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自社のユーザー会振り返りと意義を考えてみた #イベントマーケアドベント

皆さん、はじめまして。コンテンツマーケティング・SEO対策ツール「 ミエルカSEO 」のマーケティングを担当している、(株)Faber Company 清水と申します。イベントマーケティング Advent Calendar 2023 9日目を担当します。

弊社ではウェビナー、展示会、ユーザー会などのイベントマーケを中心に、リード獲得とファン化に向けて奮闘しています。ぜひ繋がっていただけたら嬉しいです!( @_ayanoshimizu

ここでは弊社が大切にしているユーザー会 "ミエルカユーザー会" の振り返りと意義について書きたいと思います。


ミエルカユーザー会について


ミエルカユーザー会とは弊社ブランド「ミエルカ」シリーズのサービスを利用いただいているユーザー様限定のイベントです。2017年頃から年に数回ペースで実施しており、現場ではユーザーさまの貴重な活用事例やノウハウをシェアいただいています。
X(旧:Twitter)で、#ミエルカユーザー会 と検索いただくとユーザー会のツイートが出てくるので、よろしければ覗いてみてください!

ユーザー会の目的



弊社のユーザー会の目的は2つです。

・仲間を作る(ネットワーキング)

"Web担当者は孤独だ"という表現をすることがあります。
企業にもよりますが元々マーケティング部は、他部署に比べ人数も少ないと思います。私も孤独です。(笑)
そこで社内外関係なく同じ悩みや課題を共有できる場を提供できたらいいのでは?と考え、このコミュニティが立ち上がりました。
ユーザー様同士が”横の繋がり”を作れる、貴重な機会としてご好評いただいています。

・ファンを増やす

ユーザー会を通じて自社サービスのファンになってもらうことです。
イベント当日はユーザー様による機能の活用ノウハウなどをシェアいただくのですが、そのほかにも機能開発ワークショップも行い貴重なフィードバックをいただく機会にしています。
こちらは引き続き言語化が必要ですが、ユーザー会におけるファン化を”何回も足を運んでくれる”とし、連続で2回以上参加いただくのを目標としています。

ちなみにWikipediaではファンについて以下のように定義されていました。

特定の人物や事象に対する支持者や愛好者のこと。「熱狂的な」を意味するファナティック(英: fanatic)の略。

Wikipedia

皆さんが自社サービスのファンを増やすために行なっていることがあったら、ぜひ教えてください…!

ユーザー会で工夫していること


ユーザー会で工夫していることは主に4つです。

1. ノベルティ

2022年のノベルティ


2023年のノベルティ

社内やSNSのシェアを目的に、見た目にこだわっています。
仕事中に使いやすいタンブラーやマグカップ、お土産話とともに社内で配れるようなお菓子、コーヒーパックなど使うシーンを想定しています。

2. オンライン / オフラインどちらかに振り切る

オンラインとオフラインは全く別物のイベントだと思っているので、それらの特徴を活かすべくどちらかに振り切るのを意識しています。ハイブリッド開催も集客の観点だと良いのですが、コロナでオンラインを経験している今、よほどの目的がない限り足を運びにくくなっているのではないかと思っています。

3. 全体集客と個別集客、情報解禁のタイミング

集客は基本メルマガで行いますが、申し込み数と参加率を上げるために担当のCS・営業からMTGや電話、メールで直接ご案内してもらうようにしています。この場合仲の良いユーザー様はもちろん、普段お会いできていないユーザー様との会話のきっかけになるので、テーマの1つであるファンになっていただけるきっかけを創出できます。
情報解禁に関しても、ただ「ユーザー会やるので来てください!」メールではなく「〇〇に登壇いただきます!」「〇〇のコンテンツ開催決定!」と情報を小出しにしています。
そのおかげで、このコンテンツに参加したいから申し込むという特定の内容に興味を持っていただける=足を運んでいただけるきっかけが生まれました。

4. 当日のプログラム構成

比較表にもまとめましたがオンラインはいかに離脱させないかオフラインはいかに最初から足を運んでもらえるかを意識しています。
ユーザー会ではその開催時期にホットな話題(GA4、AIなど)を1つ取り上げますが、オンラインは最後にオフラインは冒頭に持っていき参加率を上げる工夫をしました。
休憩時間も長めに取るのも重要だと思っています。余談ですが、11月上旬に行った海外カンファレンスでは、1セッションごとに休憩が30分もありました…!
意外にも休憩が長い方が次のセッションが始まったタイミングで切り替えられたので、詰め込みすぎない工夫も必要なのかもしれません。

