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「高校中退」について考える。

朝日中退予防ネットワークでは、若者が豊かな学びを享受し、希望あるキャリア形成ができる社会をめざして、積極的な進路変更ではない、あえて言うなら「学校に満足できないままの中途退学」を未然に防いでいくための知見を集め、社会に還元したいと考えて活動しています。大学や専門学校においては、中退は経営課題とも直結し、多くの研究/実践がなされています。我々のネットワーク内でもそれらの知見の共有、意見の交換ができ、目指す方向へ向かっていっている実感が持てます。

しかしながら、「高校中退」の領域では、そのことを社会課題として認識され、学校現場で頑張っていらっしゃる先生方は確実にいらっしゃいますが、なかなかオンライン上で横のつながりを作る事ができていません。

当ネットワークではそういった高校の教育関係者の方々とつながっていく事をめざして、コラムを発信したり、オンラインセミナーなどを開催していきます。

今月は、都立高校の中退者追跡調査から見えること

今月は東京都教育庁主任社会教育主事の梶野光信さんにコラム「生徒個々のニーズに対応した教育支援の視点―高校中退を未然に防止するために」を書いていただきました。2012年、都立高校を中途退学した生徒本人を対象に実施した「都立高校中途退学者等追跡調査」をベースに、中途退学理由やその背景などを分析し、「高校教育制度の多様化だけでは対応できない」現実についてお書きになっています。是非お読みいただき、ご関心を持っていただけましたら、下記のオンラインカフェにもどうぞご参加下さい。

■6月19日(土)15時~ 「なぜ高校中退が起きるのかーー都立高校の調査から見えてきたこと」(ご参加は以下のURLからお入り下さい)

https://zoom.us/webinar/register/WN_mniuJKcWSv2rGpceyIu7sQ

梶野光信(かじの・みつのぶ) 東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程終了後の1994年、東京都教育委員会に社会教育分野の専門職として採用される。2012年、都立高校の中途退学者と進路未決定卒業者を対象とした初の追跡調査を担当。また、中退防止のため、学校の組織の中に入り込みながらアプローチをしていく「ユースソーシャルワーカー(YSW)」という専門職を都教委非常勤職員として学校に派遣する取り組みに関わった。 専門は社会教育行政、青少年教育。

#朝日中退予防ネットワーク
https://www.asahi.com/sports/events/non-dropouto/



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