尾張犬彦

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たまにインターネットの人と会うと「ブログとかnoteの更新まだですか」と言ってくれて、うれしい。最近は何事もあきらめに似た怠惰が覆いつくしてしまって、自分の考えを文章にすることすら億劫になってしまった。私の父親はとても静かな人で、趣味はなく、休みの日も朝に起きて、新聞を読んで、夕方に散歩をして酒を少し飲んで眠るだけで幸せになる人だ。どこにも行かず、たまにスーパーに買い物に行ったりするだけ。同じ道を散歩して、木々や花々を観察して満足していた。家では中国の歴史小説と植物図鑑と世界

    • 京都旅行備忘録②

       前回は昼過ぎに京都に着いてホテルで昼寝してから街に繰り出したのであまり動けなかった。2日目は朝から雨だったから13時までホテルのベッドで横になっていた(??)、何もなければずっと横になれる。生き物としてのニュートラルポジションが二足歩行じゃないってはっきりわかるんだね……。 [注意]今回はいやらしい画像が多いです。特にお腹空いてる人は絶対に見ないでください。  さすがに13時までごろごろしていると元気になるしお腹もすいてくる。そこでパフェを食べにいせはんに行った。  こ

      • 京都旅行備忘録①

         最初に断っておくと、この記事は完全に自分のための備忘録としての機能しかないので、読んでいてもあまりおもしろくないかもしれない……でももう一度京都に行けたなら、また行きたいと思える場所を書いていくので、みなさんの旅行の参考になるかも……でも本音をいえば私は人混みが嫌いなので、みんなに行ってほしくない、みんなには教えたくない。自分だけのものにしたい。でも全世界に公開しちゃう。だってネット中毒者だから……(おわり)。  最後に京都に行ったのは10年以上前で、その時はスマホを持っ

        • おしまい会社というカテゴリー

           にょっす!もういっちょ、にょいっす!  日本にはホワイト企業とブラック企業という2つの会社区分があるけど、実はもう一つカテゴリーがある。それが"おしまい会社"だ。  おしまい会社はブラック/ホワイトの区分とは違い、賃金や拘束時間の基準でカテゴライズされるものではない。(おおむね、低賃金だが、そこまで激務ではない会社が多い) おしまい会社の判別基準はおおむね以下のとおり。 ①会社としてのテイをなしてない →え?これ人が集まってなんかやってるだけで組織とはいえなくない?

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        • 逆噴射聡一郎2016-2017
          1本

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          インドネシア出張日記③

           インドネシア料理において日本の醤油と同じポジションにあるのがサンバル。唐辛子、タマネギ、ニンニクなどを調合して作られる激辛ソースだ。マジで何頼んでも付いてくるし、何も頼まなくてもラーメン屋のコショウみたいに机上に鎮座している。  このようにいくつか種類があるけど、どれも激辛なので同じ!いや、これ本当に私が味覚解像度低太郎とかじゃなくて、ぜーんぶ辛い。それだけ。体感的にタバスコの3倍〜5倍の辛さで、あっこれ無理なやつだ、ってなる。少し多めに食べると次の日ちょっとお腹緩くな

          インドネシア出張日記③

          インドネシア出張日記②

           今回はジャカルタで他の会社の日本人も集まって、現地の人にプレゼンしたりする謎の会に参加した。会の後に打ち上げで日本人たちと話をした。それで私の悪い癖なんだけど、会話のトリガーに自虐を用いてしまう……。とくに初対面だとやっぱり(こんなキモ助キモ蔵の)私が会話を盛り上げなきゃと思ってネタを言うんだけど、ことごとくスベり散らかしたからサンバル(インドネシアの激辛ソース、タバスコみたいなエゲツない辛さだが、どんな料理にもつけて食べる)を全員の目にこすりつけて会場を後にした。(写真の

          インドネシア出張日記②

          インドネシア出張日記①

           日本から7時間半の直行フライトでジャカルタに到着。コロナで出張消滅を期待してたけど特にそんなこともなかった……。空港を出るとものすごい熱気と湿度で、タクシーを待ってる3分の間に汗だくになった。日本の梅雨の一番最悪な日がここでは12月末からずっと続いていると思うと、気持ちの落ち込みがすごいことになる。空港からのタクシーは通常の3倍の料金を請求されたけど、もう抵抗する気力がなかったので素直に払った。  通常業務が溜まりまくっていてインドネシア出張の準備が何一つできなかったので

          インドネシア出張日記①

          インドの水について

           別にインドに限ったことじゃないけど、そのへんの水は危険なので、基本的にホテルの部屋にストックで置いてあるペットボトル水を飲む。今回泊まったホテルは4つ星ホテルがほとんどだった。うちの会社は出張だと1泊9000円まで出るけど、インドでは7500円出せばキレイなホテルに宿泊できるので安心してほしい。5000円以下だと抵抗を感じる可能性もあるので、本当に気をつけた方がいい……  それで4つ星以上のホテルはインド各都市でぜんぶ同じ水が部屋に置いてあった。それがこれ。 5

