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たまたまそこにいただけ。僕らは偶然、出逢った気になって。そこにいただけ。

青春、青い青い春、僕らはそれぞれが群像劇の主人公 主役
君があの時 何を見ていたのか 僕があの時 何をしていたのか
僕らの世界は擦れ違い 一日が終わって今夜もあの時と同じ夜の中にいる。

僕らは何を想い 何を描いていたのか 夢や未来の僕らを想い描いていた。
君は何を望み、何を求めている。 君の夢はどこに向かって生きているの。

いつまでも僕らはそこから抜け出せずに 

空を眺めては 銀杏並木を歩き 眺め 切り取って。

いつまでもそんな日々が続くとは分かっていたのに。

そのいつかを拒絶して、「今がすべて」だと 遠い未来を見ずに。


いつか君から連絡が来ると信じて 僕は毎日が過ぎ去っていった。

僕らは同じ夜の中 同じ空気 空の下 星の下

いつか届くと想い信じた 一人。

信じて疑わなかった。

こんなにも時間が あっという間に過ぎ去るとは僕は考えたくなかった。

君は見えていたの? 君は何を考えていたの。

いつか君が僕を許してくれると 果ての無い夢を、僕は追い求めて。

僕は一人の世界で 誰もいない世界の中で 僕は君を想い描いていた 

ただそれだけ。


いつかは終わりが来る事も、いつかは夢から冷めて、君が消えていく事も

分かっていたけれど 想像したくなかっただけ。

思い描くエンドロールの結末から目を逸らした。
夢からも現実からも目を逸らして、このまま行ける所まで行こうと。

自分の中で対峙する「葛藤」を掻き消すように薬を飲んで。


君の声が 声が聴きたいのですが、聴こえないのです。

フィードバックノイズ に 甘い夢に 幸せ夢見た 

霧がかかって見えない君がいる夢に 幸せを求めた


今夜も終わりがない 今夜もいつもと同じ夜闇の中で

終わりがない繰り返す時間を過ごして 

君を想い描いて まだ 声が聴きたくて 声を聴きたくて

こんな雨の中 眠れない夜の中にいる

・・・・・・・・

せってんぼくたちのせってん
さいしょからないって わらわせないで
すくないせってん
みつけてわらって さがしてわらって
ぼくはろまんていすと

せってんぼくたちのせってん
さいしょからないってけちつけないで
すくないせってん
みつけてわらってすこしだけないて
ぼくはろまんていすと

たのしいよりつらいよる
よるはぬけだせないくらいもり
どくははきだせないくらいもる
あとはかみだのみ、かみだのみ、かみだのみ

by 髭 「せってん」

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