ミエルカユーザー会を時系列で振り返る


2020年から始まったコロナをきっかけにオンライン(2020年~)→ハイブリット(2022年)→オフライン(2023年)にシフトしていきました。
未来の自分のためにも時系列で振り返ろうと思います。

オンライン開催(2020~2021年)

セミナーでは"ウェビナー"という言葉が定着していますが、この時期はどの企業もオンラインに切り替え始めたタイミングで試行錯誤でした。
ユーザー会もオンライン開催に切り替わり、"参加者数と情報量"を目的に開催を1日限定から3日間へ増やしてみました。

オンライン開催に切り替わって初のユーザー会KV

ユーザー様だけではなく外部からゲストもお呼びし、3日間で延べ300名以上のユーザーさまにご参加いただきました。

一方でオンラインで一体感が出ないことが課題に挙がり、翌年は「Ovice」というバーチャルオフィスのプラットフォームで、自身のアバターを動かしながらコミュニケーションを図ってみました。
実際の様子が以下の図なのですが、大学の講義室みたいな感じで面白かったです!

オンラインはオンラインなりの楽しみ方を見つけ、いつの間にか「どこでも参加できる」が定着されてきたと思います。

苦戦したハイブリット開催(2022年)

コロナも収束し始めオンラインかオフラインかをギリギリまで迷った2022年。1,2日目をオンライン、3日目をオフラインといった3日間のハイブリット型を試してみました。

結果ユーザー様に満足いただけたものの…予想以上にオンラインが定着していたために、運営側としては以下のような課題が残るイベントになりました。

課題① コロナ前に比べ集客数は6分の1に
課題② 途中参加の方が多い
課題③ ハイブリットのためどちらの特徴も薄まる

そもそも現地に足を運ぶ概念も薄まっていたために、オフラインで開催する意義を考えるきっかけになりました。
オフラインで集まらなかったらどうしよう…という不安から、ハイブリット開催にしたのも課題の1つ。ハイブリットにすることで開催目的が複数になってしまうのと、オンラインで視聴できるからいいや状態になり、現地に足を運ぶきっかけも薄まったのだと考えています。
とはいえ、ユーザー様とはコロナ禍の取り組みに共感しあったり機能・サービスの要望を丁寧にいただけたりと、直接フィードバックをいただけるありがたさを実感しました。

昨年のユーザー会レポートです↓↓


形を取り戻してきたオフライン開催(2023年)

ミエルカユーザー会の軸となる"交流""ファン化"に改めて焦点をあて1日限定のオフライン開催にしたところ、昨年から参加者数は約2倍の100名に、平均満足度も10点満点中8点以上という結果となりました。コロナあけもあるからか今回は約70%が初参加でした!
「リアルイベントはやっぱり有意義だ」「社内だと相談できる人がいないから同じ悩みを持った仲間がいて安心した」などのコメントをいただき、昨年よりもさらにオフラインを希望する方も多いなと感じています。

今年のユーザー会レポートです↓↓

オンライン / オフラインを経験してみて


オンライン、オフライン両方やってみて私なりにまとめた"ユーザー会における"それぞれの特徴を比較してみました。
私の中ではオンラインとオフラインでは同じイベントでも目的が異なるという結論に至りました。
どちらにも良さがありますし、やり方次第だと思いますが、ミエルカユーザー会の場合はユーザー様同士の交流や情報交換を目的としているので、オフラインが適していると考えています。


ユーザー会では、ユーザー様のリアルタイムな悩みや機能に対する意見を直接いただけるので、サービス開発や改善・CS活動が独りよがりにならないのが最大の意義だと思っています。
今後は規模を広げオフラインを中心に開催し、コロナ前の300名規模のユーザー会に戻すことが直近の目標です。

最近大阪でもユーザー会を定期開催するようになりました。ユーザー様がいてこそのミエルカだと思うので、全国のユーザー様に会いに行くを野望にミエルカユーザーのコミュニティを大きくしていきます!

最後に…今年もお疲れさまでした & 宣伝させてください


今年は特にウェビナーにも力を入れまして、数えてみたら1年で141本開催していました。
SEO・コンテンツマーケティングを中心にマーケティングに関するセミナーをほぼ毎日開催しています。
よかったら覗いてみてください!↓↓


明日は萩野さん( https://note.com/mone_hagino/ )の記事です。大型カンファレンスの企画運営プロセスを公開してくれるんだとか…!
引き続き「 #イベントマーケアドベント 」をお楽しみください。






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