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ももちゃんは、カワイイものがお好き。


ある美術館からの帰り道のこと。

その美術館は、まるで一つの街のようなショッピングモールの中に入っています。

お洒落な食料品店やレストラン、家具屋さん、ブティックが立ち並んでいて、美術館を歩くときのように心躍ります。

かなり高級なので、ほとんど見るだけ。

それでも、楽しい。


ところが、あるお店での前で、私の足は止まりました。

その店先には、とてもかわいいうさぎのぬいぐるみが置かれていたのです。

吸い寄せられるようにそのお店の中に入っていきました。


値段を確認すると、私でも買えなくはない値段。

ほどよくふわっとして、くたっとしていて、私の大好きなタオルケットを思い出すような肌触り。

手のひらにのるくらいの、こじんまりとしたサイズ感。

私が、このうさぎさんを、おうちに連れて帰ろうかどうか悩んでいると、お店のお姉さんも、とてもかわいいぬいぐるみですよね、と話しかけてくれました。

そのお店には、いくつかほかにもぬいぐるみが置かれていましたが、この子ほどかわいい子はほかにいません。


私がレジまで持って行くと、お姉さんは、そっとぬいぐるみを受け取って、

「どんなふうにお包みしましょうか?」

と、聞いてくれました。


そこで、私はハッとします。


これは、プレゼント用だと思われている!と。

ぬいぐるみに気を取られていましたが、そこは子供服屋さん。

小さい子へのプレゼントだと思われたのでしょう。


あやうく、自分用ですのでラッピングはしなくていいです、と断ろうとしていましたが、ギリギリで雰囲気を察知し、袋の色とリボンを選びました。

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ずいぶんとかわいくラッピングしてもらったうさぎさん。

自分用だけど。

自分へのプレゼント、と言い訳をします。


美術館を歩いたあとは、頭も体もクタクタに疲れてしまうことが多いのですが、自分へのプレゼントを抱えた私は、軽い足取りで帰路につきました。


家に帰り、包みを解くと、自分へのプレゼントなのに、どこかうれしい。

アラサー女子にはかわいすぎる贈り物ですが、好きなものはたぶんこれから先もずっと好きなままなのです。

ぽやぽやとどこかとぼけた顔のうさぎさんは、私の好きな人にも、ちょっぴり似ているような気がします。


この子は、いま、この子に似ている人のお家にいます。

妹からもらった、この子たちとともに。

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私が買ったうさぎさんと、妹がくれたアルパカさんもほんのり似ていますね。

私の留守中、うさぎさんとアルパカさんたちは、彼の寝顔見守り隊員として、活躍しています。





今回は、この企画に参加しました。

ごめんなさい、締め切り過ぎちゃいました。

でも、ももりゅうさん誕生日は今日ですね💓

おめでとうございます✨



私は、かわいいもの、かわいいひとを愛しております。

かわいいは正義なのです(`・ω・´)✨


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