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バイブル映画に出会った話

映画「魔女見習いをさがして」を見てきました。
というのももう1週間ほど前のことになっていて動揺しているのだけど、あの高揚感と衝撃を忘れないためにここに記させてもらいます。

もう公開終わっているところがほとんどなので大丈夫だとは思いますが、以下念のためネタバレ注意です↓↓


「魔女見習いを探して」は皆さんご存じ(?)おジャ魔女どれみちゃんの20周年を記念した作品で、どれみちゃんを見ていた年齢の異なる3人がひょんなことから出会い、どれみちゃんをきっかけに仲良くなり、人生に抱いていた違和感やもやもやの解決の糸口にどれみちゃんによって気づかされ、前を向いていく・・・みたいな、もうなんともすんばらしいお話でして!!

私、幼稚園の仮装パーティーで市販のコスプレに父親が毛糸でトレードマークのお団子をくっつけてくれたガチのどれみちゃんコスを着ていってたくらい、本当にどれみちゃん大好きっこだったので、
「えーどれみちゃんの映画やるんだ!見に行こうー」
くらいの軽い気持ちで、公開終了2日前とかに駆け込んだんです。

そしたらもうオープニングから号泣。

すごい良い舞台とか見た後って衝撃でしばらく立てなくなりません?
まさにその感じで、見終わった後一周回って放心状態にまで陥って、12時過ぎに終わったからご飯食べて帰ろうと思ってたのに何も食べる気が起きなくて、買う気も起きないままぼーっとウインドウショッピングして帰ったんですよね(ちなみに1人映画でした。1人で見て正解。笑)

これ↓が見終わった直後半べそかきながらスマホに残したメモです。笑

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もう良さはこれらに尽きるんですけど、何が良かったかを簡単にまとめて、そこから感じたことを書いていきますね。

①キャラクターの設定がリアル かつ自分と被る

メインの登場人物は3人。
・帰国子女で戦力だといわれ入社したものの、思ったことを何でも言ってしまう性格から空気が読めないと揶揄され、会社に不満を抱えるOLのミレ(27)
・後ろからついていくタイプの控えめな性格で、それ故に親が教員だという理由で教師を目指して教育大学に入学するも、教育実習で自信を無くすソラ(22)
・両親が離婚して以来会えなくなった父親を心のどこかで思いながら、広島のお好み焼き屋でバイトするフリーターで、完全なヒモ彼氏と別れられずにいるレイカ(20)

くぁー!すごい共感の嵐!!
私は3人を足して割った感じ、特にミレとソラの中間みたいな人間だと思っています。
帰国子女、教育大学、男運の無さ、、、共通点がそれぞれにあって、だからこそ異常に感情移入をしてしまったのだと思います。

②飛躍しすぎず現実味ありまくりな設定

①と被るんですけどね、ストーリーも本当にリアルで。
言っちゃえば漫画の世界だから、全部上手くいってよかったねチャンチャンでも良いわけですよ。でもね、もちろんハッピーエンドではあるけど、そのエンドがエンドじゃないし、しかもそこに至るまでの紆余曲折がすごいあって。

例えば1つシーンを挙げるなら、3人で旅行に出かけた旅先で出会った同い年の男性(実はこの人もどれみファン)にソラちゃんが思いを寄せるんです。でも奥手故にその思いを認めずにいるけど、2人が背中を押してくれて、自分の心の声に素直になれて、告白をするんです。

、、、でも振られるんですよ。しかも、「俺はソラさんが思っているような人間じゃないんです」って!!またこの振り方というか、彼の人間臭さみたいなのが存分に出てて!くぁーーーってなる!!

そのあと女友達3人でべろべろになるまでお酒飲んで、ソラちゃんの目から勝手に涙が溢れてくるところとか本当にもうね、うわぁぁってなる!あるあるだよねぇ、人生そう上手くいかないよねぇって。
でもそれを隣で寄り添ってくれて、一緒に飲んで忘れよう!ってしてくる友達がいるって幸せだよねぇ、みたいな。何もかもが現実味を帯びたよくできたストーリー。

あとハッピーエンドだけどエンドじゃないってのもね、この映画の終わりって、3人が本当にやりたいことに気づいて、その気持ちに素直になって1歩を踏み出したところで終わるんですよ。でもそれって、変な話それが成功するかわからないじゃないですか。でもわからないからいいんですよね。

人生何が起こるかわからないし、だけど「やりたいこと」ってきっと誰にでもあるし、それを見つけてそこに向かっている人って一番輝いているんだよなぁって。きっと上手くいかないこともあるだろうけど、もうこの3人なら乗り越えていけるんだろうなぁ、って観た人に思わせてくれる。

いやぁ、深いんすよ本当に。笑

③テーマが素敵すぎる

冒頭からね、どれみちゃんが「みんなは何になりたいの?」って聞くんですよ。

子どものときって素直で、何にでもなれると思っていたじゃないですか。でもそれがいつしか現実を見る、というか見過ぎるようになってしまって、夢を持てなかったり、持っていてもそれを素直に見つめられなかったり。その無意識のうちに心に置いてしまっていたフタを、どれみちゃんが開いてくれるんですよね。

個人的にすっごい刺さったのがね、さっき載せたメモにもあったんですけど、「みんな魔法使いなんだよ」っていうソラちゃんのセリフ。

「(友達がたくさんいて、みんなに慕われている)どれみちゃんってすごいなぁ、魔法を使っていないのに魔法みたいだなぁって思ってたの。」
「でもそれって、みんな魔法使いってことなんだよ。」
「リーダーシップがあってバリバリ仕事ができちゃうミレさんも、絵が描けるレイカちゃんも、みんな特別な魔法を持っているんだよ!」
(セリフうろ覚え)

、、、深い。

このシーン割とクライマックスの重要なシーンなんですけど、まじでダムに入りかけてたヒビがめきめきと音を立てて崩れました。完全に涙腺崩壊。


こっから感じたこととか思いを書こうと思ってたんですけどね、今読み返してみたら既にめっちゃ長くなってるじゃないの(笑)

てことで一旦今日は終わりにして、2つに分けて書こうと思います。笑

根がオタクなんで、好きなものの話になると熱くなりすぎてしまうんですよね、すみません(笑)
良ければ次回も読んでいただけたら嬉しいです!

あと、もし映画見たよって人いたらぜひ教えてください^^

だーいぶネタバレしちゃったけど、まじでおすすめなので、良かったらDVDとか出たらぜひ見てください(笑)

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