池上彰が大切にしているタテの想像力とヨコの想像力の感想

タテの想像力とは時間を軸に未来を想像し、どのようになりたいか、こんな風になりたいと模索していく力で
将来野球選手になりたいのだとしたらそれまでの練習の過程や、目標の設定をすることでモチベーションを高めていく。

ヨコの想像力は現在の周りの状況や、他者や場所を想像し思いを巡らせていく。例えば被災地で支援物資を送るのに必要なものは
なんであるだろうか相手の環境や状況を想像して送らないと結果的には不要なものとして処分されてしまいます。

日本の以前の教育は皆と同じであること、同じような道を進むことを良しとして出る杭は打たれるではないですが
周りと違った考えや、行動は修正させる傾向にありました。
先生が体験した事や聞いたことが正しいことで、生徒が新しく始めようとすることにたしては前例がないからうまくいかない
だろうと思い先生の聞いた成功体験に導こうとする傾向があったように感じる

同じような人間は出来上がりますが、新しいイノベーションを生み出す環境としてはあまり良くなかったのではないでしょうか
また日本では間違えることは恥ずかしい事という考えが多く、完璧主義なところもあり新しい発想が生まれにくいところもありそうです。

令和の時代には多様性を認め、個性を出していろいろな挑戦をしていける世の中に変わりつつあるように感じます。
どんどん失敗しても次にチャレンジできるような雰囲気を若い時から作っていけるようになれば良いのではないでしょうか
そのためには親や上の世代がドンと構えて若い世代に投資をして失敗してもいいからやりたいことをとことん突き詰めるんだといった
メッセージを送り続けることが大切ではないでしょうか。

こちらの本は現代を生きる私たちに考えさせられる
一冊になってますので皆様もぜひ読んでいただければと思います。

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