ノンフィクション中学受験

子どもと2人3脚。令和3年(2021年)に中学受験をする父子家庭のノンフィクション。咲…

ノンフィクション中学受験

子どもと2人3脚。令和3年(2021年)に中学受験をする父子家庭のノンフィクション。咲いても散っても2月までの3年間を記録します。

最近の記事

男女平等なんて程遠いのか?

母子家庭は経済的貧困に陥りやすく、父子家庭は時間的貧困に陥りやすいと言いますよね。これって今の日本社会が相変わらず男女の役割をはっきりと分けてしまっているからだと思うのです。男女平等が言われてずいぶんと経ちますが、男は働いて、女は家を守るという発想が変わっていない。 ※ 私が父子家庭になって、男性が家事育児をする機会が少ないことに気付かされたランキングを発表しますね。 【3位】生鮮食品売場は女性ばかり スーパーの生鮮食品売場で、安くなったお肉を男性と争ったことが無い。

    • 息子に言われてハッとした

      5年生の秋に、私立中学の文化祭巡りをした。 文化祭に行くと、雰囲気を味わえる上に、学校によってはミニ説明会を開催してくれたりして、たいへんありがたい。 ※ 大学附属中学の文化祭に行った日、風呂の中で突然想いを語り始める小学5年生。「やっぱり、楽な進路を選ぶのじゃ無くて、頑張れる進路を選ぶのがいいよね。」って。これには、こちらが目の覚めた。 どうやら、毎朝小テストがあってタイヘンだけれど、スポーツも頑張れる環境があることを指していたみたい。大学の附属だから楽に進学できる

      • お迎えは絶対に欠かさない

        塾帰りに母親が迎えに来ず、家に帰ってみるとリビングで倒れていたという衝撃的な体験をしてしまった息子。暗い中、塾から一人で帰るのは恐いと言う。まぁ、当たり前だよね。そんなこんなで、あの日からお迎えに行くことを欠かしていない。 ※ だからCOVID-19が流行るまでは、よく塾の受付に顔を出していた。そうすると、塾の先生が子どもと話すのを聞いたり、先生とたわいもない話しをする機会も増えるわけ。 ※ 逃げずにちゃんと問題に向きあっていたら、ちゃんとできるようになるから、先生を

        • 大人になっていく過程

          小学生高学年って大人になっていく過程であって、スポーツも、創作活動をするのも、勉強も吸収力が凄まじいゴールデンエイジだと言われる。 とはいえ、ある一時期に同級生が一斉にゴールデンエイジを経験するのではなくて、身体の成長や精神的成長度合によって人それぞれ時期は異なるもの。 ※ 我が子は、早生まれ予定だったところ、小さく早目に生まれてきたこともあって、少し中学受験対策のスタートを遅くした。 4年生の4月から2科目で通塾開始。夏期講習から4科目へと段階を踏んだ。それまで、学

        男女平等なんて程遠いのか?

          PDCAサイクルそのに

          ひとり暮らししている時に、味噌汁を作っている最中に、100円ショップで買ったおたまの柄が抜けてから、ほとんど料理をしなくなった。料理が得意な妻と結婚してからも、ほとんど手伝うことはなかった。 だから父子家庭になってからとっても苦労した。 ※ 当たり前だけど、人間って出来ることしか出来ないと思う。けれど工夫して、出来ることを増やす努力をする。出来ないことを無理にやっても、無理なものは、たいてい無理だよね。 ※ 工夫していくと、自然とこうなる。 P: ごはんとお味噌汁

          PDCAサイクルそのいち

          4年生の夏期講習から、4科目全て受講する。夏休みは、通学や宿題に費やす時間が減るから、チャンスだもんね。 ※ 当たり前だけど、人間って出来ることしか出来ないと思う。けれど工夫して、出来ることを増やす努力をする。出来ないことを無理にやっても、無理なものは、たいてい無理だよね。 ※ 工夫していくと、自然とこうなる。 P: 無理なく通塾できるのは2科目かなぁ D: 実際に通ってみよう C: 通塾と宿題が生活の一部になってきた A: 4科目にしても大丈夫だろうなぁ

          PDCAサイクルそのいち

          父親はライバル

          男の子っていう生き物は、母親が大好きで、褒めて貰いたくて仕方がない。父親のことを、母からの愛情を分けあうライバルくらいに考えている。 ※ 母親に頼ることが物理的にできなくなるまで、父親から勉強を教わることが好きではなかった。教わることで、何か敗北したような気持ちになっていたのだろうと思う。勉強机はリビングに置いている。でも、声をかけずに見守るのが常だった。 ※ 妻が帰らぬ人となってしまってから、状況はガラリと変わるのだけど。こんなことになるくらいなら、ずっとライバルで

          根拠の無い自信

          練習しなくても、スポーツができるはず。勉強しなくても、テストの点が良いはず。我が家の小学4年生は、本気でそう思っていた節がある。テレビに出てくるヒーローと同じだと考えていた。 ※ 小学4年生の4月。この時点では自分のイメージと実力にかなりの差があるのは明らかで、ソフトランディングしないと危険な気がした。だから、4科目ではなく、2科目受講で週2日通塾を始めた。 同時に、幼稚園から続いていた体操教室を卒業した。幼稚園から小学生に上がるときの精神安定剤だと考えていたから、十分

          偏差値43からの始まり

          タイトルに書いたことは嘘なんです。 ※ 話は遡って2018年1月、初めて受けた「日能研全国テスト」という名の入塾テスト。今の学力を把握したくて、半分冷やかしで受けた。だから、通うには少し遠い、試験が終わるのを待っている間ショッピングを楽しめる校舎。この手のテストは初めてだったけど、なんとなく、ある程度は点数取れるんじゃないかと思っていた。だけど結果は全受験者の8割以下の順位。入塾をお断りされた。この時点で通塾するつもりは無かったけれど、塾側から断られる現実は考えていなかっ

          偏差値43からの始まり

          顔を上げる

          サッカースクールで顔を上げよう!と声をかけてもらう。プレーで仲間や相手の意図を察知し、動くために顔を上げる。不思議なことに、顔を上げてプレーが良くなると、私生活でもうつむかなくなった。 「ママもきっとニコニコして楽しく過ごしてほしいと思っているはずだよ。」 いつしか、子どもが学習机の前に紙を貼っていた。鉛筆で「おもいっきり たのしめー!!」と書いてある。これなら前に進むことができるかもしれない。少しホッとした。

          平成31年3月20日

          17:49 TO「ごめん🙏今日はお迎え間に合いそうにない🐑💦」RE「はーい、お迎えいきますよー」 19:28 FROM「帰ります❗」「パパがお迎え?ママがお迎え?」TO「ママがお迎えだよー」「パパもこれから帰るよー」 20:05 TEL「ママが迎えに来ないから家に一人で帰ったけど、鍵がかかっていてピンポン押しても出てくれない。」「パパも急いで帰るけど、じぃじとばぁばに電話して、家に来てもらって。」「わかった。」 FROM「何時くらいに家につく?」TO「21:00くらいに