カード(有料)を作成してもらうことができます

上級

上級は『犬に関する栄養学・法律等、社会学的知識を含む、犬との生活における全局面の知識を有し、社会に対する発信力を持てる犬のエキスパートレベル』とされており、出題範囲は『犬との生活に関わる全局面での実践的な知識、また法律、栄養、病気対策等、専門的な知識も問います。全体の7割を上級オンラインテキストから出題する他、中級同様、テキスト外からも出題します』とのことです

正答率70%以上で合格
合格すると合格認定証が受け取れ、合格認定カード(有料)を作成してもらうことができます

併願について

試験は自宅で受けることができます
試験は初級、中級、上級の順に行われ、試験時間は1時間です
試験時間が被らないように設定されているため、併願することが可能です

公式テキストは初級と中級が共通、上級のみ別のテキストとなっています

実際に受けてみた感想

初級と中級を併願

受験を決めたのが締切日当日で、勉強時間が3週間ほどであったため、テキストが共通である初級と中級の併願で受験しました
犬は子供の頃に家族で飼っていたことがありますが、知識はほとんどない状態での受験です

テキストはオンラインテキストなので、申し込みすると pdf 形式ですぐにダウンロードできる他、ブラウザで閲覧が可能です。ところどころ誤字があるのが少し気になる……。ブルドッグなどの『短頭種』のことを『単頭種』と誤字っていて、ケルベロス以外の犬はみんな頭1つでしょと

ちなみにテストの問題文も普通に誤字ってるところありました。その問題は(誤字関係なく)間違えたんですが、扱いはどうなるんだろう?

受験に向けて

テキストを読み込み、付属の問題集を解く
これを受験日まで繰り返しました
テキストは180ページ程度、付属の想定問題集は50問です
私は3周できました

想定問題集の回答は覚えてしまいましたが、全く同じ問題や問い・選択肢を変えただけの問題も出題されるので、むしろ想定問題集の問題と回答は全て覚えてしまったほうが良いと思います

初級受験

オンラインテキストが中心に出題されますが、当然テキスト外からの出題もあります
中級と比較するとテキスト付属の想定問題集からの出題が多かったと思います
また選択肢も明らかに間違いとわかる選択が入っており、実質1択2択の問題が多いように感じました

中級受験

初級の出題範囲と違い、テキスト外からの出題が出題範囲に明記されています
しかしそこまでテキスト外からの問題は多くないように感じました。3割がテキスト外からの出題となっていますが、問題の3割ではなく選択肢なども含めて3割ではないかと思います。つまり選択肢にテキストに載っていない単語があっても、テキストに載っていた単語を覚えていれば選択肢や消去法を駆使して正答を導くことが可能です
一方でテキストでは全く触れられていない問題も存在しました。この対策については後述します

初級と比較するとテキスト付属の想定問題集からの出題は減り、選択肢の難易度も上がっていました。合格に必要な正答率は下がっていますが、難易度はそれなりに高いと思います
少なくとも無勉強で受かるような試験ではないと感じました

有効な対策

★ 公式テキストを読み込む

出題範囲の7割を占めているので当然です
仮にテキスト外からの問題が全く分からなくても、公式テキストからの出題を確実に正解すれば合格可能です

また公式テキストは実際に犬を飼う際に役に立つ書籍となっているため、内容は理解して手元に置いておくようにするのが良いと思います
オンラインテキストですが pdf 形式でダウンロードすれば嵩張りませんし、印刷することもできます

★ 別の級の復習をする

併願した方、以前に別の級を受験して上の級にチャレンジする方向けにオススメの方法です
上級は中級・初級の出題範囲を、中級は初級の出題範囲を包含しています。つまり初級で出た問題は中級、上級でも出題される可能性があります。問題の傾向も級によって違いはありませんので、テキスト外からの出題に関しては傾向が似てきます

併願受験であっても各試験の間には1時間以上の時間があります。試験終了後、自分の回答はブラウザの印刷機能を使って保存することができるので、次の級まではテキストの見直しをするよりも受験した試験で分からなかった問題の確認を優先するべきです。Googleなどを駆使して復習をしてください

★ 上の級の範囲からも出題される

下の級で出題された問題が上の級で出題されることがあるように、上の級の出題範囲から出題されることがあります

初級と中級はテキストが同じなので勉強する範囲は同じですが、上級のみテキストが別です。このテキストは公式サイトで数ページ試し読みできるのですが、中級でこの試し読みページから出題されてた問題がありました。初級中級のテキストには載っていない内容だったので、おそらくテキスト外からの出題に該当すると思います

特に中級の受験において、確実に合格を目指すのであれば上級のテキストを読むことが対策になり得ます

★ 公式サイトの練習問題

想定問題集とは別に、公式サイトには練習問題が用意されています
各級たったの4〜5問ですが、想定問題集と同様に練習問題も暗記してしまったほうが良いでしょう。想定問題集と異なる問題もあります

まとめ

いぬ検定の勉強法について、私の受験経験に基づいて説明をしました
上記の対策を行えば、まず間違いなく合格点は取ることができると思います

いぬ検定を受験した所感としては、難易度は勉強した成果を実感できるくらいの難易度になっていてちょうど良く、勉強する内容も犬を飼っている人にとっては実践的で良い試験だと思いました
犬好きの方だけでなく、これから犬を飼いたい人、飼おうか迷っている人にとっても有用な知識が身につく試験です。特に子どもに受けてほしい内容だと思いました

私の経験がここまで御覧頂いた皆様の役に立てれば幸いです

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