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緊張に負けない人になる!「自分を信じられる心」のつくり方

人前で話さなければいけないとき、声がうわずったり手が震えたりしてしまうことはありませんか。どんなに練習しても、いざ本番になると心臓がバクバクしてしまいます。なぜならうまく話そうとすればするほど、自分を追い込んでしまうからです。でも大丈夫。どんなに追い込まれた状況でも、緊張を乗り越えて話ができるようになれます。このnoteでは、その方法をお伝えします。

1.本番までの準備

ステージに上がった時、自分が一番上手いと思え
ステージを降りている時、自分は一番下手だと思え

エリック・クラプトンの有名な言葉です。

本番までの準備は大切です。準備次第で本番の出来が決まるといってもいいでしょう。自分が一番下手だと謙虚に受け止めて、準備を進めていく必要があります。

原稿を書く時には、分かりやすく伝えられているのか、聞いている人が楽しめるかを考えて構成を練ります。言葉の使い方、言い回しが適切かにも気を配りましょう。
原稿ができれば、実際に話す練習です。自分の話しやすい言葉に変えながら、繰り返し声に出してみます。

さあ本番です。ここまで準備したのですから「緊張しない」と思って
いたのに、いざ人前に立つと緊張してしまうことがあります。
それはなぜでしょう?

それは、技術面の準備しかしていなかったからです。

よくスポーツ選手が勝利者インタビューでこんなことをいっていませんか。
「誰よりも厳しい練習に耐えてきた自信があったので、落ち着いて力を発揮できました」
恐らく彼は、過酷な練習によって「心」を鍛えていたからこそ、いざというときに自分を信じることができたのでしょう。

準備には、技術面だけでなく心の準備が必要です。
心の準備もできてこそ「本番に自分が一番上手い」と思えるようになります。

2.自分で自分を信じる

2000本以上も披露宴の司会を経験したベテランでさへ、本番が始まる前は緊張するといいます。人前で話すことに慣れていないあなたが、緊張するのは当然です。

緊張していいのです。
緊張するということは、それだけ上手く話したいという気持ちの表れです。そのために準備を重ねてきた証拠です。

ここで緊張に負けてしまうのか乗り越えられるかは、「自分が上手くできる」と自分を信じられるかにかかっています。
うまく自分が話せるという可能性を、他の誰でもなく「あなた」自身が信じてあげられなければ、緊張に打ち勝つことはできません。

3.自己効力感

緊張を克服するためには、技術面だけではなく「心」の準備をしていく必要があります。この心を「自己効力感」といいます。

自己効力感

自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること

【Wikipedia 引用】

どうすれば「自己効力感」を育てていくことができるのでしょうか?
これには、日々の積み重ねが必要になってきます。
自分の可能性を信じる練習が必要です。

「一日一善」
一日に一つ良いことをしてみてください。
どんなに小さなことでもいいのです。自分のためでも、人のためでも構いません。良いことを心がけてください。

例えば、落ちているごみを拾った、お風呂掃除をしたなど。
少しハードルが高いですが、駅のトイレを掃除してくださっている人にお礼を言うことも効果的なんだそうです。

そして、ここからが大切なことです。
自分の行動をノートに書いてみてください。その時に、自分の行動によってどうなったかも書いていきます。

<落ちていたビニール袋を拾った>
  ↓↓
・道路がきれいになった。
・次に歩く人が嫌な思いをしなくて済んだに違いない。
・あのままにしていたら誰かが踏んで転んでいたかも。
 事故を未然に防いだ。

書くのが面倒であれば、誰かに話してもいいし、お祈りのようにつぶやいても構いません。

ともかく自分の行動を、自分自身で褒めてあげる時間を作ってみてください。その積み重ねが「自分がこれからすることをうまくこなしていける」と、思えることにつながっていきます。

4.まとめ

人前で緊張せずに話せるようになるためには、技術と心の準備が必要です。
どんなに準備をしたにもかかわらず、緊張してうまく話せない場合には、技術面だけの準備しかできていないのかもしれません。心の準備をすることで、緊張を克服できるようになります。

そのためには「自己効力感」を高めていくことが大切です。
「一日一善」
自分の行動を褒めて、認めてあげてください。
自分が、自分の可能性を信じられる「心」を、育てていきましょう。