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不登校になってしまったら…

気づけば学校に行けないことが当たり前の日常になり、それでも何とか登校できるようにならないかと必死の毎日でした。

『行きたくなければ行かなくて無理してまで良い』
こんな言葉をよく目にするようになりました。

頭では分かっていても、受け入れられない自分がいて、とにかくネットや本を読みあさり、講演会にも参加して勉強しましたが、なかなか答えが見つからない。

自分の息子をどうやって普通に学校に行けるようにしてあげれるか、そればかり考えていました。

そんな中、かかりつけ医からの紹介で大きな病院で低血圧症の検査(ヘッドアップチルド)を行うことになりました。

もともと、低血圧で頭痛持ちだった息子ですが、学校に行けなくなってから、一気に体調が悪くなり、頬も痩せて、顔色も悪くなっていきました。

検査の結果は中度の起立性調節障害。

10分直立で立っていると貧血で倒れるというもの。血圧は80/40くらいで、とてもじゃないけど、学校に楽しく通える状態ではないことがわかりました。

この時点で、病気と診断されたことで、内心、この病気とうまく付き合っていけば、何とか元気になるのかなと、真っ暗な中の光のように感じたのを覚えています。

お薬を処方してもらって、生活面の注意事項を改善していきながら、何とか、塾や習い事には復帰できるように。

不登校になる直前に始めたバスケは本当大好きで夢中でがんばっていましたが、朝が起きれなかったりでぎりぎりの状態で続けていた感じでした。

それでも、運動はどんどんさせるようにと病院の先生にも言われていたので、必死で参加できるように、気持ちを盛り上げたりしながら親子で頑張っていました。


この頃に初めて読んだ不登校に関する本がこちら。まだ大切に持っています。

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息子の気持ちを知ろうと、毎日ノートに日記をつけながら、この本の通りに実践。

学校に行けずに泣いてばかりだった息子が少し落ち着きを取り戻したのは、この本をきっかけに、私が息子の気持ちを大切にする方法を学べたからだと思います。

そんなやり取りにももちろん時間をかけていたし、

当時は、仕事も調整する必要が出てきて、生活をどうやりくりしながら長男のサポートができるかを模索していました。

フルタイムで働いていた仕事を辞め、貯金を崩しながらフリーで働くようになりました。

貯金といっても、子どもの為に貯めていたわずかな貯金だったので、本当に心細かったです。

不登校の子を抱えて、生活も自分にかかっている状態が本当に不安でした。

こんな状況のシングルマザーをサポートする制度があればいいのにと思いますが、自分の甘えなのかなと思い頑張ることだけを考えました。

続き(保健室登校が始まる)


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