日記: 受け継ぐもの

深夜の電車で見た光景

中学1年生くらいの男女グループ5人の子達がホームに降りた時だった
同じに車両にいたサラリーマンがその子達に向かってペットボトルを投げつけた
すぐにドアが閉まって目の前で見ていた私は驚きを隠せなかった

多分、そのペットボトルはその子達の物だった
空になったペットボトルを置いて電車を降りたことに腹がたったのか
それとも電車で騒がしくて注意したかったのか

理由は分からないけど、その状況よりも怖いものを見ました

【ペットボトルを投げつけたサラリーマンの目】と
【ペットボトルを投げつけられた子達がサラリーマンを見る目】が同じだったこと

あの瞬間にあの子達がサラリーマンから受け継いだ気持ちは恨みや憎しみで満ちていて
それはこの子達が立派な大人になった時も続くと思った

たった一瞬の出来事はしっかりと受け継がれ世界を作り歴史になる
未来が怖くなった
明るい未来を生きたいのに。。
子供達に笑っていて欲しいのに。。
お手本になる大人でいたいのに。。

理由はあったと思う
でも、私はせめてあのペットボトルを差し出す大人になりたい
その子たちに罵倒されてもしっかりした強い目で伝えていきたい
この気持ちを受け継いでほしい


こんな小さい出来事で大きい気持ちを自分勝手に抱えて
明日も息をします

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