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「あなたの言葉で心が傷ついた」っていう現象がいかに厄介かって話。

 面白い記事を見ましてね。

 のぶみ『ママがおばけになっちゃった!』の内容が、子供の心を傷つけると。で、それに対する批判を本人にぶつけると「その言葉に僕が傷ついてるんすけど、そこんとこどうなんすか?」という「ごもっとも」な返しが来てしまうというんですね。

 この「他人の言葉や表現に心が傷つく」って現象、すげー厄介だと僕は思っていて。

 どう厄介かというとですね。まあこういう場合、極論で説明するのがわかりやすいと思うので、極論で説明するとですね。

 例えば、僕が言われるととても傷つく言葉があるとしますよね。しかし、僕が寝ている間にそれを耳元で言われても、僕はまったく傷つかないと思うんすよ。まあ、そんなこと言うてくる人が寝ている僕の耳元に接近していると言う物理的な脅威には慄きますけど、それはそれとしてですね。

 この極論から何が言えるかって言うと、「他人の言葉自体に人を傷つける力はない」ってことなんですね。じゃあ、なんで心が言葉で傷つくかっていうと、その言葉を聞いた時に「僕の脳内で反射的に起動するプログラム」ってのがあって、それが僕の心を傷つける、と言う因果があるからなんですね。

 自分の中で立ち上がって、自分を傷つけるわけですから、いわば「自傷プログラム」とでもいえます。

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