Photo by hananosu 短編SF小説「壁に向かう」 4 タニリョウジ 2021年11月11日 21:50 私の父はYouTuberだった。私が父の姿で覚えている一番古い記憶は、父が誰もいない壁に向かって熱心に何かを話している後ろ姿だ。 今にして思えば、壁に立てかけたカメラに向かって話しかける動画を撮影、あるいは、ライブ配信をしていたのだろう。 おかげで私は、人というのは、大人になったら誰もいない場所に向かって話しかけるようになるものなのだ、と思って育った。小学生になる頃には、大抵の大人はそんなことしない、と気づいたが。 ダウンロード copy ここから先は 1,199字 まちづくり絡みの記事をまとめたマガジン「読むまちづくり」。 月額課金ではなく、買い切りです。なので、一度購入すると、過去アップされたものも、これからアップされる未来のものも、全部読めるのでお得です。 読むまちづくり 990円 まちづくり絡みの話をまとめています。随時更新。 購入手続きへ ログイン #youtube #youtuber #新社会人 #SF小説 #炎上 4 サポートされると小躍りするくらい嬉しいです。 記事をサポート