ココロのバランス

心が、揺れている。

昨日からずっと。

若い、才能ある人間がこの世から去り
しかもそれが自らの選択によるもので…

私は関係者でもなければ、
お会いしたこともない。
もの凄いファンということでもなかった。
けれど、彼の死は私に衝撃を与えた。

何があったのか、何を思ったのか、
もちろん私に知るすべもなく。
憶測する事すらおこがましい。

私も、向き合わなくてはならない。

けれど、どんなに時間が経とうとも、
答えなんてみつからない。
遺された人間は、ただひたすらに
その事実を受け入れるしかない。

ココロが苦しくなる。

もう、大丈夫。
そう思っても、こういう事があると
木の根っこの陰に隠れていた感情が
思いがけず姿を現わす。

それでも、バランスをとりながら
明日も生きていく。

それが、遺された私にできる
最大の弔い。