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晴れの日も雨の日も

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そのとき感じたことを感じたままに綴るエッセイ集。晴れの日のように澄みきった気分のときも、雨の日のように翳りに覆われるときも、その気持ちを、透明な言葉で伝えたい。
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#今日のおうちごはん

ハレの日の美術館

よく晴れた5月のある日、私たちは美術館で結婚式を挙げた。 結婚式といっても、参加者は私と…

如月桃子
2年前
271

如月の日記

2月1日 30歳になった。 夫が出張で遅くに帰ってくるため、家に帰るとひとりきり。 私は結婚…

如月桃子
4か月前
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年末年始の日記

どんな言葉から書きはじめようか、少し迷いながらパソコンに向かっています。 実家で過ごした…

如月桃子
6か月前
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12月前半の日記

今日も日記を綴ります。 今回も長いので、つまみ食い推奨です。 つまみ食いのおともには、こ…

如月桃子
6か月前
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11月の日記

11月の日記です。ごはんと本のお話が多めです。 長文なので、気になるところだけ、つまんでく…

如月桃子
7か月前
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これからも持続できそうな、おうちごはんの提案

SDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標 )について、はじめて本で読んで知…

如月桃子
1年前
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わが家の甘やかしカレー

カレーの匂いが、階下からたちのぼってくる。 実家では、それが休みの日の合図だった。 わが家では、カレーをつくるのは父の担当。 父のカレーは、つくるのにとても手間がかかる。 そういうと、スパイスから調合しているのか、と思われるかもしれないが、父はスパイスに関してはそれほどこだわりはない。 スーパーで安売りされた市販のカレールーを使う。 それでも、父がつくるカレーには特別なおいしさがある。 食べた瞬間に、ほろほろとお肉が口の中でとけ、たまねぎとにんじんの甘さが口いっぱ