のんのの日常

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紫陽花の花言葉。

雨露に濡れた紫陽花が、少し遅めの梅雨本番を告げる。 そんな涼しげな6月末も、夕暮れ時には夏の気配を漂わせた湿った風が私の体を包む。 仕事終わり、日々身体が重たくなるのを感じながら、今日も東京駅に向かう。華金の東北新幹線は、やはり少し混んでいるみたいだ。東京駅の新幹線乗り場を行き交うほとんどの人が、旅行というより、出張を終えたサラリーマンだ。世のお父さんたちは、本当によく働く。 お腹が楽ちんのキャメル色のロングワンピースに、黒いキャップを被り、ナイキの黒いスニーカーを履いて

    • 気づけば、春で。

      諸々のことを、考えなければいけない。 今やっている仕事のことや、住まいのこと、体のこと、食生活、病院などなど。今は物理的に相手とも距離があるので、結婚式や披露宴のことも、一つ決めるのに結構時間と体力が要る。 ただ、たぶん当たり前だけど、忙しくても周りがなんと言おうとも、今は人生で一番自分の体を大切に考えなければいけないと思う。それは自分のためというより、自分の中に芽生えた小さな小さな命のため。そして、その誕生を心から楽しみにしていてくれる大切な人のため。また、楽しみに待って

      • 親になる、ってこと。

        想像したことくらいはあった。 自分が親になったら、母になったら、ということ。突然にその想像が現実となったとき、ちょっと戸惑いながらも、やっぱり嬉しかった。 35歳。結婚願望もそれほどなかった私は、ある男性とお付き合いしてすぐに妊娠した。そう、なのでこれから結婚とかもするらしい。 母になる。本当だろうか。 実は私、昔から体も弱く、そのくせノリと勢いだけで生きていたせいで学生時代から無理のある生活をしていた。運動も勉強もそこそこ頑張ってたし、大学ではサークル三つとアルバイト三

      紫陽花の花言葉。