朝日中退予防ネットワーク事務局

若者が大学や専門学校、高校から中退することなく、豊かな学びを享受して、自らのキャリアを…

朝日中退予防ネットワーク事務局

若者が大学や専門学校、高校から中退することなく、豊かな学びを享受して、自らのキャリアを着実に築けるような社会を作りたい――。そんな思いを持った学校・教育関係者が集うオンライン上の研究会です。 http://t.asahi.com/wjm1

最近の記事

「高校中退」について考える。

朝日中退予防ネットワークでは、若者が豊かな学びを享受し、希望あるキャリア形成ができる社会をめざして、積極的な進路変更ではない、あえて言うなら「学校に満足できないままの中途退学」を未然に防いでいくための知見を集め、社会に還元したいと考えて活動しています。大学や専門学校においては、中退は経営課題とも直結し、多くの研究/実践がなされています。我々のネットワーク内でもそれらの知見の共有、意見の交換ができ、目指す方向へ向かっていっている実感が持てます。 しかしながら、「高校中退」の領

    • 「進路選択のミスマッチ―15年後に後悔しないために」 倉部史記さん(NPO法人 NEWVERY理事)に聞く

      高校生が進路選択をする時に起きる「ミスマッチ」――。保護者や先生が本人のために良かれと思って勧めた進路が、必ずしも本人の望むものとは限りません。私たちは、高校生の本当の声に耳を傾けているでしょうか。大学進学後に中退の原因となる「ミスマッチ」について、高校と大学の学びをつなぐ「高大接続」に取り組み、「NPO法人NEWVERY」で理事を務める倉部史記さんに聞きました。そこで、そもそも中退の実態が社会に知られていない現状が浮き彫りになりました。「受験」がゴールじゃない、「就活」

      • 「人生のハンドル、自分が握っている」   ~嘉悦大・白鳥教授に聞く

        嘉悦大学教授の白鳥成彦先生は、AI技術を使って、中退の予防につながる教学施策を研究なさっています。白鳥先生が日頃考えていらっしゃる中退問題や大学のあり方などについて伺うため、天気の良い4月のある日、研究室を訪ねました。緊急事態宣言前だったこともあり、キャンパス内には学生さんの姿も少なくなく、すれ違う学生さんと白鳥先生が交わす何げないやりとり、笑い声、表情などなどから、改めて、学校に通うことの大切さを感じた日にもなりました。 -------- 白鳥成彦(しらとり・なるひこ)

        • 若者の未来支える社会めざして

           日本ではいま、2人に1人が大学へ進学する時代となりました。高校進学も高度成長期を経て96%台で推移し、教育大国、と言っても過言ではないでしょう。しかしその一方で、毎年、大学や専門学校、高校を退学する学生・生徒が一定数、います。  「学校」の外に目を向けてみましょう。「非正規雇用」「ネットカフェ難民」「ひきこもり」などなど、困難な状況に陥った若者のニュースがあふれています。一人ひとりの事情は様々かもしれませんが、社会として、困難な状況に陥ることを防ぐ手立ては考えられないもので

        「高校中退」について考える。