墓場の星

僕はこれから何をインプットして
それから何をアウトプットするだろう

孤独という原動力が
唯一無二の感情に繋がるなら

何年も前に離れて
久しぶりに降り立った星は
井の中の墓場の様に感じてしまった

墓場みたいな場所で
変わらぬまま
変われないまま

生ぬるい感性を持ち寄って
自堕落な感性のまま


嘆いていたり
舐め合ったり


なんだかとても悲しくて
寂しい気分になったのは


人も場所も何一つ変わらずに
流行りの歌で右向け右か


遥か遥か遠い昔の呪縛を未だに抱えて
ただ宙を眺めてる


なんだかとても悲しくて
寂しい気分になったのは

もう何年も何年も前に
その星で聞いていた歌声は
最早何も感じなくなってしまったから


変わらないままでいる事は
羨ましいと思うのだけれど

ただでさえ足りない
ありきたりなこの感性が


思考を停止させてしまって
何も無かった様に過ごす日々


感性が始まらずに終わりもしない
そのまま埋もれて枯れていく世界線


それが何より恐ろしくてゾッとした


もう何年も何年も前に居た星は
まるで墓場の様で
離れてから幾星霜に感じたけれど


その星から離れて良かったと
思ってしまったのが
少し寂しいと思った日

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