          インドの水について

          インド出張日記⑦

           よくきたな。おまえはこのインド出張日記が毎日更新されると思い込んでいたから、「あれ、今日は更新されない……もしかして死んだ?」などと思っていたことだろうが、それは完全に違う。おまえはスマッホをポチポチするばかりで自分で考えるのを忘れてしまった。インターネッツに飼い慣らされてREALを見ていない。今日あることは明日もあるわけがない。何度も言うがここは灼熱の砂漠と暴力の地・メキソコだ。そのサボテンの影からナイフを持った男がいつ現れてもおかしくない。そうゆう緊張感をもて。REAL

          インド出張日記⑦

          インド出張日記⑥

           インドのタクシーは流しのものを捕まえるタイプもあるけど、これだと1000%ふっかけてくるので普通はタクシー配車アプリを使う。これはOLAという画面の写真で、来てもらう場所と目的地をあらかじめ入力すると、あと何分でタクシーが来るか、料金はいくらかを画面に表示してくれるので便利。ただ、近くのタクシーがあと何分で来ますと表示されてても、実際は信号待ちや渋滞で遅く来るし、地図アプリ上で場所がわかるはずだけど、けっこうな頻度で運転手からアプリを通して電話がかかってくる。上の画面も

          インド出張日記⑥

          インド出張日記⑤

           インドに来て5日目、もう疲れ果てた。日本人と日本語で話せないのが精神的に厳しい。朝6時に目が覚めてしまって、それからずっとベッドの上でもぞもぞして2時間くらい経過する。外に出たくないという気持ちが行動に表れてしまう。ツイッターを日本語での会話の代替として使ってしまっているため、完全にツイッター中毒と化した。終わった。  そんな時は味噌汁を飲むにかぎる(超展開)。というわけでチェンナイにいくつかある日本食レストランの一つ、HOKKAIDOに来た。店内は真っ白だけど、インドで

          インド出張日記⑤

          インド出張日記④

           今日はプネからインド第4の町チェンナイに来た。タクシーでプネの空港に向かう時に、なぜか私のスーツケースを車の上に結びつけるSTYLEになったのだが、ヒモがそのへんの細いヒモだし、オッサンの結び方も信用ならないし、助手席のシートベルトにはなぜかドラえもんが突き刺さっていたので気が気じゃなかった。タクシーがちょっと揺れるたびに後ろを振り返ってスーツケースが落っこちてないか確認してしまった。  プネ空港はこじんまりしていたけど、いつものようにセキュリティ・チェックは鬼厳しかった

          インド出張日記④

          インド出張日記③

           寝てるあいだずっと胃が痛くて、昨日のヤバいミンティアのせいか、辛すぎるカレーのせいなのか判別つかない恐怖も相まって寝起きは最悪だった。タクシーの予約をしていたので逃げ場がなくて、急いで支度してタクシーに乗った。昼過ぎまで寝ていたい……。  今日はムンバイからプネ(プネー/プーナ)に行く。ハイウェイを使って3時間半ほどの小旅行。初めてのインドのハイウェイは、意外にしっかりした作りだったけど車が多くて80キロ以上は出せない感じだった。途中はけっこう勾配があって、というか普通に

          インド出張日記③

          インド出張日記②

           前日の10時間フライトの疲れと3時間半の軽い時差ボケの相乗効果でよく眠れず、今日の朝は激鬱だった。ごはんを食べてシャワーを浴びて、それでも仕事をしたくなくて、結局ベッドでふて寝してたら約束の時間に絶対に間に合わない事態になった。バカなのか? インド人に連絡したら「大丈夫ですよ、ここはインドですから笑」との頼もしい一言。平謝りして、OLAというタクシー配車アプリでタクシーを呼ぼうとしたけど、エアコン付きのちゃんとした車が近くになくて、仕方なく通りを走っていたオートリキシャを捕

          インド出張日記②

          インド出張日記①

           私に会ったことがある人はご存知のように、私は見た目からしてすでに神経質でノイローゼ丸出しなのだが、(会社の金で海外に行けるの、むしろアリ!)と思って入っ(てしまっ)たおしまい会社で、NOといえない性格が災いしてインド担当に去年の夏からなってしまった。別に取引はそこまで多くないため大変ではないが、年に数回直接出張して、営業をしないといけないのが厳しい。ルート営業ならまだしも完全に新規開拓営業のため、日本人相手ですら拒絶反応が出るのに海外で、一人で、しかもインドって……。そもそ

          インド出張日記①

          しあわせになる生き方

           前回の記事にも書いたが、このnoteは(おれも含めた)おまえたちのような人間が日常生活でしあわせになるためにどうしたらいいかを模索するために作られた。はっきりゆうが、おれたちのような惰弱な人間はこのインターネッツというメキスコの灼熱の太陽のせいで干からびつつある。今やおれたちはインター熱中症でふらふらしながらダニートレホの罠にかかり、最後はサボテンの針に刺さって一生REALになれないまま死ぬのを待つだけだった。だが、21世紀も20年が経過して、おれたちはnoteを手に入れた

          しあわせになる生き方